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公開講座

第5回「琉球史研究の叙述の変遷:            通史と市町村史」

開 催 報 告

2024年度 うまんちゅ定例講座
第5回「琉球史研究の叙述の変遷:通史と市町村史」下記の通り開催いたしました。

■担当講師:深澤 秋人(総合文化学部 社会文化学科 教授)
■日  時:2024年7月27日(土)14:00~16:00
■場  所:沖縄国際大学 3号館 3-203教室
■受講者数:56名

✿講座概要✿
 琉球史研究について、1980年代から2010年代に刊行された通史と市町村史に注目し、お話ししました。まず、画期となった通史の各論考のテーマなどを比較しました。次に、市町村史のなかでもいわゆる文献資料集を取り上げました。『西原町史』『宜野湾市史』などの成果と背景に触れるとともに、『名護市史』の取り組みの特徴について紹介しました。読み手への歴史の伝え方(叙述)について、会場の皆さんと対話できればと思いました。

2024年度第5回 開催報告

✿受講者の皆さまからのご感想(一部を抜粋してご紹介します)✿
●「歴史研究の基礎資料について理解することができ、興味深い講義内容でした。」
●「地域の歴史から全体史を照射する」研究が、これから積み重ねられていくことを楽しみにしています。」
●「琉球の王府や間切における資料はまとまりで残っているものが多くない中で、地域単位で保存されていた通史などの資料は、詳細な記述やほかの資料で補完して読み取れるということを知ることができ、大変興味深く感じました。」


ご受講いただきました皆さま、誠にありがとうございました。