第9回「世界・アジアのなかの沖縄:文化人類学の役割」
開 催 報 告
2024年度 うまんちゅ定例講座
第9回「世界・アジアのなかの沖縄:文化人類学の役割」を下記の通り開催いたしました。
■担当講師:石垣 直(総合文化学部 社会文化学科 教授)
■日 時:2024年10月26日(土)14:00~16:00
■場 所:沖縄国際大学 5号館 5-106教室
■受講者数:50名
✿講座概要✿
世界の諸地域を対象として人類文化の多様性や共通性を明らかにしてきた「文化人類学」は、「異文化理解の学問」とみなされてきました。しかし、沖縄文化研究は歴史的に、郷土研究としての「民俗学」と国内の特殊地域に対する「文化人類学」(含:民族学、社会人類学)が交錯する場所にありました。本講座では、沖縄に関する文化人類学研究の歴史を概観した上で、現代沖縄において文化人類学が果たす役割について考えました。

✿受講者の皆さまからのご感想(一部を抜粋してご紹介します)✿
●「文化人類学としての各切り口からの研究アプローチの動向など、数多く紹介していただき、新しい知識として得られた。」
●「私が普段触れている芸能を考えたとき、昔の琉球人の考えがうまく表現されていると、より考えることができた。」
●「沖縄県で生まれ育ち、オキナワというアイデンティティを持って生きてきました。学校教育が西洋、アメリカ、日本のことしか学ばない、という視点がとても新しかったです。日本の中での沖縄ではなく、世界からの沖縄はどのように成り立ってきたのか、もっと知りたいなと思いました。」
ご受講いただきました皆さま、誠にありがとうございました。