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呉 錫畢( SUK-PIL OH )

所属: 経済学部 地域環境政策学科

職階: 教授
担当科目:  環境経済学Ⅰ・Ⅱ、環境政策論Ⅰ、アジア経済と環境、
       環境経済特殊研究Ⅰ・Ⅱ(大学院) 


プロフィール
主要学歴1990 年:東京大学(院)農業経済学専攻修士課程修了(農学修士)。
91 年:同大学院博士後期課程退学
92 年:北海道大学(院)環境科学研究科博士後期課程に入学
95 年:修了、博士(環境科学)。
学位博士(環境科学):
『日本における環境汚染と持続可能な経済成長に関する研究』
研究分野環境経済学、干潟の経済学的分析、環境の経済評価、コモンズと地域発展
所属学会・協会等環境経済政策学会、日本経済政策学会、環境科学会、環境情報科学
主要な社会的活動「多自然型河川改修事業に係る検討委員会」委員(2012.12~2014.3)
「真志喜中学校評議員」(2008.5~2010.3)
「沖縄県及び九州学生ゴルフ連盟理事」(2014.4~ 現在)
「資格教育課程審査常任委員会」委員(2011.4~2021.5) 
趣味マラソン、ゴルフ、旅
E-mail・ホームページ等sukpil@okiu.ac.jp

教育活動等

年月日主な教育活動摘要
1.講義を通した教育活動
2012年4月~環境経済学Ⅰ・Ⅱ 地球温暖化の問題が大きくクローズアップされている今日、何が環境問題をもたらしたか。やはり、その原因は経済要因にあることを理解する必要がある。本講義は単なる教室での授業で終わるのではなく、自ら考えて原因を探るレポートを、環境と経済問題に直面ている地域を対象として調査を通して考察してもらう。
2015年4月~地域セミナーⅠ・Ⅱ 環境問題や経済問題の本質を体験的に考察するところに重点を置く。まず、自分が住んでいる地域の経済や環境、歴史等を取り上げ、地域とは何かから始まる。そして、沖縄において最も興味がある地域を選定し、経済と環境の視点から課題について資料から考察する。そして、その現地で五感を通して確認し、さらに地域とかかわる人から説明を受けながら討論を行う。最後はいままで感じてきたことをレポートで作成し、プレゼンを行い、地域が抱えている問題、課題等についてディスカッションを行い、問題意識を培う。
2019年1月~2月演習Ⅰ 粟国島にてボランティア活動のために、学生自ら企画する。企画は教育班、ボランティア班、レク班、食事班、四つのグループで構成され、ゼミ長を含めた役員が取りまとめて離島でのボランティア活動を行う。粟国島は高校はなく、高齢者が多く住んでおり、過疎化が急速に進んでいる。過疎化による文化の消滅などの問題が生じていてその現状を理解し、演習をとして企画、実行、離島の振興策を考える、そして、報告書を作成し、総括する。
2008年4月~      研究生、科目等履修生、特別聴講生などの受入・世話役1名(科目等履修生)受講した後:2009年4月大学院修士課程へ入学、外国人の社会人研修【YTN記者)など多数
1997年4月~修士論文審査主査として12名が修了。副査は多数。
2.作成した教科書、教材、参考書
2009年~2019年、『環境・経済と真の豊かさ』、日本経済評論社環境経済学Ⅰ・Ⅱ研究等で発表したものに基づいて書いた著書で、環境経済学の教科書として使われている。
1999年、『環境政策の経済分析』、日本経済評論社環境政策論Ⅰ日本の高度経済成長期間中に環境問題を解決してきた原因や要因を経済学の視点より分析した著書で、環境政策論の参考書として使われている。
2016(共著)、宮古の挑戦―エコアイランドによる地域活性化―環境政策論Ⅰの参考書離島の宮古島を事例として、環境問題を地域の基幹産業であるサトウキビ、また太陽光などうの自然再生エネルギーを持って地域活性化を図る宮古島について考察する。
3.学外での教育活動
2009年8月24日~28日1)札幌学園大学(集中講義)
2005年~2008年2)沖縄JICA(国際協力機構)外部講師東南アジアからの研修生を対象とした講義
2008年3)全南大学特別講義(韓国)第四回国立公園研究フォーラム
(ムドン山国立公園新規指定効果)
2015年8月1日4)中部地区村議会、事務職員局職員研修会西原町さわふじ未来ホール
2017年12月9月5)アジア文化研究院(韓国、パネリスト)第8回国際学術セミナー(「アジアノムラ、平和ノ共同体ヲ夢見ル」
4.その他
2008年5月~2011年3月1)宜野湾市立真志喜中学校評議員大学で研究してきた環境に関する知識を中学校で情報を提供し共有する
2010年12月~2012年12月2)エコアクション21地域運営委員委員長地域に二酸化炭素排出量の削減など環境問題に具体的な行動を拡大させることを狙う
2011年4月~2019年5月3)資格教育課程審査常任委員会委員大学の資格教育課程の審査
2012年10月~2014年3月4)多自然型河川改修モデル事業に係る検討委員会
2016年3月~5)韓国南島民俗学会理事、編集委員

研究活動等(著書・論文等)

<主要著書>
1.『環境政策の経済分析』、日本経済評論社、1999、(単著)
2.『環境・経済と真の豊かさ』、日本経済評論社、2008、(単著)
3.「済州特別自治道の現在・展望及び考察―済州の新たな挑戦―」、『沖縄自治州―特例型沖縄単独州を求めて―』、琉球書房、2013、(共著)
4.「エコアイランド宮古島の挑戦とその可能性」、沖縄経済環境研究所叢書、『宮古の挑戦―エコアリランドによる地域活性化―』、2016、(共著)
5.「干潟における環境・経済と地域発展―沖縄・日本・韓国を事例として―『変わる沖縄―地域環境政策学の視点から―』、東洋企画、2019(共著)。

<主要論文(単著)>
1.「奄美群島における再生可能エネルギーの状況と課題」、沖縄国際大学沖縄経済研究所、第6号、2019。
2.「国立諫早湾干拓事業と地域発展に関する一考察」、沖縄国際大学、経済論集第10巻第2号、2018。
3.「韓国の泰安(テアン)沖における油流出事故の状況とその対策」、沖縄際大学、南島文化研究所、地域研究シリーズ No.44、2018。
4.「セマングム干拓事業と地域発展」、沖縄国際大学、南島文化研究所、地域研究シリーズNo.40、2014。