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【FD】第2回新任教員研修会を開催しました。

4月8日(金)、本学の専任教員となった6名の新任教員および2010年度後期採用の教員1名を対象に第2回目新任教員研修会実施しました。

 今回の研修では、新任教員に対して、質保証、中教審答申(将来像答申、学士課程答申)、組織的FD活動、入試戦略などをキーワードに、大学教育改善の全国的な傾向や流れ、本学の置かれている状況、今後進むべき方向性、沖縄県内の進学状況について説明されました。その要旨は次のとおりです。

1.小西教務部長、FD委員代表(藤波潔・准教授)の説明要旨 -質保証、FDの観点から-
【これまでとこれからの大学教育の違い】
本学は、偏差値によって、輪切りにされた層が入ってくる県外や首都圏の大学の一般的な傾向とは異なり、多様な学生が入学しています。また、これまでの大学教育の価値観や学ぶも学ばないも学生次第という考え方は成り立ちません。教職員も学生も、いかに「学び」を意識するか。これからの大学教育をもう一度考え直し、学びを意識することが至上命題です。

【社会で困らないための素地を本学で育成する】
沖縄の抱えている教育的問題(基礎学力など)から生じる課題を、本学が受け止め、学びたい意欲を持った多様な学生を受け入れ、そういった学生の学びをサポートする必要があります。したがって、本学の組織的FD活動の中心は、そういった課題をいかにして解決するかが中心になるのではないでしょうか。

【学習者中心主義(Learner-Centered Education)を目指して】
これからの大学教育は、何を教えるかではなく、学生が何を学び、その結果何を得たのかが問われています。
こう教えれば分かってくれるだろうでは通じなくなっています。どうやったら、学生が授業の到達目標に辿り着けるかを強く意識する必要があります。

2.照屋副学長の説明要旨 -本学の入試戦略の観点から-
【入試戦略は教員にとっても重要です。】
学生が来ない限り、大学は成り立たちません。本学が恒常的で質の高い教育研究活動を成立させるためには、本学の入試戦略を理解する必要があります。

【高校との密接な情報共有を図る】
受験者数減少の傾向は、本学も例外ではなく、どのようにして受験生を確保していくかは重要な課題です。
そのためには、各高校への進路指導部訪問やオープンキャンパスを通じて、本学の特色や取組を理解して頂く必要があります。
特に高校から質問が多いのは、入試制度や奨学金制度についてです。本学では、フリーパス制度、学習奨励奨学金制度、2億3千万規模の給付型奨学金制度などの特色ある取組があり、その辺を特に説明していく必要があります。
高校の実情を知り、大学の実情を理解して頂くことで、高大連携・接続を意識した取組が今後の本学に求められています。

なお、第2回新任教員研修会は、次のとおり開催されました。

1)開会・挨拶・研修内容の説明
2)大学の質保証ついて(含質疑)
3)本学におけるFD活動について(含質疑)
4)入試制度、志願者動向及び入試戦略(含質疑)
5)質疑応答

 

*第3回新任教員研修会は、4月22日(金)に開催されます。(内容:学生支援、キャリア支援)


2011年4月8日
教学課