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小原 満春(OHARA,Mitsuharu)

所属: 産業情報学部 企業システム学科

職階: 准教授
担当科目:
(学部)サービス・マーケティング、セールスプロモーション、
              マーケティング総論・演習、マーケティング入門Ⅰ・Ⅱ、
              専門演習Ⅰ・Ⅱ、卒業論文演習Ⅰ・Ⅱ、商業科教育法・演習
(大学院)商学特論、マーケティング・コミュニケーション特論
プロフィール
主要学歴和歌山大学大学院観光学研究科博士後期課程修了
学位博士(観光学)
研究分野地域マーケティング、地域ブランド、ライフスタイル移住、商業科教育法
所属学会・協会等日本商業学会、日本マーケティング学会、日本消費者行動研究学会、日本観光研究学会、
日本国際観光学会、観光学術学会、日本地理学会、沖縄経済学会
主要な社会的活動北中城村商工会経営発達支援計画評価委員会委員長(2023年~)
那覇市長賞候補選定委員(2023)
E-mail・ホームページ等https://researchmap.jp/Miz-t/
oharami@okiu.ac.jp
教員業績一覧・教育活動等
年月日主な教育活動摘要
2024年4月~卒業論文演習Ⅰ・Ⅱ
4年次対象の必修専門科目、演習形式、2単位、登録者数20名前後。卒業論文執筆のための、先行研究の洗い出し、仮説、調査、分析、考察、結論に至る論理的思考の育成に重点を置き、学修の集大成となる位置づけを意識させ、学生個々のテーマに沿って、個別指導を行い、卒業論文完成に導く指導を行っている。
2024年4月~商業科教育法・演習
3年次対象の教職における教科教育法科目、2単位、登録者数5名。高等学校教諭一種免許状取得に向けて、学習指導要領の理解、商業教科の科目教育法、学習指導案の作成、実践的授業方法の指導を重点的に行い、商業科の高等学校教諭としての資質・能力の育成を図る指導を行っている。
2023年9月~サービス・マーケティング
3年次対象の選択専門科目、講義形式、2単位、登録者数40名前後。サービス・マーケティングの特徴、SDロジックの考え方を導入し、モノマーケティングとの違いについて理解を深めることをねらいとしている。また、より深く理解を促すために、学生自身が沖縄県内のサービス事業者について調査しレポートとしてまとめる課題の提示も行う。
2023年9月~マーケティング演習
2年次対象の選択専門科目、演習形式、2単位、登録者数15名前後。企業におけるマーケティング課題の発見と、その解決策や新しいマーケティング方法の提案などに関して発表を行い、受講生同士で討論することで、マーケティングに関する理解を深めることをねらいとしている。積極的な発言や的確な質問と返答が行われるようになり、論理的思考力の育成が図られている。
2023年4月~マーケティング入門Ⅰ・Ⅱ1年次対象の必修専門科目、講義形式、2単位、登録者数60名前後。1年次入門科目であるため、学生の興味・関心を喚起することに重点をおきつつ、マーケティングの基本的な考え方を定着させるため、振り返りや小テストなどを行う。講義中にフォームズを活用し、学生の意見を収集し、回答を即座に全員に提示することで、より深い思考や理解を促すように工夫している。
2023年4月~マーケティング総論2年次対象の選択専門科目、講義形式、2単位、登録者数60名前後。登録するほとんどの学生が1年次に入門を履修しているため、より専門的な内容にはなるが、事例を踏まえて、理解しやすいように説明を行う。また、基本的な知識を定着させるように、講義の振り返りとその共有や、講義中にフォームズを活用し、学生の意見を収集し、回答を即座に全員に提示する工夫などをしている。
2023年4月~セールス・プロモーション3年次対象の選択専門科目、講義形式、2単位、登録者数80名前後。学生自身が身近に接する機会の多い内容であるため、事例を交えながら説明を行いつつ、理論的な内容についても知識の定着が図られるように留意している。また、より深く理解を促すために、学生自身が調査しレポートとしてまとめる課題の提示も行う。
2023年4月~2024年3月基礎演習Ⅰ・Ⅱ2年次対象の必修専門科目、演習形式、2単位、登録者数80名前後。マーケティングコース対象の学生に対して、アカデミックライティングと社会調査技法について行う。3年次以降の専門演習および卒業論文演習を見据え、基本的な文章の表現方法や調査方法についての知識と技能の習得をねらいとしている。技能習得のためには繰り返し、実践する必要があるため、多くの実践を取り入れるように工夫している。
2023年4月~専門演習Ⅰ・Ⅱ3年次対象の必修専門科目、演習形式、2単位、登録者数20名前後。グループ単位で、課題を発見し、その課題に対する調査計画を立て、調査分析を通して、考察や結論に至る、論理的思考力の養成に力点を置く。4年次の卒業論文の完成を独力で遂行できるようにするための土台作りをねらいとしている。
2022年4月~消費者行動概論2年次対象の選択専門科目、講義形式、2単位、登録者数60名前後。理論的な説明を行い、事例を提示することで、学生の理解を促している。学生の授業評価においても、授業内容を十分に理解できているとしているが、予習復習の時間が少ない点が課題である。
2022年10月~消費者行動演習2年次対象の選択専門科目、演習形式、2単位、登録者数20名前後。消費者行動に関する調査と発表を行い、さらに受講生同士で討論することで、消費者行動に関する理解を深めることをねらいとしている。積極的な発言や的確な質問と返答が行われるようになり、論理的思考力の育成が図られている。
学内での教育活動
2023年12月沖国大ラジオ講座
「沖縄への移動者と地域創生」に関する講座を2回にわたり放送を行った。1回目は、地域マーケティング、沖縄への移住者、移住者と移動者、2回目は移動者と地域創生、生産を主体とする移動者、移動者と関係人口について解説した。
2024年2月産業総合研究所
第7回研究会
本学産業総合研究所の第7回目の研究会の講師として、「ワーケーション意向者の動機分析ープッシュとプルの視点からー」と題して、これまで学会発表および学会誌に掲載された論文を中心にまとめた内容について報告を行った。本学学生、行政関係者および他大学の研究者からの質疑もあり、活発な意見交換が行われた。
学外での教育活動
2023年12月沖縄県立総合教育センター 産業教育支援講座 講師
沖縄県立総合教育センターにおいて、沖縄県立高等学校の商業科教諭を対象とした、観光ビジネスと総合実践に関する講座を行った。これまでの商業教育における観光教育との関連性を中心に事例を交え解説を行い、これからの商業教育をベースとした観光教育の方向性について提案を行った。
2024年2月北中城村商工会 行動経済学経営セミナー 講師
北中城村商工会において、行動経済学に関する講座およびワークショップを行った。マーケティングと消費者行動および行動経済学の関連性について理論と事例を中心に解説し、会員である自営業者の方々の実務の参考なる内容を提供した。終了後に質疑応答が多数寄せられ、活発なセミナーとなった。

研究活動等(著書・論文等)

【論文等】
・小原満春(2023)「沖縄の土産品における文脈価値に関する一考察」『産業総合研究』32, 15-28. (2023年12月)

・小原満春(2023)「ワーケーションのプッシュ動機に関する研究~仕事動機と休暇動機の検討~」『日本国際観光学会論文集』30, 59-66.(2023年3月)

・小原満春(2023)「土産品に対する消費者の文脈価値に関する探索的研究~沖縄の土産品の事例~」『地域産業論叢』18, 21-30.(2023年2月)

・Ohara, M(2022)Attraction Factors of Workcation in Japan, Wakayama Tourism Review 2 , 13-15 (2022年3月)

・小原満春(2022)「沖縄におけるワーケーションの環境条件に関する探索的研究」『地域産業論叢』17, 113-126(2022年3月)

・小原満春(2022)「沖縄の土産品に対する消費者の「飽き」に関する研究」『産業総合研究』30, 93-106. (2022年3月)

・小原満春(2021)「ワーケーションの周辺環境および意向との関係に関する探索的研究」『観光研究』33(特集号), 65-74.(2021年12月)

・小原満春(2020)「観光経験と観光地関与がライフスタイル移住意図へ及ぼす影響」『観光研究』32(2), 33-46.(2020年9月)

・小原満春(2020)「観光地関与が与える影響要因に関する研究 ―沖縄への観光者における事例―」『観光学』22, 51-59. (2020年3月)

・小原満春(2020)「「観光ビジネス」に対する興味と学習意欲を高める指導の工夫 -沖縄の観光ビジネスワークブックの開発とディスカッション形式の授業を通して-」沖縄県立総合教育センター 1年長期研修員 研究集録 67 (2020年3月)

・小原満春(2019)「ライフスタイル移住の意思決定に関する研究 ―観光経験による態度形成過程を中心としたアプローチに向けて―」『観光学評論』7(2), 111-122. (2019年9月)

・小原満春(2019)「観光経験がライフスタイル移住の意思決定に与える影響 ―沖縄への移住者を対象としたM-GTA分析に基づく一考察―」『日本国際観光学会論文集』26, 99-107. (2019年3月)


    2024年5月1日現在