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鹿毛 理恵(KAGE, Rie)

所属: 経済学部 経済学科

職階: 教授
担当科目: 
アジア経済論Ⅰ、アジア経済論Ⅱ、国際経済論Ⅰ、
国際経済論Ⅱ、国際経済、基礎演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、
専門演習ⅠA・ⅠB・ⅡA・ⅡB、
地域経済政策特論(大学院)、アジア消費・流通論(代行)


プロフィール
主要学歴佐賀大学大学院工学系研究科博士後期課程修了
ニューイングランド大学大学院経済学修士課程修了
コンケン大学農学部農業経済学科(交換留学)
ペラデニヤ大学人文学部経済学科(文部科学省長期海外派遣制度「アジア諸国における専門の研究」)
学位博士(学術)
経済学修士
研究分野アジア経済論、国際経済論、開発経済学、国際労働移動論、スリランカ研究
所属学会・協会等日本国際経済学会、日本南アジア学会、移民政策学会
社会政策学会、沖縄経済学会
主要な社会的活動沖縄地方労働審議会委員(2021.10~現在)
沖縄市建築審査会委員(2021.4~現在)
公益財団法人アジア女性交流・研究フォーラム 客員研究員(2016.8~2017.12)
短期大学コンソーシアム九州事務局 成果検証コーディネーター(2013.9~2017.3)
独立行政法人日本貿易振興機構/アジア経済研究所研究会 外部研究員(2013.4~2014.3)
E-mailkage@okiu.ac.jp

教育活動等

年月日主な教育活動摘要
講義・演習
2020年4月~アジア経済論Ⅰ〔専門選択科目の講義、対象:3年次以上〕アジア諸国の経済状況を中心に、社会、文化、歴史などの知識を深め、日本とアジアとの関係性について理解を深める。
2020年4月~アジア経済論Ⅱ〔専門選択科目の講義、対象:3年次以上〕アジア経済の戦後から現代までの動向と展開を理解する力を育てることに主眼を置く。学生の自己の足元をみつめ固め、アジアと日本、アジアと沖縄という視点をもって問題意識の発見と解決策を考える力を養い、広くアジアを俯瞰できるまなざしを育成することに重点を置く。
2020年4月~国際経済論Ⅰ〔専門選択科目の講義、対象:3年次以上〕国際経済学の貿易論と貿易政策に関する理論と議論について学ぶ。それら理論の実証と政策的課題について、国際経済の実社会の事例を取り入れながら、分析方法やとらえ方を育成することに重点を置く。
2020年4月~国際経済論Ⅱ〔専門選択科目の講義、対象:3年次以上〕国際経済学の国際金融論とその政策に関する理論と議論について学ぶ。それら理論の実証について、国際経済の実社会の事例を取り入れながら、分析方法やとらえ方を育成することに重点を置く。
2020年4月~国際経済〔共通選択科目の講義、対象:1年次以上〕国際経済学の国際貿易、国際金融に関する基本的な理論や、国際経済学を通じた現代社会の事象のとらえ方を育成することに重点を置く。
2021年4月~専門演習ⅡA・ⅡB〔4年次専門演習〕卒業論文作成指導。
2021年4月~専門演習ⅠA・ⅠB〔3年次専門演習〕開発経済学の理論を学びながら、アジアと日本・沖縄の様々な経済社会の事象について実証的経験をもとに議論を深め、理解する。
2020年4月~基礎演習Ⅲ・Ⅳ〔2年次演習〕アジアと日本、アジアと沖縄という視点から、現状の様々な課題を発見し、その解決策を考える力を養う。また、レポートやレジュメ作成、議論・討論、プレゼンテーションのスキルを高める。
2020年4月~基礎演習Ⅰ・Ⅱ〔1年次演習〕初年次教育である。論理的な考え方、大学での学び方、課題の取り組み方、情報収集のやり方、書き方、発表の仕方、議論の仕方などのアカデミックスキルの育成を行う。また、自ら柔軟にキャリアデザインの構築ができる力をつけることをめざす。
2022年4月~アジア消費・流通論〔産業情報学部企業システム学科の専門選択科目(代行)、対象:3年次以上〕アジア諸国の消費と流通の現状と課題について学ぶ。演習型形式。
2022年9月~地域経済政策特論〔地域産業研究科〔大学院〕専門選択科目、対象:大学院1年次以上〕
作成した教科書・教材
2020年『沖縄経済入門 第2版』〔共著、分担執筆〕 第8章「沖縄経済と観光」を担当。本書は、沖縄国際経済大学経済学部経済学科の専門科目「沖縄経済入門」で使用される教科書として作成した。編著者:宮城和宏・浦本寛史・比嘉正茂
2019年『あらためて学ぶ日本と世界の現在地』千倉書房〔共著、分担執筆〕 第9章「グローバル化とジェンダー」を担当。グローバル化にともなって、アジアのジェンダーはどのように変容したのか、様々な視点から紹介した。本書は、日本人学生だけでなく留学生も視野に入れた大学初年次向け教科書であるが、一般書でもある。学生の調べ学習などの能動的参加の講義形態に対応できるつくりである。編著者:石山哲也・加藤博章・渋谷淳一・宮城佑輔・若狭清紀。
2016年『現代人の国際社会学・入門:トランスナショナリズムという視点』有斐閣コンパクト〔共著、分担執筆〕 第8章「南アジアと人の越境」のなかから「1.南アジアの多様性と国境を越える人の移動」「3.スリランカ」を担当。本書は、大学初年次向け教科書であるが、一般書でもある。学生の調べ学習などの能動的参加の講義形態に対応できるつくりである。編著者:西原和久・樽本英樹。

研究活動等(著書・論文等)

【著書(単著)】
‣『国際労働移動の経済的便益と社会的費用:スリランカの出稼ぎ女性家事労働者の実態調査』日本評論社, 2014年(学位論文をH25科学研究費助成事業「学術図書」より出版)


【著書(共著)】
‣『「復帰」50年と沖縄経済』沖縄国際大学公開講座32, 沖縄国際大学公開講座委員会編,編集工房東洋企画,2023年(担当:「沖縄経済における観光産業の貢献と課題」(単著))
‣『Odyssey of Partnership: 70 years Japan-Sri Lanka Relations』 H.D. Karunaratne (ed.), Colombo University Press, 2022 (担当:「Japanese Foreign Student Policy and its Impact on Sri Lankan Students」 (単著))
‣『移住労働とディアスポラ政策:国境を越える人の移動をめぐる送出国のパースペクティブ』明石純一編著, 筑波大学出版会, 2022年(担当:「第8章:スリランカン・ディアスポラの変遷と労働力輸出政策」(単著))
‣『変容するアジアの家族』田村慶子・佐野麻由子編著,明石書店,2022年(担当:第5章「現代スリランカの家族の変容とジェンダー―障害者家族のケアの例から」(共著:古田弘子・鹿毛理恵))
‣『沖縄経済入門(第2版)』沖縄国際大学経済学科編,東洋企画,2020年(担当:第8章「沖縄経済と観光」(単著))
‣『インドの女性と障害』古田弘子監訳, 明石書店,2020年(翻訳分担:第2章「障害のある女性はこの社会でどうやって暮らしているのか?」(単著))
‣『あらためて学ぶ日本と世界の現在地』石山哲也・加藤博章・渋谷淳一・宮城佑輔・若狭清紀編著, 千倉書房,2019年(担当:第9章「グローバル化とジェンダー」(単著))
‣『短期大学教育の新たな地平』安部恵美子・南里悦史編著, 北樹出版,2018年(担当:第3章第2節2-2「スマートフォン時代の短大生像:レディネス調査から見えてくるもの」(単著))
‣『移民政策のフロンティア:日本の歩みと課題を問い直す』移民政策学会設立10周年記念論集刊行委員会編, 明石書店,2018年(担当:5-1-(1)「家事労働者」(単著))
‣『Women's Work in South Asia in the Age of Neo-liberalism』T. Awaya; M. Suzuki編, 東京外国語大学拠点南アジア研究センター,2017年(担当: 第3章「Causes and Consequences of Return Migration in Sri Lanka: A Case Study of Female Domestic Workers」(単著))
‣『現代人の国際社会学・入門:トランスナショナリズムという視点』西原和久・樽本英樹編著, 有斐閣コンパクト,2016年(担当:第8章「南アジアと人の越境」(共著:明石純一・鹿毛理恵)から1.「南アジアの多様性と国境を超える人の移動」3.「スリランカ」)
‣『内戦後のスリランカ経済―持続的発展のための諸条件』荒井悦代編著, アジア経済研究所,2016年(担当:第4章「海外就労奨励政策と経済発展の展開と課題」(単著))
‣『Human Capital, Agriculture, Trade and Globalization: Pathways to Achieving Economic Development in Asia』P. Ratnayake; S. DeSilva編著, the Economic Association of Saga University,2016年(担当: 第5章「Labour Migration from Sri Lanka: Policy, Patterns and Issues」(単著))


【論文(査読あり)】
‣「日本で暮らす留学生のための包括的セクシュアリティ教育:調査結果に見るその必要性と教材の開発」『上智大学アジア文化研究所Occasional Papers』 No. 38, 2024年(共著:田中雅子・高向有理・鹿毛理恵)
‣「アジアの貧困軽減と人的資源育成に対する日本の技能実習制度の貢献:タイとスリランカの経験について」『沖縄国際大学大学院 地域産業論叢』第19集, 2024年(共著:鹿毛理恵・ラタナーヤカ ピヤダーサ)
‣「日本における外国人介護人材受け入れの現状と課題―経済連携協定によるインドネシア介護福祉士候補者の受け入れの事例を中心にして」『アジア女性研究』第27号,2018年(単著)
‣「帰還移動の原因と結果:スリランカ人海外出稼ぎ女性の事例研究」『佐賀大学経済論集』第49巻第4号,2017年(単著)
‣「Workforce Development with Japanese Technical Intern Training PRogram in Asia: An Overview of Performanc」『佐賀大学経済論集』第49巻第3号,2016年(共著:P. Ratnayake: S. De Silva; R. Kage)
‣「スリランカの女性と障害、教育」『熊本大学教育学部紀要』第64号,2015年(共著:古田弘子・島野涼子・鹿毛理恵)
‣「アジアの女性家事労働者と国際移動をめぐるジェンダーの政治経済学:女性家事労働者の国際移動を中心に」『移民政策研究』第7号,2015年(単著)
‣「A Survey on Female Migrant Domestic Workers of Sri Lanka: the Short-term Economic Benefits and the Long-term Social and Economic Costs」『Economic Review』, People's Bank Publication, Vol. 39, Nos. 3&4, 2013年(単著)
‣「Labour Migration and Economic Development: Economic Benefits and Social Costs of Housemaid Migrants in Sri Lanka」『International Journal of Social Research Foundation』, India, Vol. 1, No. 1, 2013年(単著)
‣「Economic Impacts and Social Issues of International Labour Migration: Sri Lankan Experiences with a Macro Perspective」『佐賀大学経済論集』第45巻第6号,2013年(単著)
‣「海外出稼ぎ女性家事労働者の社会的背景:スリランカのハンバントタ県における実態調査を中心にして」『佐賀大学経済論集』第44巻第4号,2012年(単著)
‣「海外出稼ぎ女性家事労働者の経済的背景:スリランカのハンバントタ県における実態調査を中心にして」『佐賀大学経済論集』第44巻第3号,2011年(単著)
‣「国際労働移動と経済発展に関する理論的サーベイ」『佐賀大学経済論集』第43巻第3号,2010年(単著)
‣「The Japanese Experience of Labour Export Policy and Its Impact on the Economy」『教育系・文系の九州地区国立大学連携論文集』第3巻第1号,2009年(単著)
‣「経済発展に対する海外労働移動の関連性:戦前日本の経験をめぐって」『佐賀大学経済論集』第40巻第2号,2007年(共著:鹿毛理恵・ラタナーヤカ ピヤダーサ)


【その他(調査報告書、機関誌、書評、講演会記録など)】
‣〔2022年度沖縄国際大学公開講座委員長ーブックレット〕『「復帰」50年とこれからの沖縄経済―地域とともに沖縄の未来を考える―』沖国大ブックレットNo.15, 沖縄国際大学公開講座委員会編,2023(担当:「はしがき」)
‣〔2022年度沖縄国際大学公開講座委員長ー刊行本〕『「復帰」50年と沖縄経済』沖縄国際大学公開講座32,沖縄国際大学公開講座委員会編,編集工房東洋企画,2023(再掲)
‣〔講演会記録〕"Vol. 13: Human Resource Development in Asia-Japan's System for Accepting Foreign Care Workers", NipCa Project Public Lecture Series: The Future of Central Eurasia and Japan, 2021年,(単著:英語版冊子)
‣〔講演会記録〕『アジアの人材育成―日本の外国人介護人材受入制度について―』公開講演会シリーズ第13回「中央ユーラシアと日本の未来」, 筑波大学「日本財団中央アジア・日本人材育成プロジェクト」主催, 講演日:2020年9月29日, 出版:2020年11月(単著)
‣〔学会近況〕『日本南アジア学会 第30回全国大会プログラム 共通論題「移民」受け入れ国としての日本を問う―南アジア出身者の30年の変化― 』子島進・田中雅子・鹿毛理恵, (担当:事例1スリランカ)『南アジア研究』第30号,2020年(共著)
‣〔書評〕「栗田和明編『移動と移民―複数社会を結ぶ人びとの動態―』」『アジア経済』vol. 60, No. 2, 2019年6月, アジア経済研究所(単著)
‣〔調査報告書〕「日本における外国人ケア労働者の受け入れと育成をめぐる現状と課題:ジェンダーの視点からの分析」(2016/17KFAW客員研究員調査報告書),アジア女性交流・研究フォーラム,2018年(共著:鹿毛理恵・前山由香里)
‣〔機関誌〕「スリランカの海外出稼ぎと経済社会―政策と実績」(特集:内戦後のスリランカ経済―持続的発展のための諸条件)『アジ研ワールド・トレンド』1月号第243号,2016年(単著)
‣〔調査報告書〕「スリランカの海外就労促進政策とアジア諸国の受け入れの現状と課題:中東湾岸諸国、韓国、日本を中心として」(内戦後のスリランカ経済:外部研究員),アジア経済研究所, 2014年(分担執筆・単著)
‣〔書評〕「書評:Sandya Hewamanne, “Stitching Identities in a Free Trade Zone: Gender and Politics in Sri Lanka”」 『アジア経済』第50巻第9号, アジア経済研究所, pp.59-65, 2009年9月(単著)
2024年5月11日現在