
地域の経済問題を探る「地域経済」と人間社会にとって望ましい環境水準を作りだすための政策である「環境政策」の両分野を融合させ、経済学を基礎に、環境の保全と資源の利用やあり方について理解を深め、地域社会に貢献できる人材の育成を目指します。

地域環境政策学科
小川 護 教授
地域環境政策学科では、島嶼県独特の沖縄の環境と経済に関する知識や考え方を学びます。そして、「地域セミナー」などのフィールドワークを取り入れた講義を設け、実際に自分の目で確かめることができるのも魅力です。また、環境・経済関係の資格取得に結びつく講義に特色があります。さらに、沖縄という地域に根ざした企業に就職のためのサポートも万全です。
地域環境政策学科には色々な個性を持つ学生がいて、実に多様性に富んでいます。全体的にいえることは「元気があって、明るい学生が多いこと」です。学生が本学科で勉強したことを「ecoクラブ」などのサークル活動に活かしています。
大学は恋するところです。友人との恋、学問との恋、書物を通じて先人との出会いなど。広がる恋の世界を大学で思う存分堪能して下さい。
地域環境政策学科 4年次
安里 佳織
那覇西高校出身
高校卒業後、県外の音楽関係の専門学校に進学しましたが、県外で生活するうちに沖縄のことをもっと知りたいという思いや意識の変化が湧き上がってきました。
沖縄の環境問題への取り組みやリサイクルの真意、同じ仕事内容でも沖縄県と県外で生まれる収入格差の原因は何なのか等、小さな疑問が私の中で大きくなりました。
自分で専門書を読んでいましたが、沖国大の地域環境政策学科なら専門的に学べることを確信し、思い切って進路変更を決めました。
講義を通して、地域経済に関する専門的な知識を深めることで、これまで自分自身考えたこともなかった事柄に出会える発見がたくさんあります。
ゼミでは、活発な意見交換が多く、ゼミ生の様々な視点や問題解決方法があることに気付かされました。この学科で学ぶことで自分の知識や意見を持ち、「社会の中でしっかり行動し、働くことの出来る素敵な女性になりたい!」と目標ができたのは大きな収穫です。
沖国大への進路変更は間違ってなかったと確信しています。
地域環境政策学科 4年次
宇江城 俊祐
小禄高校出身
沖縄に残されている大切な自然。しかし、それが今や破壊されていく現状。僕は沖縄の自然と企業との共存を考えてこの学部を選びました。この学科では主に「環境」のことに取り組んでおり、実際にゼミでその埋め立て現場を見学した時、『これはもしかして無駄なのでは?』という場面にも遭遇しました。だからこそ、これからの未来へ向けて何ができるか取り組んでいくのが僕ら、沖国大生だと思います!この大学は学科が豊富で幅広い人間関係が築ける上に、安らげる空間もたくさんあります。中でも蔵書数と広さが自慢の図書館はおすすめで、学生みんなが“自由な空間”に包まれているような心地良い場所です。また沖国大はサークル活動も盛んなので、そこでも「輪」が広がります。 ここで学んだ4年間を活かし、「人と自然との共存」をテーマに、沖縄の環境のために役立てる人になりたいと思います。
地域環境政策学科 2011年度卒業
大城 友梨奈(左)
普天間高校出身
地域環境政策学科 2011年度卒業
平良 美姫(右)
普天間高校出身
地域環境政策学科では環境と観光、沖縄経済が深く関わり合っていることを学びました。観光立県といわれる沖縄にあって、専門的な視点で環境を学べるのは沖国大だけです。沖縄を良くしたいという強い思いや希望が生まれたといっても過言ではありません。環境に興味のある仲間で、インカレ型学生環境エコサークルEARTH-FROGとして活動も行ない、エコツアーや工場見学、リーダー育成を目的としたNPOのキャンプに参加するなど、環境を身近に感じることから多くのことを学び、考えることができたと思います。また、フリーペーパーも作成しました。自然や食など身近な話題を取り上げ、写真を多く掲載し見やすい工夫を重ねるなど、試行錯誤で作った自信作です。私たちが作ったフリーペーパーを通して、多くの人たちにとって、環境を身近に感じ考えるきっかけになればいいなと思っています。
本学科では、地域の経済・環境問題の経済的解決法について学ぶ「地域経済学」と「環境経済学」を専門必修科目として提供します。「演習I」では関心に合わせてゼミが選択でき、「演習II」では、学生の調査・研究の成果を卒業論文としてまとめます。さらに専門選択科目を履修することによって、沖縄の地域経済問題と地域環境問題について学び、それらに関わる施策に必要な実行・調整・評価を考察し、地域社会に提言する能力を養います。本学科のカリキュラムにより、幅広い教養を身につけることができます。
| 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
|---|---|---|---|---|
| 専門必修科目 | 基礎演習 情報リテラシー演習 環境統計学I 経済学入門I 経済学入門II |
地域セミナー 地域経済学I・II 環境経済学I・II |
演習I 環境経済学I・II 地域経済学I・II |
演習II |
| 専門選択科目 | 経済数学I・II 経済地理I・II 環境統計学II 簿記原理I・II 人文地理学概論 人文地理学特講 自然地理学概論 自然地理学特講 地誌I・II 情報処理概論 環境科学実験 プレゼンテーション |
外書講読I・II 生態学概論 土壌学概論 アジア経済と環境 環境文化論 人口食糧論 統計情報処理I・II 産業と環境 地域経済書講読I・II 経済学史I・II 農業と経済 環境資源論 島嶼環境論 近代沖縄経済史 現代沖縄経済史 環境政策書講読I・II 地域財政論I・II 集落地理論I・II 農業と環境 環境教育論 エコフィロソフィ論 行政学 行政法I 環境法 ミクロ経済学I・II マクロ経済学I・II 社会科・地理歴史科教育法 社会科・公民科教育法 沖縄社会統計論 経営学I・II インターンシップI・II キャリアデザイン論 社会調査論I・II 環境政策論I・II 交通と環境 博物館学評論 経済原論I・II |
沖縄経済論I・II 廃棄物論 環境会計 地域開発論 環境アセスメントI・II 情報産業論 社会調査演習 政策金融論 環境政策特別講義I・II 国際経済論I・II ファイナンシャルプラニング 労働経済学I・II 社会科・地理歴史科教育法演習 社会科・公民科教育法演習 都市経済論 交通経済論 公害概論 環境経営 環境評価入門 情報社会論 地理情報システム論I・II 不動産評価論 観光経済論 産業連関論の基礎 島嶼経済論 地方自治法 都市環境論 環境評価実践論 観光情報論 地域経済特別講義I・II 計量経済学I・II 金融論I・II 経済政策総論I・II 証券市場論I・II 国際金融論I・II 産業連関論の応用 公共経済学 |
卒業論文 |
共通科目 30単位以上 ※英語I・IIを含む外国語8単位 環境科学I・IIを含む
専門必修科目 32単位
専門選択科目 46単位
合計 124単位以上 ※計108単位を含む
環境問題、地域経済を本質的に理解するためには、問題意識をもってフィールドに出て、観察、調査することが重要です。「地域セミナー」では野外実習と屋内での分析・データ整理とを通じて、実践的なアプローチの基礎を学びます。
沖縄県キャリアセンターとの連携講義。卒業後の「就職」に万全のバックアップをしています。
近年の環境問題は、地球規模へと拡大しているのが現状です。そのため将来世代の持続可能な発展が求められ、環境政策が重要とされています。「環境政策論」では環境問題全体を考え、理想的な環境政策とは何かについて探ります。
沖縄は、日本の中で歴史も風土も異なるユニークな地域です。その沖縄の経済と産業について、その成り立ちと、現状と課題を考えましょう。沖縄に住み、沖縄で暮らす我々は、そのような沖縄経済を考えることが求められます。そして、沖縄経済の動向に、皆の未来が託されていくのです。

知っているようで意外と知らない、環境汚染のこと。僕は、沖縄の環境を少しでも良くしていくにはどうすれば良いか、何か自分に出来ることはないかと思いこの学科を選びました。この学科は講義以外に野外実習などもあり、それも魅力のひとつです。
今、エコサークルとダイビングサークルに所属しサンゴの現状を調べたりしていますが、経済と環境はひとつなんだという事を実感しています。これからは、地球規模で環境に取り組める人になりたい。そしていつか起業するのが夢です!
ゼミナールとは、担当教員と10人から20人前後の学生で構成される、少人数の授業形態のことをいいます。
先生と学生のコミュニケーションを深め、基本的な読解力・情報収集能力・分析力をつける。さらに、基本的なプレゼンテーション能力を身につける。4月には1泊2日の合宿型ガイダンスを行い、親睦を深める。
フィールドに出て、実際の環境問題・地域経済の一端について学ぶ。演習Tの基礎として位置づけられる。
より深く学びたいテーマについて指導教員を選ぶ。4年次の「演習U」の土台として共通のテーマについて、ゼミの仲間とともに学ぶ。
「演習I」を土台にして自分自身が決めたテーマについて深く考え調べる。それを「卒業論文」として提出する。
友知 政樹 准教授
専門分野:数理行動科学、ゲーム理論、社会ネットワーク分析
担当科目:沖縄社会統計論、環境統計学、統計情報処理、計量経済学、演習(ゼミ)
友知ゼミでは身の回りで起きている社会、経済の疑問に対するアプローチの方法を学んでいます。興味があるテーマを自分たちで設定し、文献調査、社会調査、そして仲間との議論を通して問題の原因や解決策を探っていきます。ゼミでは学生の自主性が重んじられ、時には学外へ飛び出して調査を行い、自らの目で現地の状況を見つめることで理解を深めていきます。課題に取り組む姿勢はみんな真剣で、互いに支え合いながら答えを見つけようと日々頑張っています。ゼミの仲間との議論を通して、自分の考え方とは全く違った新しい視点や考え方が発見でき、とても勉強になります。(ゼミ生:比屋根 良直)
沖縄総合事務局
徳嶺 貴久
地域環境政策学科(2010年度卒業)
那覇西高校出身
国内留学制度を2年次に利用し、桜美林大学に留学したことが人生の転機となりました。留学という経験を通じて県外から沖縄を観ることで、大学生活をムダにできないと感化されたのです。正直、それまでは勉強はつまらない、適当に単位を取っていればいいやと思っていたのですが、意欲を持つようになると大学生活が変わっていきました。知識が増えることで、講義に対する理解度や興味深さも変わりました。あの頃の変化は今の自分につながっています。
沖縄国際大学は良い意味で自由、言い換えれば主体性を求める教育環境だと感じます。充実した留学制度なども含めて、人が変わるきっかけがあり、成長できる何かがあります。求めれば親身に情報を提供してくれて、サポートしてくれます。
私が学んだ経済学は、仕事や暮らしと密接につながっています。経済学を知っていると、仕事の振り幅にも変化が出ると思います。特に私の場合はミクロ経済学とマクロ経済学で学んだことが役立っています。経済指標などの情報収集、資料作成を行うこともあり、大学で学んだことが非常に役に立っています。自分が作った資料が、局の幹部会議の資料として使われており、自分が国家行政機関の一員であることを認識できて、やり甲斐を感じています。
地域環境政策学科では、2006年度から沖縄県で初めて、「社会調査士資格」(一般社団法人社会調査協会の資格)が取得できます。社会調査士資格とは、社会調査の知識や技術を用いて、世論や市場動向、社会事象等をとらえることのできる能力を有する「調査の専門家」のことです。本学科からは毎年10名前後の資格取得者がおり、この資格を生かして、地方公務員や一般企業で活躍しています。
一方、GIS技術(地理情報システム)についても学ぶことができるのも地域環境政策学科の特色の一つです。GISとは電子地図をデータベースとして、地理的な位置情報を、空間データとあわせて総合的に処理、分析、表示するシステムのことです。最近では、昨年3月11日に発生した東北大震災の被害状況の把握、これからの復興計画などで大きな役割を果たしています。GIS技術の専門資格として「GIS学術士」(日本地理学会の資格) が取得できます。
「そうなんだ〜」「うっ」。地域セミナーの野外実習である巡検では、このような声が学生から聞こえる。先生や地域の人々から教えられ、また、都市河川の臭いで息が詰まり声が出る。教室では積極的に発言しない学生でも、巡検中には目を輝かせて質問したり、調査を実施したりして生き生きしている。地域セミナーは2年次を対象とし、各学生が巡検中に受講者に琉球石灰岩などを説明したり、聞き取り調査や自然環境調査などにより地域環境や地域経済などの現状や課題を明らかにして、その課題をどのように改善したらいいか考え、提言・発表するなど、現場中心のゼミとなっている。また、地域セミナーでは2名の先生が担当し、例えば前期には経済系の先生が「地域産業と地域活性化」、後期には環境系の先生が「琉球石灰岩地域の自然環境と河川水質」をテーマにゼミを展開している。
地域セミナーの野外実習のようす(2011年)
読谷村道の駅『喜名番所』での聞き取り調査(上・下左)カーブ川での水質調査(下右)
所定の科目を履修することによって、以下の免許や資格が取得できます。
また、講義科目と連動して、下記の資格取得に役立つ科目を用意しています。
資格を取得することによって、専門職に就くことができます。
琉球銀行、沖縄銀行、沖縄県労働金庫、沖縄海邦銀行、日本郵政グループ、日本生命保険、外為どっとコム、コザ信用金庫、三井住友海上火災保険、大同火災海上保険
サンエー、イオン琉球、ホクガン、琉球光和、東江メガネ、島袋、タイガー産業、沖縄ゼロックス
レオパレス21、琉信ハウジング、全保連、パナホーム沖縄
沖縄県信用保証協会、陸上自衛隊、北中城村役場、大阪府警、南風原町役場、嘉手納町役場、読谷村役場、内閣府沖縄総合事務局、航空自衛隊
アイ・ラーニング、エイチ・ピー・ディコーポレーション、オータ、グランドシステム沖縄、スカイホールディングス、ゼンショー、パム、ラウンドワン、JAおきなわ、兼松
アイマーク環境、非破壊検査、沖縄環境分析センター
ソラーレホテルズアンドリゾーツ、ホテル日航アリビラ、オキナワSHRオペレーションズ
インデックス沖縄、エスアールアイ、システムアイ、シンセベース、リセ、ワークスソリューションズ 、コンピュータ沖縄、沖縄テクノス、OCC、ファースト、さうすウェーブ、フォーラムエンジニアリング
伊藤園、NTT東日本、バンダイ、日野自動車、りゅうせき、BMC、サンレー、ヒューマンアカデミー、沖縄ヤマト運輸、医療法人 誠愛会、沖縄国際大学、沖縄トヨタ、アシアナ航空、MCヘルスケア、YKK AP、ホシザキ
沖縄国際大学大学院地域産業研究科、琉球大学大学院教育学研究科
現在高校3年生のみなさんは、将来どんな職業に就きたいですか?まだ何も考えていない、想像もできないという人もいるでしょう。しかし、先延ばしにするのは今日でやめてください。今日から毎日将来の自分について考えて下さい。何となく大学に入学し、何となく4年間を過ごし、気がつけば無職・・・それで卒業後どうやって生活するのでしょうか。大学4年間の間に何を学び自分の将来につなげるか、これを意識せずに大学生活を過ごした人が卒業後の人生の大半を決める場面―就職―で、良い結果を得られるのでしょうか。
4年間はあっという間です。しかし、目的意識を持って過ごせば、自分のために使える、「自分の時間」がたっぷりあります。この4年間をどう過ごすかで将来の就職も大きく変わってきます。大学での学びは、あらかじめ正解が用意されている問題を解くという高校までの学びとは全く異なります。答えのない問題、あなたが自分自身で見つけた問題、先生もまだ正解がわからない問題、そんな問題に取り組むのです。答えを見つけるまでのプロセスが頭と感性を磨き、あなたの社会的価値を高めます。卒業後の就職は長い人生を大きく左右する非常に大事なポイントです。年をとって後悔しても時間は戻せません。大学での学びを通じて大きく成長し、社会から必要とされる人材になりましょう。
そうすれば就職で苦労することはないのです。