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本演習では、2年次に学んだ内容をふまえながら、実際のフィールド(現地)での調査を通して、平和学の視点や調査の方法を身につけていきます。平和学とは、戦争や暴力のない社会をどう築いていくかを考える学問であり、そのためには現場に足を運び、人びとの声や暮らしを丁寧に見つめることが大切です。演習ではまず、自分の関心に基づいてテーマを設定し、そのテーマに合った調査方法を考え、実際に調査を行います。調査の結果は、報告書や資料としてまとめ、他の人にわかりやすく伝える力も養っていきます。こうした一連の作業を通して、自分の問題意識を深め、将来の卒業論文で取り組むテーマを見つけていくことが目標です。この演習は、ただ知識を学ぶだけでなく、自分の足で調べ、考え、まとめる力を育てる実践的な学びの場です。現場での経験を通して、社会の中にあるさまざまな課題に気づき、自分なりの問いを立てていく力が身につきます。調査や報告書づくりは大変なこともありますが、その分、学びの手ごたえも大きくなります。卒業論文につながる大切なステップとして、積極的に取り組んでいきましょう。

