沖縄国際大学は、昭和47年2月24日に当時の琉球政府の認可を得て翌2月25日に設置され、同年4月23日に地域に開かれた大学として、開学を宣言しました。
次いで、昭和47年5月15日沖縄の本土復帰に伴い、「沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律(昭和46年12月31日法律第129号)」第94条第1項、「沖縄の復帰に伴う文部省関係法令の適用の特別措置等に関する政令(昭和47年4月28日政令第106号)」第1条第2項により学校教育法に規定する大学となりました。
アメリカの施政権下にあった沖縄には私立大学として沖縄大学と国際大学が設置されておりましたが、沖縄大学と国際大学の両校は大学設置基準の上でいろいろと困難な問題があるということから統合へ向けて復帰前に両校の理事会で話し合いがすすめられました。
その結果、両校の理事会で統合整備の計画が成立しました。これに基づき、統合が決議推進され、昭和47年2月24日、琉球政府私立大学委員会によって新設沖縄国際大学が認可されました。
特筆すべきことは沖縄国際大学の設立基金として、政府文部省から沖縄県私立大学統合施設整備費補助金10億円が交付され、さらに日本私学振興財団から特別長期融資4億4千万円を受け、創立当初の事業(昭和49年3月1日時点校地110,403平方メートル(33,397坪)、校舎18,464.37平方メートル(5,585坪)および体育施設も整備)を完成しました。
開学当初、沖縄大学から学生493名、教員18名、職員21名。国際大学から学生1,315名、教員30名、職員34名が移籍し、更に新大学の新入生1,176名、新採用教員20名、新採用職員2名をもって本学の歴史的な第一歩を踏み出し、現在は、学生(大学院生含む)5,270名(令和5年5月1日)、専任教員134名、職員81名にまで発展し、また、4学部10学科、大学院3研究科5専攻、4研究所を擁する規模となり、地域の専門的人材育成を担う大学として、さらに躍進を続けております。