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上江洲 薫(UEZU, kaoru)

所属: 経済学部 地域環境政策学科

職階: 教授
担当科目: 観光経済論、都市経済論、都市環境論、
                 社会調査論Ⅰ・Ⅱ、社会調査演習、
                 基礎演習Ⅰ・Ⅱ、地域セミナーⅠ・Ⅱ、
                 専門演習Ⅰ~Ⅳ

プロフィール
主要学歴1992 年 3 月:立正大学文学部地理学科Ⅱ部卒業
1994 年 3 月:立正大学大学院文学研究科地理学専攻修士課程修了
1997 年 3 月:立正大学大学院文学研究科地理学専攻博士課程単位取得退学
学位博士(地理学):立正大学
研究分野観光地振興、観光地運営、エコツーリズム、観光地理学
所属学会・協会等日本地理学会、人文地理学会、経済地理学会、日本観光学会
日本観光研究学会、総合観光学会、立正地理学会、沖縄地理学会など
主要な社会的活動2013年度~:沖縄県農地・水・環境保全向上対策第三者委員会(委員)
2014年9月~:沖縄県事業認定審議会(委員)
2015年6月~:那覇市スポーツ推進審議会(臨時委員)
2015年8月~:大宜味村生物多様性センター運営委員会(委員)
2017年8月~:沖縄県自然環境保全審議会(委員)
趣味 モットー等音楽鑑賞(The Rolling Stones )
日々全力、日々楽しむ
E-mail・ホームページ等kuezu@okiu.ac.jp

教育活動等

年月日主な教育活動摘要
2014年9月~2015年2月沖縄の観光2014 年度の後期の講義、全学科対象の共通科目、単位数2単位、授業回数15回、授業登録者数183名、成績数(優93名、良24名、可39名、不可27名)。「沖縄の観光」では、観光客の受け入れ側である観光地で展開される自然的・社会的・経済的な現象を総合的に検討し、観光地特有の問題・課題や観光地づくりについて概説した。観光事業者の担当者の講話も予定も行い、観光産業の困難さや意義を理解した。沖縄特有の観光特性を理解するため、観光産業の現状や観光地の課題等を事例で示し、沖縄の観光を理解したと思われる。
2018年4月~2018年8月観光経済論2018年度前期の専門科目講義、受講生:地域環境政策学科を主体に法学部の学生も受講、2単位、授業数15回、登録者数53名、成績(秀18名、優9名、良5名、可12名、不可9名)。観光客の行動や観光地開発などによる経済効果の現状を理解するとともに、観光による地域活性化の取り組みやその課題などについて考える。講義時間内に、課題解決のための学生間で討論、受講生にるよコミュニティビジネスの企画・立案・発表などを行う。観光による経済効果やその影響を理解するために、3回の討論を行うなど、正解のない解決策を学生間で考えることにより、地域の観光経済を理解することができたと思われる。
2017年4月~2018年2月演習Ⅰ2017年度通年、地域環境政策学科専門演習、授業登録者数14名。観光地や商業地域などにおける地域活性化・地域振興、また、環境保全の取り組み内容を調べ報告し議論する。夏休み期間に、離島などで地域調査(調査票の配布・回収、聞き取り調査)を実施する。この調査で得られたデータをもとに分析・考察を行い、報告書を作成する。離島調査は石垣島・宮古島・久米島など。野外調査は企画からアポ取り、実査、集計・分析の過程を学生自身で行うため、調査能力の向上させることができたと思われる。
2018年9月~2019年2月海外研究生の受入・世話人2018年度後期に、韓国の「文化体育観光部 国立夫余博物館」に所属する崔ガラムを2018年9月3日~2019年2月22日の間受け入れし、研究の助言を行った。研究テーマ「休暇・休日与件の改善による国民観光余暇の社会実現方法の研究・日本の事例を中心に」。滞在および研究にかかる費用は自己負担による。テーマ自体が日本でも試行錯誤が始まった時期であるため最適な事例研究ができなかったが、様々な資料を提供するなどを行い、良い報告書が完成したと思われる。
2007 年澤田裕之教授退職記念会編「日本の地誌」(古今書院)同書は地理学科や教職受講者を向けの教科書として作成された。上江洲は第2章南西諸島第1節「南西諸島の諸地域」を担当した。
2009 年神田孝治編「レジャーの空間」(ナカニシヤ出版)同書はレジャーを初めて学ぶ学生を向けの教科書である。第4章観光・行楽の空間の「沖縄における海水浴場の形成と観光開発」を担当した。
2018 年学習支援オフィスアワーでの履修指導や学習不審者への支援など。ゼミ生やそれ以外の学生(野球部員など)を対象に、日々声をかけて相談にのりアドバイスを行っている。就職活動のこと考え、世界遺産検定などの資格試験の受験を促し、観光産業に就職する学生もいる。粘り強く学生に接し、全員でナインが効果を上げている。
2018 年キャリア支援就職支援では、3・4 年次に自己分析や履歴書・エントリーシートの書き方、面接練習などをゼミ時間外で実施。インターンシップではゼミ生が参加した旅行社などへの訪問。ゼミ生の韓国留学への助言。
2012 年 2 月~サークル・部活動サークル「コネクション・プロデユース」の顧問。設立当初から顧問を担当し、沖国祭でのごみ減量化の取組みや那覇市での学童ボランティア、修学旅行生への街歩き案内などの活動への提案・助言を行っている。2012 年に第 10 回全国大学生環境活動コンテストにおいて第3位。学外でのボランティア活動に紹介し学外者の連携を取れて、社会人力の向上に役立っている。
2013 年 4 月~サークル・部活動硬式野球部部長。責任者として、沖縄県内でも予選リーグや九州大会などの大会参加。高校生のスカウト活動。選手達の生活・学業・就活などの助言。新監督の招聘。九州地区大学野球連盟の理事会参加。トンボ等のグランド整備道具の作製など。練習熱心であるが、学業に疎かになることも多いため、担当学科の先生方と連携して指導し、また、部員の就職活動にも社会人野球団体との連携しており、卒業後に社会人野球や一般企業にほとんどが就職している。
1998 年 4 月 ~ 2008 年 3 月琉球大学での非常勤講師「観光地理学」「地域情報学特論」など地理学系を担当。毎年20名弱が受講し、恩納村での野外実習ではホテル見学や集落を巡るなど学力向上や現状把握に努めた。その結果、観光関連で卒論を作成したり、就職する学生もいた。
2007年10月~2月、2013 年 10~2 月名桜大学での非常勤講師「人文地理学概論」「観光地理学」を担当。30名前後が受講し、人文地理学概論では様々な地理的現象を説明し、課題を通して深く考察することができた。また、観光し地理学では観光現象や観光振興の課題等を説明し、議論を交えながら観光地の現状を把握できた。
2010 年 6 月 26 日公開講座沖縄国際大学 2010 年度公開講座・うまんちゅ定例講座において、「持続可能な観光と環境保全」を題目に公開講座の講師を勤めた。オーストラリアや沖縄を事例に、持続可能な観光と環境容量、観光地の環境保全、ホテルの環境保全対応などを概説することにより、観光地の持続可能な地域振興ができたと考える。
2018 年 6 月 30 日公開講座沖縄国際大学 2018 年度公開講座・うまんちゅ定例講座において、「観光地の活性化と観光関連税」を題目に公開講座の講師を勤めた。観光地の活性化の現状や課題、それに対応する観光関連税の導入や課題などを概説することにより、観光地主導の観光振興を考えるきっかけとなったと考える。
2014 年 11 月 5 日大学入門講座石川高校で「エコツーリズムの楽しみ方と環境保全」のタイトルで講義。20名程度が受講し、パワーポイントやDVD映像を視聴しながら解りやすく説明した。観光地での環境保全の重要性を理解したと思われる。
2016 年 7 月 1 日大学入門講座嘉手納高校で「沖縄観光入門 観光産業」で講義。30名前後が受講し、パワーポイントやDVD映像を視聴しながら解りやすく説明した。ただ時間の都合で宿泊業を中心に説明し、対話しながら講義を行った。多様な観光産業があり、受け入れ側の観光産業を苦悩や問題点を理解したと思われる。
2016 年 11 月 8 日大学入門講座与勝高校で「沖縄観光入門 観光産業」で講義。20名前後が受講し、パワーポイントやDVD映像を視聴しながら解りやすく説明した。ただ時間の都合で宿泊業を中心に説明し、対話しながら講義を行った。多様な観光産業があり、受け入れ側の観光産業を苦悩や問題点を理解したと思われる。
2019年2月5日学外講座読谷村議会の宿泊研修会で、「持続可能な観光と宿泊施設の環境保全対策」の題目で講師を勤めた。村議会議員が対象であったため、持続可能な観光指標やキャリングキャパシティ、海外の観光地計画やその取り組みなど持続可能な観光、海外の宿泊施設の事例など、政策面に関連付けて概説したことにより、今後の村政策の推進に役立てたと思われる。
2008 年~2014 年研修・セミナー講師沖縄観光コンベンションビューロー主催(講師:「沖縄の地理」担当)沖縄県地域限定通訳案内士試験対策セミナーにおいて、「沖縄の地理」を担当。海外出身の人も含め毎年30~40名程度が受講し、専門用語の説明から基礎的現象の特徴を細かく説明した。現状に合わせ毎回講義内容を更新し、沖縄の地理を理解したと思われる。
2016 年 1 月 10 日研修・セミナー講師大宜味村屋古集落において、「屋古集落の地域活性化」(屋古を良くするため・屋古を住みやすくするために)講演。自律的な活性化のために、屋古集落の現状を踏まえ、中間目標や最終目標を設定することを説明し、地域活性化の手法や事例を紹介し、住民の今後の活動の参考になったと考える。
2011 年 4 月MT1 年次対象のメーバーシップトレーニング(1 泊 2日)の担当。多様な高校出身者がいるため、ゼミ活動や学生生活の向上させるなどの目的で実施し、大学生活に慣れるきっかけとなった。
2018年2018年度授業評価アンケート学生による授業評価アンケートにおいて、全学平均評点4.2より高い4.3の評価を得た。アンケートの対象は2年次ゼミで野外実習やPBLを行っていたため、企画・調査・発表などをで向上が見られた。

研究活動等(著書・論文等)

●論文
・上江洲薫・大城大季・平良日色・與島優貴(2018)「沖縄県石垣島における環境協力金の認知度と環境目的税の導入意識」沖縄地理、第18号、47-56.
・上江洲薫(2014)「沖縄県宮古島市における観光・スポーツとカーボン・オフセット - トライアスロン宮古
島大会と宮古島マラソン、「まるちくタクシー」のエコツアーを事例に」経済環境研究調査報告書(3)、19-29.
・上江洲薫(2012)「石垣市・竹富町における宿泊施設の環境保全対策」、経済環境研究 1-1,1-18.
・上江洲薫(2012)「沖縄県石垣市におけるカーボンマイナスツアーと環境保全活動への助成 : 石垣市商工会と美ら海・美ら山募金推進協議会の取り組みを事例として」経済環境研究調査報告書 (2)、1-16
・上江洲薫(2011)「久米島町における観光施設の動向と食物アレルギー対策事業」久米島調査報告書(3)
・上江洲薫(2011)「離島観光地における一般廃棄物の対策 : 石垣市・竹富町のごみ処理とし尿処理を事例として」、経済環境研究調査報告書 (1),111-128
・上江洲薫(2010)「沖縄県金武町・東村におけるエコツーリズムによるコミュニティ・ビジネスの展開と波及構造」、沖縄国際大学経済学部経済論集、第 6 巻第 2 号、143-156.
・上江洲薫(2009)「沖縄県読谷村・本部町における観光開発の展開とその地域的影響」、沖縄国際大学経済論集、第 6 巻第 1 号、9-40.
・上江洲薫(2009)「済州特別自治道・珍島郡における観光特性と観光関連施設の分布」、南島文化(沖縄国際大学南島文化研究所)、第 31 号、119-134.
・上江洲薫(2006)「都市計画区域外における観光開発の展開と規制条例の制定 -沖縄県座間味村・旧玉城村・旧知念村を事例に-」、沖縄地理、第7号、1-23.
・上江洲薫(2005)「観光開発に対する土地利用規制条例の制定と地域的インパクト-沖縄県恩納村を事例として-」、地域研究(立正地理学会)、第 46 巻第1号、17-37.
・上江洲薫(2001)「観光地域における企業の土地所有と観光開発の展開 -沖縄県恩納村を事例に-」、人文地理、第 53 巻第 5 号、57-70.
・上江洲薫・徐 皎(1996)「新潟県黒川村における地域振興策としての観光事業」、地域研究(立正地理学会)、第 36 巻第 2 号、61-68.
・上江洲薫(1996)「わが国における海水浴場の分布と地域性」、立正大学大学院年報、第 13 号、109-120.
・立正大学大学院野外研究グループ(1993)「龍泉洞および周辺地域の水文特性」、地域研究(立正地理学会)、第 34 巻第 1 号、23-29.
・上江洲薫(1993)「沖縄県恩納村における観光地域形成」、地域研究(立正地理学会)、第 33 巻第 2号、39-47.

●書籍
・上江洲薫(2019)「観光地の活性j化と観光関連税」、沖縄国際大学公開講座委員会編『変わる沖縄 ~地域環境政策学の視点から』第3章、79-104.
・上江洲薫(2016)「宮古島市における観光の環境化-環境保全とカーボン・オフセットの取り組み」、沖縄国際大学総合研究機構沖縄経済環境研究所、『沖縄宮古の挑戦 エコアイランドによる地域活性化』第 2 章、25-54.
・上江洲薫(2016)「沖縄の環境-環境問題とエコツーリズム」、沖縄国際大学宜野湾の会、『大学的沖縄ガイド こだわりの歩き方』第 1 章第 3 節、41-53
・上江洲薫(2013)「地域ブランディングによる離島の観光まちづくり:沖縄県石垣市」、片柳 勉・小松 陽介編著『地域資源とまちづくり』第Ⅳ章第4節.159-168
・上江洲薫(2012)「駐留軍用地跡地利用の課題と地域対応」 (特集 戦中戦後の沖縄住民の戸惑いと復興)、月刊地図中心 (476)、16-19
・上江洲薫(2011)「持続可能な観光と環境保全-オーストラリアと沖縄を事例に-」、沖縄国際大学公開講座委員会編『沖縄国際大学公開講座 20 地域と環境ありんくりん』、編集工房東洋企画.
・上江洲薫(2011)「沖縄における外国人観光客の動向と対応」、財団法人九州経済調査協会編『訪日外国人観光の新段階 2011 年版 九州経済白書』、財団法人九州経済調査協会.
・上江洲薫(2010)「沖縄のコミュニティ・ビジネスと観光振興」、大塚昌利編著『地域の諸相 地域が人を育て 人が地域を創る』、古今書院.
・上江洲薫(2010)「済州特別自治道・珍島郡の観光資源と観光関連産業」、沖縄国際大学南島文化研究所編『韓国・済州島と沖縄』、編集工房東洋企画.
・上江洲薫(2009)「沖縄における海水浴場の形成と観光開発」、神田孝治編『レジャーの空間――諸相とアプローチ』、ナカニシヤ出版.
・上江洲薫(2007)「南西諸島の諸地域」、立正大学地理学教室編『日本の地誌』、古今書院.
・上江洲薫(2004)「観光地域の展開」、井出策夫・澤田裕之編著『地域の視点』、文化書房博文社.
・上江洲薫(2003)「沖縄の観光・集客戦略」、財団法人九州経済調査協会編『新しい観光・集客戦略2003 年版 九州経済白書』、財団法人九州経済調査協会.
2019年7月12日 現在