沖縄経済環境研究所は、2009年4月に設立されました。国際的・学際的な立場から沖縄という島嶼地域をフィールドに、経済や環境に関する共同研究を行い、学問の研究発展と同時に、その成果を地域住民と共有することを目指しております。復帰から40年、その間に一世代の時を経て、沖縄は様々なノウハウを培ってきました。特に、復帰後は観光や情報産業などの戦略産業が大きな役割を担いつつあります。しかし、本土との経済格差や高い失業率は未だ解消されておらず、さらに大規模な地域開発に伴う環境破壊や地球環境問題、島嶼としての不利性、また、米軍基地の存在による不利益など課題が山積しております。すなわち、自然環境の保全と経済発展との両立、いわゆる持続可能な社会の構築が求められています。当研究所は、産官学のネットワークを形成し、地域社会に広く貢献することを目的に、シンポジウムや講演会・研究会などを行っています。