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経済学部 | 地域環境政策学科

経済の視点から地域と環境を考える!

地域の経済問題を探る「地域経済」と人間社会にとって望ましい環境水準を作りだすための政策である「環境政策」の両分野を融合させ、経済学を基礎に、環境の保全と資源の利用やあり方について理解を深め、地域社会に貢献できる人材の育成を目指します。

経済学を基礎に多様なカリキュラムと充実した外国語・情報教育

  • 科目の自由かつ柔軟な選択による進路の探求
  • 沖縄、日本、世界の最新の経済動向と環境問題を学ぶ
  • 体系的なカリキュラムによって経済学の基礎理論と応用・実践を学習
  • 地域経済と環境経済を考える広く深い視野を育成
  • 国際化・情報化に対応した実践的な科目を配置
  • 資格取得支援科目の提供
  • 大学院地域産業研究科との連携による教育研究の充実を目指す
宇良 有加 地域環境政策学科 4年次 (首里東高校出身)
宇良 有加 地域環境政策学科 4年次 (首里東高校出身)

先生から見るOKIU

地域経済や環境政策に関する理解を深める学びと出会いのステージ!

学科の魅力と個性は?
根路銘もえ子 教授

地域環境政策学科
根路銘もえ子 教授

地域環境政策学科では、島嶼県独特の沖縄の環境と経済に関する知識や考え方を学びます。そのために様々な専門分野の講師陣が揃っています。講義としては、「地域セミナー」などのフィールドワークを取り入れた講義を設け、実際に自分の目で沖縄の環境・経済・産業について学ぶことができるのも魅力の一つです。また、環境・経済関係の資格取得に結びつく講義に特色があります。さらに、沖縄という地域に根ざした企業への就職サポートも万全です。地域環境政策学科には様々な個性を持つ学生がおり、実に多様性に富んでいます。全体的にいえることは、「元気があって、明るい学生が多いこと」です。学生が、本学科で勉強したことを「ecoクラブ」や「コネクションプロデュース」などのサークル活動に活かしています。本学科では皆さんの知的好奇心を満たしてくれる先生方を始め、様々な出会いが待っています。その出会いを糧に是非ステップアップを!

学生から見たOKIU

目的を持った熱い仲間と一緒に、笑顔でやり抜く充実感を満喫中。

呉屋 光祐 地域環境政策学科 4年次 (北中城高校出身)

呉屋 光祐 地域環境政策学科 4年次 (北中城高校出身)

釣り好きで幼い頃から海を見ていて、地域での海の透明度の違いに気づいたのが環境に関心を持つきっかけでした。この学科はハブクラゲやオニヒトデなど海の危険生物の生体を学んだり、ゼミでは地理情報システムMANDARAで地図作成をしたり、他学科にはない面白みがあります。環境への意識が高い仲間も多く、刺激になります。尊敬する父からのアドバイス「きつい時ほど笑顔で」を忘れずに、いろんな活動に励みたいです。

自分に自信がない私を成長させてくれた、先生や仲間との出会いに感謝!

勝連 瑠莉子 地域環境政策学科 4年次(那覇西高校出身)

勝連 瑠莉子 地域環境政策学科 4年次(那覇西高校出身)

山川ゼミに所属してる女子は私だけなんです。でもそんなことも気にならず、マングローブ周辺の生物調査やサンゴのグループワークができてとても楽しいです。泡盛学という授業があったり、実験室があるなど、この学科は大学の中でもユニークかもしれませんね。学祭実行委員会の活動では人を動かす苦労を知り、県内外のインターンシップでは環境や地域のためになる仕事をしたいという思いが強くなりました。

生活に根ざした学びを得られ、知識欲や将来の選択肢が増えて面白い。

津覇 実史 地域環境政策学科 3年次(球陽高校出身)

津覇 実史 地域環境政策学科 3年次(球陽高校出身)

経済を学びたかったけど、論理や仕組みなどの専門的な知識だけでなく、生活とどのように関わっているのか学びたくてこの学科を選びました。地域セミナーや環境科学はとても興味深くて、経済と地域、環境の関連性がわかりました。大学ではいろんな人と話す機会が増えて人見知りを克服、話す力が身につきました。将来は地元の町役場で働きたいと思っています。恩返しの意味も込めて、若者パワーで地元を活気づけたいです!

地域環境政策学科カリキュラム

本学科では、地域の経済・環境問題の経済的解決法について学ぶ「地域経済学」と「環境経済学」を専門必修科目として提供します。「演習I」では関心に合わせてゼミが選択でき、「演習II」では、学生の調査・研究の成果を卒業論文としてまとめます。さらに専門選択科目を履修することによって、沖縄の地域経済問題と地域環境問題について学び、それらに関わる施策に必要な実行・調整・評価を考察し、地域社会に提言する能力を養います。本学科のカリキュラムにより、幅広い教養を身につけることができます。

地域環境政策学科 (専門科目一覧)

1年次 2年次 3年次 4年次
専門必修科目 基礎演習
情報リテラシー演習
環境統計学I
経済学入門I・II
地域セミナーI・II
地域経済学I・II
環境経済学I・II
演習I 演習II
専門選択科目 経済数学I・II
経済地理I・II
環境統計学II
簿記原理I・II
人文地理学概論
人文地理学特講
自然地理学概論
自然地理学特講
地誌I・II
情報処理概論
環境科学実験
ファイナンシャルプラニングI・II
プログラミング演習
エコビジネス論
外書講読I・II
生態学概論
土壌学概論
アジア経済と環境
環境文化論
人口食糧論
統計情報処理I・II
産業と環境
地域経済書講読I・II
経済学史I・II
農業と経済
環境資源論
島嶼環境論
近代沖縄経済史
現代沖縄経済史
環境政策書講読I・II
地域財政論I・II
集落地理論I・II
農業と環境
環境教育論
行政学
行政法I
環境法
ミクロ経済学I・II
マクロ経済学I・II
社会科・地理歴史科教育法
社会科・公民科教育法
沖縄社会統計論
経営学I・II
インターンシップI・II
キャリアデザイン論
社会調査論I・II
環境政策論I・II
交通と環境
エネルギーと社会
沖縄経済論I・II
廃棄物論
環境会計
地域開発論
環境アセスメントI・II
情報産業論
社会調査演習
政策金融論
環境政策特別講義I・II
国際経済論I・II
労働経済学I・II
社会科・地理歴史科教育法演習
社会科・公民科教育法演習
都市経済論
交通経済論
公害概論
環境経営
環境評価入門
情報社会論
地理情報システム論I・II
不動産評価論
観光経済論
産業連関論の基礎
島嶼経済論I・II
地方自治法
都市環境論
環境評価実践論
観光情報論
地域経済特別講義I・II
計量経済学I・II
金融論I・II
経済政策総論I・II
証券市場論I・II
国際金融論I・II
産業連関論の応用
公共経済学
卒業論文

卒業必要単位数

共通科目 30単位以上 ※英語I・IIを含む外国語8単位 環境科学I・IIを含む
専門必修科目 32単位
専門選択科目 46単位

合計 124単位以上 ※計108単位を含む

カリキュラムピックアップ

地域セミナーI・II

環境問題、地域経済を本質的に理解するためには、問題意識をもってフィールドに出て、観察、調査することが重要です。「地域セミナー」では野外実習と屋内での分析・データ整理とを通じて、実践的なアプローチの基礎を学びます。

キャリアデザイン論

沖縄県キャリアセンターとの連携講義。卒業後の「就職」に万全のバックアップをしています。

環境政策論I・II

近年の環境問題は、地球規模へと拡大しているのが現状です。そのため将来世代の持続可能な発展が求められ、環境政策が重要とされています。「環境政策論」では環境問題全体を考え、理想的な環境政策とは何かについて探ります。

沖縄経済論I・II

沖縄は、日本の中で歴史も風土も異なるユニークな地域です。その沖縄の経済と産業について、その成り立ちと、現状と課題を考えましょう。沖縄に住み、沖縄で暮らす我々は、そのような沖縄経済を考えることが求められます。そして、沖縄経済の動向に、皆の未来が託されていくのです。

私の時間割

小波津 滋成 (地域環境政策学科 3年次/沖縄工業高校出身)

小波津 滋成 (地域環境政策学科 3年次/沖縄工業高校出身)

前泊先生の地域経済学は楽しくて、「経済は水もの」と、「今、何が起きているか」を追求する姿勢には憧れます。時間割組みに限らず、先輩を頼るのが近道。仲良くなるきっかけにもなるし。ボランティアで視覚障がいの学生のノートテイク(要約筆記)をしているけど、いろんな授業を受けられて得した気分。大学生活は受け身じゃもったいない、絶対。

地域環境政策学科ゼミナールの研究テーマ一覧

ゼミナールとは、担当教員と10人から20人前後の学生で構成される、少人数の授業形態のことをいいます。

基礎演習(1年次対象)

先生と学生のコミュニケーションを深め、基本的な読解力・情報収集能力・分析力をつける。さらに、基本的なプレゼンテーション能力を身につける。4月には1泊2日の合宿型ガイダンスを行い、親睦を深める。

地域セミナー(2年次対象)

フィールドに出て、実際の環境問題・地域経済の一端について学ぶ。演習Tの基礎として位置づけられる。

演習I(3年次対象)

より深く学びたいテーマについて指導教員を選ぶ。4年次の「演習U」の土台として共通のテーマについて、ゼミの仲間とともに学ぶ。

演習II(4年次対象)

「演習I」を土台にして自分自身が決めたテーマについて深く考え調べる。それを「卒業論文」として提出する。

各ゼミのテーマ
  • ■永田(島袋)ゼミ(金融論演習)「金融理論、金融制度及び金融政策について学ぶ」
  • ■友知ゼミ(計量経済学演習)「経済を定量的に分析する手法について学習する」
  • ■呉ゼミ(環境経済学演習)「経済からみる環境の姿を探る」
  • ■前泊ゼミ(沖縄経済論演習)「今日の沖縄経済について学ぶ」
  • ■小川ゼミ(経済地理学演習)「文献・フィールドワークを中心に地理学を学ぶ」
  • ■上江洲ゼミ(観光地理学演習)「持続可能な観光形態と観光地運営を学ぶ」
  • ■新垣ゼミ(環境アセスメント演習)「環境アセスメントの目的と実施方法について学ぶ」
  • ■名城ゼミ(地域環境科学演習)「地域環境の現状と保全の自然科学的方策について学ぶ」
  • ■砂川ゼミ(環境法演習)「環境保全のための法的手段について学ぶ」
  • ■根路銘ゼミ(観光情報演習)「観光産業と情報技術の融合について学ぶ」
  • ■山川(矢敷)ゼミ(海洋生物学演習)「海洋生物と環境保全について学ぶ」

ゼミナール紹介(ゼミ生に聞きました!!)

上江洲 (ゼミ員構成:男性10名 女性8名)

上江洲 薫 准教授 
専門分野:観光地振興・観光地運営・エコツーリズム  担当科目:都市環境論・社会調査論・観光経済論

観光関連産業(ホテル、旅行代理店、運輸業)や流通業(小売、卸)などの産業界の現状や環境保全の取り組み内容をグループで調べ、パワーポイントを使用しながら発表・議論しています。上江洲ゼミでは夏休み期間に、宮古島などの離島における観光産業の現状や環境保全の取り組みなどをグループで調査を行う2泊3日の野外調査合宿を行っています。この合宿では、実際に自分たちで企業の方からお話を聞けるので、環境に対して視野も広がり問題意識も高まるのですごくいい経験になります。4年次では卒業論文の作成を中心に行い、そのテーマはゼミ生が関心あるものを選び、アンケート調査や環境調査などを行って卒論を作成し発表します。先生はすごく優しく癒し系で私たちに親身になって教えてくれます。ゼミ生は個性が強く、留学生もおり異文化交流しながら和やかな雰囲気で楽しく授業をしています。(上江洲ゼミ生一同)

卒業生から見たOKIU

「報・連・相」の重要性を実感! 初志貫徹を大事に、成長したいです。

徳嶺 貴久

株式会社 沖縄環境分析センター
金城 小百合
地域環境政策学科
2011年度卒業(首里高校出身)

現在のお仕事について

自然環境や生活環境などの環境調査、地域資源を活かした企画提案等を業務とする会社に就職し、現在は環境企画室へ配属され企画書や報告書作成の補助、社内環境整備等を担当しています。当社には大学3年次のインターンシップでお世話になり「好きな分野を職業としてイキイキ働いている社員の方の姿」と「環境に携わる職業」に憧れていました。希望する職業に就くことが出来た今、一人前の社会人になれるよう一生懸命、努力していきたいです。

大学時代について

本学科は、環境問題に関心があって行動力がある学生が多く、刺激的。私は引っ込み思案でしたが、仲間や発言の機会が多い授業のおかげで、人前に出ることに慣れました。課外活動も盛んで、自然観察会やクリーンアップイベント、NPOと共同で活動する機会等も多く、学内外での出会いのおかげで今の自分があると実感できます。先生やキャリア支援課のスタッフにも大変お世話になりました。“行動力は自らの内を発するもの”。ここで私は大きく成長できました。

今後について

社会人として一番実感するのは「報・連・相」の重要性。ミスを防ぐ、ミス後のフォロー対策の要ですから大事にしたいです。そして生物や水質等、専門スタッフがいるように、沖国大で学んだ人や自然、人と環境、経済を結びつける発想を生かした私だからこその企画を作りたいです。環境問題は経済抜きでは語れませんが、今まで自然と経済の共存ができていなかったと思います。自然の価値を経済利益として換算する動きもあるので、地域活性と環境保全のWIN-WINな関係を築く一翼を担いたいです。

ニュース

フィールドワークの魅力を堪能する! 地域セミナー

「そうなんだ〜」「うっ」。地域セミナーの野外実習である巡検では、このような声が学生から聞こえる。先生や地域の人々から教えられ、また、都市河川の臭いで息が詰まり声が出る。教室では積極的に発言しない学生でも、巡検中には目を輝かせて質問したり、調査を実施したりして生き生きしている。地域セミナーは2年次を対象とし、各学生が巡検中に受講者に琉球石灰岩などを説明したり、聞き取り調査や自然環境調査などにより地域環境や地域経済などの現状や課題を明らかにして、その課題をどのように改善したらいいか考え、提言・発表するなど、現場中心のゼミとなっている。また、地域セミナーでは2名の先生が担当し、例えば前期には経済系の先生が「地域産業と地域活性化」、後期には環境系の先生が「地域の環境問題」をテーマにゼミを展開している。

写真イメージ

学生の取り組みが第10回大学生環境活動コンテストで3位入賞!

「コネクションプロデュース」は、2011年12月に設立された環境系サークルです。地域環境政策学科の学生を中心に、産業情報学科や企業システム学科、地域行政学科などの学生が所属しています。現在、自分の地域をいろんな視点から見ること、足下の価値に気づくことが「地域愛=環境保全」につながるとことだと感じて活動を行っています。具体的な活動は、那覇市の前島学童と交流したり、泡瀬干潟や漫湖公園での自主巡検などを行っています。大学祭では使用された段ボールやごみを有料で引き取り、業者に処理を依頼するなどのごみ収集活動を行いました。その代金のうち半額を「食料デー実行委員会」を通じて飢餓に苦しむアフリカのニジェールの子供達に寄付する活動を行い、一連の活動が第10回大学生環境活動コンテスト(2012年12月開催)にて、3位入賞しました。今後は、県外からの修学旅行生に対する平和学習や環境教育のガイドをして行く予定です。

卒業後の進路

取得可能な免許・資格

所定の科目を履修することによって、以下の免許や資格が取得できます。

  • 高等学校教諭一種免許(地理歴史)(公民)
  • 中学校教諭一種免許(社会)
  • 博物館学芸員資格
  • 図書館司書資格
  • 学校図書館司書教諭資格
  • 上級情報処理士
  • 社会調査士
  • 環境マネジメント実務士
  • 上級環境マネジメント実務士
  • GIS学術士

また、講義科目と連動して、下記の資格取得に役立つ科目を用意しています。

  • ファイナンシャルプランナー
  • 証券アナリスト
  • 不動産鑑定士
  • プロジェクトワイルドエデュケーター
  • 生物分類技能検定
  • 統計士
  • 簿記検定
  • 経済学検定試験
  • ITパスポート試験
  • 消費生活アドバイザー
  • eco検定

目指すステージ

資格を取得することによって、専門職に就くことができます。

  • ■国家公務員
  • ■地方公務員
  • ■中・高教員
  • ■NPO・NGO
  • ■エコカウンセラー
  • ■大学院進学
  • ■環境・リサイクル業
  • ■博物館学芸員
  • ■廃棄物処理業
  • ■観光業
  • ■民間企業

主な就職先

金融・保険業

岡三証券、琉球銀行、沖縄銀行、沖縄県労働金庫、沖縄海邦銀行、日本郵政グループ、日本生命保険、外為どっとコム、コザ信用金庫、三井住友海上火災保険、大同火災海上保険

卸売・小売業

サンエー、イオン琉球、ホクガン、琉球光和、東江メガネ、朝日硝子、島袋、タイガー産業、沖縄ゼロックス

不動産業

レオパレス21、琉信ハウジング、全保連、パナホーム沖縄

公務員・公的機関

大阪府警、南風原町役場、嘉手納町役場、久米島町役場、北中城村役場、読谷村役場、恩納村役場、内閣府沖縄総合事務局、陸上自衛隊、航空自衛隊、沖縄県信用保証協会

サービス業

アイ・ラーニング、エイチ・ピー・ディコーポレーション、オータ、ゼンショー、パム、ラウンドワン、JAおきなわ、兼松

環境関係

沖縄環境分析センター、アイマーク環境、非破壊検査

観光業

ソラーレホテルズアンドリゾーツ、ホテル日航アリビラ、オキナワSHRオペレーションズ、グランドシステム沖縄、スカイホールディングス、アシアナ航空

情報処理関係

インデックス沖縄、エスアールアイ、システムアイ、シンセベース、リセ、ワークスソリューションズ 、コンピュータ沖縄、沖縄テクノス、OCC、ファースト、さうすウェーブ、フォーラムエンジニアリング

その他

沖縄ホンダ、サンレー、伊藤園、NTT東日本、バンダイ、日野自動車、りゅうせき、BMC、ヒューマンアカデミー、沖縄ヤマト運輸、医療法人 誠愛会、沖縄国際大学、沖縄トヨタ、MCヘルスケア、YKK AP、ホシザキ

進学先

沖縄国際大学大学院地域産業研究科、琉球大学大学院教育学研究科

コラム

学びと就職

呉錫畢 教授 (地域環境政策学科)

大学で年々寂しくなるときがあります。その理由は、高校3年間、一生懸命勉強したのに、入学するやいなや就活に関する講演やその準備に備えなければならない環境となっているからです。避けて通れない就職。なぜ就職するのか、なぜ就職しなければならないのか。もちろん、答えは明快で、就職しなければ生活できなくなってしまうからです。一般に就職できたら、人はよい配偶者をみつけ幸せな家庭を作り、豊かな生活を望みます。しかし、皆が豊かな生活を送るとは限りません。またさらに質の高い豊かさを望みます。そのために就活を頑張るのです。就職のことを俗に言うと、生活のためのお金を稼ぐためです。現代においてお金がないと生きていけなくはないが、不便だし、お金を借りると借主に束縛されます。つまり、心の自由が奪われるのです。98年度ノーベル経済学賞受賞者、A・セン教授の言葉をかりると経済的自由が失われることになるのです。つまり、就活は人々が享受する自由を拡大させるための行為なのです。この自由をどれくらい確保できるかが、よい就職の尺度となります。よい大学を選び、学ぶことはより豊かな人生を送るためです。しかし、学びは単なる就活のためだけではありません。人間の知的欲求を満たすためでもあります。近年寂しく感じる大学ではありますが、J.S.ミルの言葉「太った豚になるよりは、痩せたソクラテスになれ」、いまこそ、先輩たちが残した名言の深さを味わいながら学びと就職のことを考えることもよいでしょう。

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