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秋山 道宏(AKIYAMA,Michihiro)

所属: 総合文化学部 社会文化学科

職階: 准教授
担当科目: 社会学理論、平和学概論、フレッシュマンセミナー、
      領域演習、演習Ⅰ・Ⅱなど
プロフィール
主要学歴一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了
学位博士(社会学)
研究分野社会学、沖縄戦後史、平和研究
所属学会・協会等日本平和学会、関東社会学会、経済理論学会、唯物論研究協会
主要な社会的活動マチグヮー楽会(2009年〜)
阿波根昌鴻資料調査会(2011年〜)
南風原平和ガイドの会(2014年〜)
趣味古本屋めぐり、映画観賞
E-mail・ホームページ等m.akiyama@okiu.ac.jp
https://researchmap.jp/MICHIHIRO/

教育活動等

年月日主な教育活動摘要
2020年4月〜現在社会学理論学科の専門選択科目。身近な社会現象も題材として、社会学の理論について学習を深められるよう工夫を行った。2020年度については、オンライン形式となったが、遠隔会議システムを使い、通常の講義形式に近い形での実施した。随時、疑問や質問にも応えるように心がけた。また、K.マルクスやM.ウェーバーなど社会学者の基礎的な文献も扱い、理論的に社会現象を捉えるための視点に触れる機会を設けた。
2020年4月〜現在平和運動史学科の専門選択科目。日本戦後史・沖縄戦後史に関わる社会運動や平和運動の歴史について、視覚教材(ドキュメンタリー映像や映画など)を用いて、歴史・社会構造的な背景の理解とともに、運動に関わっている当事者の声を重視した授業を行った。2020年度については、オンライン形式となったが、遠隔会議システムを使い、グループディスカッションも実施した。
2020年4月〜現在沖縄社会入門学科の必修科目。オムニバス形式での「沖縄社会」に関する入門科目(1年次向け、7回分担当)。1年次の後期以降の関連科目の理解のうえで必須となる基礎科目である。主に沖縄戦後史や米軍基地に関するテーマを扱い、2020年度については、レジュメ・資料と音声配信の形式での授業とした。随時、疑問や質問には応えるように心がけた。
2020年4月〜現在演習Ⅰ(実習指導)沖縄戦や沖縄戦後史を中心的なテーマとし、調査の準備、計画、実施、報告書作成までの一連の流れを指導し、4年次の卒業論文執筆の基礎をつくるための科目。想定されていた主な調査手法は、対面でのインタビューであったが、2020年度はコロナ禍への対応のため、遠隔会議システムを用いたインタビューやWeb調査も検討のうえ、導入している。
2019年9月〜現在平和学概論学科の必修科目。平和学の視点から、主に沖縄戦後史や近現代の戦争・平和に関わるテーマについて、視覚教材(ドキュメンタリー映像や映画など)も用いつつ講義を行っている。概論ではあるが、歴史・社会構造的な背景の理解も重視し、毎回、軸となるキーワードの解説に力点を置いている(米軍基地の「不可視化」、福祉国家と総力戦体制、冷戦体制など)。
2019年9月〜現在社会理論と社会システム社会福祉士の国家試験科目に関する科目。テキストの内容を基本にしつつも、身近な社会現象も題材として(一部で映像資料も活用)、社会学の基本的な発想や理論について学習を深められるよう工夫を行った。
2019年9月〜現在フレッシュマンセミナー1年次の基礎演習と位置づけられる科目で、基礎的なアカデミックスキル(文献読解、資料収集、報告・要約資料作成など)の習得と、2年次における専門の領域選択を意識したグループ調査実習を実施している。
2019年9月〜現在領域演習2年次の演習科目として、3年次以降の実習や卒業論文の執筆に必要となる、より専門的な文献読解とグループでの調査実習を実施している。
2019年9月〜現在演習Ⅱ(卒論指導)研究計画の作成から、調査の実施、論文の執筆まで卒業論文の指導を行っている。扱われるテーマが多様なため、演習の場以外に、個別での相談にも力を入れている。
2019年9月〜現在南島社会特論Ⅰ・Ⅱ(大学院)地域文化研究科の大学院科目。沖縄戦後史を中心的なテーマとし、大学院生として修士論文の執筆に必要となる、基礎文献(先行研究)を批判的に読解する力を養ってもらう内容としている。2020年度は、遠隔会議システムを用いたが、通常のゼミ形式に近い形で実施した。
2017年4月〜2017年8月(非常勤講師)南島社会学学科の専門選択科目。社会学の理論的な概念の習得や沖縄(南島)との関連づけを座学で行いつつ、フィールドワークも導入した。
2016年4月〜2017年8月(非常勤講師)平和運動史学科の専門選択科目。日本戦後史・沖縄戦後史に関わる社会運動や平和運動の歴史について、視覚教材(ドキュメンタリー映像や映画など)を用いて、歴史・社会構造的な背景の理解とともに、運動に関わっている当事者の声を重視した授業を行っている(ハンセン病回復者の方を招く等)。また、課外実習として、地域の博物館相当施設(南風原文化センター)や戦跡(沖縄陸軍病院南風原壕群)のフィールドワークを実施し、沖縄戦に関わる「地域史」の記録活動についてフィールドから学ぶ場も設けた。課外実習は、同じく専門選択科目の「南島社会学」でも行い、ひめゆり平和祈念資料館や沖縄県平和祈念資料館へのフィールドワーク、嘉手納基地周辺の住民の方への聞き取りとしても実施した。
2015年9月〜2017年8月(非常勤講師)国際平和学Ⅰ・Ⅱ本学の共通科目。リアクションペーパーを用い、学生の疑問や問題関心に応じて授業改善を行い、適宜、疑問点については授業で応答するよう心がけた。また、共通科目であるため、どの専門分野の学生にも伝わるよう、視覚教材(ドキュメンタリー映像や映画など)を有効に活用し、扱うテーマや視点について身近なものとして捉えられるよう工夫した。テーマによっては、ゲスト・スピーカーを招く等(原水爆禁止運動や嘉手納爆音訴訟に携わる方等)、現実に起っている出来事と大学での学習をつなげるような取り組みも実施した。
2014年4月〜2018年2月(非常勤講師)社会学理論学科の専門選択科目。身近な社会現象も題材として、社会学の理論について学習を深められるよう工夫を行った。講義形式ではあるが、参加型の工夫としてディスカッションを導入し、お互いの意見に耳を傾け、自分自身の考え方を客観視できるような機会も設けた。また、K.マルクスやM.ウェーバーなど社会学者の文献も扱い、理論的に社会現象を捉えるための視点に触れる機会を設けた。

研究活動等(著書・論文等)

【著書(単著および共著)】
『地域研究へのアプローチ:グローバル・サウスから読み解く世界情勢』(共著、ミネルヴァ書房、2021年)
『戦争と平和を考えるNHKドキュメンタリー 』(共著、法律文化社、2020年)
『沖縄戦を知る事典:非体験世代が語り継ぐ』(共著、吉川弘文館、2019年)
『基地社会・沖縄と「島ぐるみ」の運動:B52撤去運動から県益擁護運動へ』(単著、八朔社、2019年)
『〔新版〕図説経済の論点』(共著、旬報社、2019年)
『18歳からわかる 平和と安全保障のえらび方』(共著、大月書店、2016年)
『南風原町史第9巻戦争編本編 戦世の南風原:語るのこすつなぐ』(共著、南風原町史編集委員会、2013年)
【論文】
「日本復帰前沖縄の政治経済と経済界:建設業界の動向に着目して」(『南島文化』42号、2020年)
「平和/暴力への問いと「沖縄平和論」の可能性 :『沖縄平和論のアジェンダ』の読解を通して」(『PRIME』(明治学院大学国際平和研究所紀要)42号、2019年)
「日本復帰前の沖縄における米軍基地と生活をめぐる認識の展開:即時復帰反対論からイモ・ハダシ論への流れに着目して」(『琉球・沖縄研究』5号、2017年)
「琉球独立論を考える:左右からの歴史修正主義に抗して」(『唯物論』90号、2016年)
「グローバリゼーションのもとでの沖縄経済の変容:脱軍事・脱公共事業と日本国家」(『新しい歴史学のために』288号、2016年)
「日本復帰前後からの島ぐるみの論理と現実主義の諸相:即時復帰反対論と沖縄イニシアティブ論との対比的検討から」(『沖縄文化研究』41号、2015年)
2020年11月13日現在