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この授業は、沖縄戦体験者の証言を中心に、現代日本の平和思想と世界の非暴力思想を比較・探求することを目的としています。近現代のアジアと沖縄の歴史は構造的差別を抱えており、沖縄というマイノリティ社会から世界を見渡すことで、戦争だけに限らないグローバルな平和思想を考えるきっかけになります。民俗学的な視点から戦前の暮らしを学び、時代が変わっても人々にやさしい平和思想を共に考える姿勢を養います。
授業では「沖縄戦を知らない」という前提から始め、証言や資料を通して歴史を深く掘り下げます。到達目標は三つあり、①沖縄戦の実相を理解すること、②武器を持つ平和思想と非暴力思想を国際的に比較し、自らの平和思想を考えるきっかけを得ること、③社会の中で他者を認め、自分の立ち位置を見つけることです。
この授業を通じて、沖縄戦を学びながら、社会的課題に向き合う平和思想を自ら構築する力を養うことができます。

