【研究目的】
沖縄県八重山諸島群には、太平洋戦争の戦禍を逃れた多くの伝統的な染織物(古布・古裂)が残されており、それらは伝統文化の証としても、そして貴重な新しい被服や観光の資源としても有望です。そこで、それらの模様のデザイン、デジタルデータの顕微鏡写真や分光測色計などを用いた詳細な学術的研究を鋭意取り組み、新しい被服資源や観光資源として有効に活かそうというのが本研究の研究の学術的背景です。
本研究では、沖縄県八重山諸島群にある伝統的染織物(古布・古裂)の詳細な科学的な調査研究を行い、八重山諸島群における新たな資源として活用を促すことをめざしています。