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髭白 晃宜(HIGESHIRO, Teruki)

所属: 産業情報学部 企業システム学科

職階: 教授
担当科目:マーケティング入門Ⅰ・Ⅱ,販売管理論,日本流通論,
     グローバル流通論,貿易ビジネス論,専門演習Ⅰ・Ⅱ,
     卒業論文演習Ⅰ・Ⅱなど
プロフィール
主要学歴中央大学大学院商学研究科博士課程後期課程 単位取得退学
学位修士(商学)
研究分野近代ドイツ商業史、西洋経済史、比較都市史
所属学会・協会等社会経済史学会,日本流通学会,コンテンツツーリズム学会,
日本交渉学会など
主要な社会的活動沖縄県商工会連合会 特産品等販路開拓支援事業推進委員会 委員(2019~)
沖縄県立浦添商業高等学校 評議員(2022~)
趣味模型制作
E-mail・ホームページ等t.higeshiro@okiu.ac.jp

教育活動等

年月日主な教育活動摘要
2016年度~現在マーケティング入門Ⅰ・Ⅱ1年次対象専門科目.講義科目.各科目とも2単位.各科目とも講義回数16回(試験含む).登録者数60名程度.講義内では適宜グループワーク(ディスカッションや共同レポート作成など)を取り入れて,積極的な講義参加と主体的な学びを促す.
2016年度~現在販売管理論2年次対象専門科目.講義科目.2単位.講義回数16回(試験含む).登録者数100名前後.本講義は,「リテールマーケティング(販売士)検定試験」3級合格レベルの知識獲得を目的としており,講義を通じて,実際の検定試験への取り組み方を学生自身に習得してもらえるような講義を実施している.また,検定試験以外にも,流通・マーケティングに関わる幅広い話題に触れることで,学生の講義に対する関心度・満足度を向上させている.
2017年度~現在日本流通論2年次対象専門科目.講義科目.2単位.講義回数16回(試験含む).登録者数100名前後.講義内容に学生自身の生活に密着したテーマ(スーパーやコンビニなど小売業に関するトピック等)を取り入れることで,学んだ内容を実生活で振り返ることができるように工夫を行っている.
2018年度~現在グローバル流通論3年次対象専門科目.講義科目.2単位.講義回数16回(試験含む).登録者数100名前後.講義内容に学生自身の生活に密着したテーマ(外資系小売業の日本進出やインターネット通販等の話題)を取り入れることで,学んだ内容を実生活で振り返ることができるように工夫を行っている.
2019年度~現在貿易ビジネス論3年次対象専門科目.講義科目.2単位.講義回数16回(試験含む).登録者数80名前後.講義内容に学生自身の生活に密着したテーマ(経済連携協定や個人輸入などの話題)を取り入れることで,学んだ内容を実生活で振り返ることができるように工夫を行っている.
2016年度~現在フレッシュマン・セミナー1年次対象専門科目.演習科目.2単位.講義回数15回.登録者数15名程度.大学における初年度教育として,大学で学ぶ意義について考える機会を与え,レポート・プレゼン・ディスカッション等の基本的な技術を楽しく学べる環境を提供することに努めている.学生が大学生活を軌道に乗せられるように,クラスメイトとの共同作業なども適宜取り入れている.
2016年度~現在基礎演習Ⅰ・Ⅱ2年次対象専門科目.演習科目.各科目とも2単位.各科目とも講義回数15回.登録者数80名程度.3年次以降のゼミにつながる教育として,流通・マーケティング分野の基礎文献の輪読,グループ単位での報告書の作成やプレゼンテーションの実施等,チーム単位での作業に比重を置いて,マーケティング論・流通論等への興味・関心を深め,次の学びへと繋げていく環境を提供している.履修者数が非常に多いため,講義形式で授業を進行させることが多い点は課題と言える.
2016年度~現在専門演習Ⅰ・Ⅱ3年次対象専門科目.演習科目.各科目とも2単位.各科目とも講義回数15回.登録者数20名前後.理論と実践の往復をモットーに,沖縄県商業が実際に抱える課題をテーマに実践的な取り組みを行っている.
とくに,まちづくりや中心市街地活性化を中心テーマとして,プランの作成と実践をゼミ学生たちに課している.これらから,問題発見や課題解決のための論理的思考を養ってもらうことが本演習の大きな目的である.
2016年度~現在卒業論文演習Ⅰ・Ⅱ4年次対象専門科目.演習科目.各科目とも2単位.各科目とも講義回数15回.登録者数20名前後.
3年次のゼミ活動で得た知識・技術を基盤として,卒業論文の作成に取り組んでもらう.また,卒論発表を通してコミュニケーション能力の更なる向上に努めている.
作成した教科書,教材
2016年度~現在補助教材の作成担当科目において,学生が講義内容の理解促進に活用できるようにスライドを作成し,講義用プリントを沖国大ポータル上で事前に履修者に配布している.
2019年3月20日教科書の作成現代マーケティング研究会編(2019)『マーケティング論の基礎』同文館出版,pp.161-187. 「第11章 デジタル・マーケティングの基礎」および「第12章 キャラクター・マーケティングの基礎」を担当.同書はマーケティング論初学者向けの教科書として作成された.「マーケテイング入門Ⅰ・Ⅱ」(髭白担当クラス)の教科書として使用されている。
2019年4月1日教科書の作成住谷宏編著(2019)『流通論の基礎(第3版)』中央経済社,pp.209-228. 「第11章 物流の基礎」を担当.同書は流通論初学者向けの教科書として作成され,現在に至るまで3版を重ねている.「日本流通論」および「グローバル流通論」の教科書として使用されている.
2023年4月16日教科書の作成堂野崎衛編著(2023)『リテールマーケティング入門』白桃書房,pp.209-228. 「第2章 マーチャンダイジング」を担当.同書はリテールマーケティング初学者向けの教科書として作成された。「販売管理論」の教科書として使用されている.
教育活動・方法の実践
2016年度~現在1.フィールドワークの実践
2.報告会の実施
3.報告書の作成・提出
「専門演習Ⅰ・Ⅱ」において,「沖縄市中心市街地活性化協議会」の協力のもと,ゼミ学生によるまちづくりプランの作成と実践を行っている.
年度開始時には,沖縄市・一番街商店街のまち歩きを行い,学生目線から商店街の課題を発見する.その後は,大学と沖縄市を往復しながら,地域の課題解決に取り組む.年度末には成果報告を行い,沖縄市中心市街地活性化協議会に対して報告書を提出している.
2016年度~現在他大学との合同ゼミ「専門演習Ⅰ・Ⅱ」ならびに「卒業論文演習Ⅰ・Ⅱ」において,他大学ゼミとの学術的交流(合同ゼミ)を不定期に開催している.
2018年10月31日2018年11月7日沖国大ラジオ講座ROKラジオ沖縄「沖国大ラジオ講座―万国津梁を目指して―」にて,「西洋都市から沖縄のまちの発展を考える」を2週にわたって放送.ヨーロッパ都市の発展を参考にして、今後の沖縄のまちづくりの方向性についてお話させていただいた.
2019年6月15日公開講座の実施2019年度沖縄国際大学うまんちゅ定例講座第2回「沖縄県における中心市街地活性化の現状と課題―商業と観光の両面から―」を実施.約2時間の講義のなかで,とくに那覇市および沖縄市の商店街や中心市街地の現状と課題について解説を行った.
2021年9月29日2021年10月6日沖国大ラジオ講座ROKラジオ沖縄「沖国大ラジオ講座―万国津梁を目指して―」にて,「大学生が主体的に関わる地域づくり」を2週にわたって放送.大学生と地域の関わりについて考えるとともに、髭白ゼミが沖縄市でこれまで取り組んできた中心市街地活性化のいくつかの取り組みについてお話させていただいた.
学生支援活動
2016年度~現在学習支援オフィスアワー等を活用して,学生に対する学習支援・学習相談に応じている.
また,メールその他でも学習に関する質問を随時受け付けている.
2016年度~現在キャリア支援各学年の演習科目において,外部講師によるキャリアガイダンスをセメスター毎に実施している.また,「ミライ企業プロジェクト沖縄事務局」の協力のもと,沖縄県内企業の実務担当者を招いて講義を実施するなどの取組を行っている.
早期から学生たちのキャリア意識および職業観を醸成させることで,学生自身が納得できる就職を実現できるような環境を提供している.
教育改善活動(FDなど)
2016年度~現在授業評価アンケート学生による授業評価アンケートにおいて,担当するいずれの科目も「科目の授業全体の評点」は全学の平均評点とほとんど同等の評価を得ているが,「1週間の予習復習の合計時間」は非常に少ない結果となった.継続的な課題提出や反転授業の導入など,学生が主体的に学ぶ工夫を施す必要性がある.
2016年9月5日FD研修会への参加大学セミナーハウス主催「第6回新任教員研修セミナー」(於東京都八王子市)に参加.2016年9月5日~7日.アクティブラーニング講座を受講し,多様な学習方法を前提とした効果的な講義運営方法について知見を得た.
2020年度~2022年度オンライン講義構築への取り組みMicrosoft TeamsやZoomを用いたオンライン同時双方向型の授業を実施している.講義の予習時間の確保や,講義への集中力の持続などポジティブな効果が見受けられる.学生に対して質の高い教育を提供できる手段のひとつとして,今後も改良を重ねる必要がある.

研究活動等(著書・論文等)

【著書】
  1. (共著)髭白晃宜(2010)「19世紀ドイツにおける市場形成過程についての考察」,斯波照雄編著『商業と市場・都市の歴史的変遷と現状』中央大学企業研究所研究叢書29,中央大学出版部,pp.25-48.
  2. (共著)現代マーケティング研究会編(2019)『マーケティング論の基礎』同文館出版,pp.161-187.
  3. (共著)住谷宏編著(2019)『流通論の基礎(第3版)』中央経済社,pp.209-228.
  4. (共著)髭白晃宜(2020)「沖縄県における中心市街地活性化の現状と課題―商業と観光の両面から―」,沖縄国際大学公開講座委員会編集『産業と情報の科学~未来志向の産業情報学~』沖縄国際大学公開講座29,編集工房東洋企画,pp.49-83.
  5. (共著)堂野崎衛編著(2023)『リテールマーケティング入門』白桃書房,pp.43-92.
【論文】
  1. (単著)髭白晃宜(2005)「19世紀ドイツにおける鉄道による「統合」と「地域分化」について―ドイツおよび日本における経済史・鉄道史の研究動向から」『中央大学大学院研究年報』第34号,商学研究科篇,pp.19-28.
  2. (単著)髭白晃宜(2015)「ご当地キャラクターがもたらす地域振興の可能性」『中央大学企業研究所Working Paper Series』 No.36,中央大学企業研究所.
  3. (共著)吉川丈,髭白晃宜(2019)「軌道法が適用される事業者の効率性分析」『Discussion Paper New Series』No.2019(2), 大阪府立大学,pp.1-15.
  4. (単著)髭白晃宜(2020)「地域公共交通システムの史的展開と都市形成の連関についての一考察 : 日独を対象とした軌道事業に関する研究史の整理から 」『商学論纂』第61巻第5・6号,中央大学商学研究会,pp.169-188.
  5. (単著)髭白晃宜(2021)「中心市街地活性化の取り組みの多様化と課題―沖縄市・コザにおける学生によるまちづくりの事例から―」『産業総合研究』第29号,沖縄国際大学総合研究機構産業総合研究所,pp.19-33.
  6. (共著)吉川丈,髭白晃宜(2022)「軌道法が適用される事業者の効率性分析」『産業総合研究』第30号,沖縄国際大学総合研究機構産業総合研究所,pp.41-53.
【その他】
  1. (単著)髭白晃宜(2012)「エネルギーの未来を考える―ドイツ映画からのメッセージ」『中央評論』64巻3号,中央大学,pp.182-192.
  2. (単著)髭白晃宜(2017)「ヨーロッパ都市から考える地域公共交通とまちづくり」『中央評論』69巻3号,中央大学, pp.46-54.
  3. (共著)兪炳強,田口順等,仲地健,髭白晃宜,原田優也,比嘉正茂,平敷卓,慶田花英太(2019)「沖縄観光の国際化―新しい観光資源の戦略と比較研究―」『産業総合研究』第27号,沖縄国際大学総合研究機構産業総合研究所,pp.177-212.
  4. (単著)髭白晃宜(2020)「ドイツの職業教育訓練制度から考える沖縄県キャリア教育のあり方」『経済環境研究調査報告書』第7号,沖縄国際大学総合研究機構沖縄経済環境研究所,pp.29-39.
2023年5月10日現在