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公開講座

第3回「沖縄の『風土病』の歴史:            人文学からのアプローチ」

開 催 報 告

2024年度 うまんちゅ定例講座
第3回「沖縄の『風土病』の歴史:人文学からのアプローチ」下記の通り開催いたしました。

■担当講師:市川 智生(総合文化学部 社会文化学科 教授)
■日  時:2024年7月6日(土)14:00~16:00
■場  所:沖縄国際大学 3号館 3-203教室
■受講者数:40名

✿講座概要✿
 医療社会史(Social History of Medicine)の研究成果を基に、みなさんが暮らす地域の実例に即して議論しました。かつての沖縄は、マラリアやフィラリアなどのいわゆる「風土病」が蔓延する地域として知られていました。これらが、社会の発展にどのような影響を与えてきたのか、そしていかにして克服されたのかを考えました。新型コロナウイルス感染症による社会生活の変化を経験した現在、感染症の歴史について考えるきっかけを提供できればと思いました。


2024年度第3回 開催報告

✿受講者の皆さまからのご感想(一部を抜粋してご紹介します)✿
●「マラリアのことは聞いたことがありましたが、フィラリアのことは初めて聞きましたので大変勉強になりました。ありがとうございました。」
●「大変興味深く拝聴しました。素晴らしく分かりやすい大局と、細かいデータが上手くまとまっていた。」
●「風土病についてはよく耳にしていたのですが具体的には理解していませんでした。マラリアとフィラリアへの対策のちがい、特にフィラリア対策に至るまでの過程、住民参加型に興味を持ちました。学者、研究員、住民との協力があっての制圧など。この歴史を理解することができました。」


ご受講いただきました皆さま、誠にありがとうございました。