文字サイズ

桃原 千英子(TOUBARU,Chieko)

所属: 総合文化学部 日本文化学科

職階: 教授
担当科目: 国語科教育法・国語科教育法演習・国語科教材研究・国語科教育学特論・リテラシー入門
プロフィール
主要学歴上越教育大学大学院 学校教育研究科 学校教育専攻
学習臨床コース 学習過程臨床分野 修了
学位教育学修士
研究分野教育学 / 教科教育学 / 国語科教育
所属学会・協会等全国大学国語教育学会、日本国語教育学会、表現学会、
臨床教科教育学会、国語科学習デザイン学会
E-mail・ホームページ等c.toubaru@okiu.ac.jp

教育活動等

【教育活動等】
年月日主な教育活動摘要
主な担当講義
2014年9月~国語科教育法Ⅰ中・高教諭一種免許状を取得するために必要となる、教科指導法を学ぶことを目的とする。国語科教育学の歴史と理論を学び、実践事例を検討することで、自らの教材研究・授業構想に生かすための基礎を身につける。→理論がどのように実践に活かされるのか、検証する力を付けた。
2020年 後期:Teams+対面にて実施。
2015年4月~国語科教育法Ⅱ中・高教諭一種免許状を取得するために必要となる、教科指導法を学ぶことを目的とする。国語科教材について、素材としての分析のみならず、教材としての価値、学習者にとっての意味という視点をもって研究を深め、実際の授業を想定した学習指導案の作成ができる力を身につける。→素材研究・教材研究の基礎力を付けた。
2020年前期:Zoomにて実施。
2014年9月~国語科教育法演習Ⅰ国語科学習指導の理念や教材研究の方法についての理解を深化させ、実際の授業ができるようになることを目的とする。指導案を作成し模擬授業を行うことで、理論と実践をつなぎ、反省的実践者としての視点と態度を身につける。→学習者の実態を想定して、ワークシートや板書計画を作成させた。
2020年 後期:Teams+対面 にて実施。
2015年4月~国語科教育法演習Ⅱ国語科学習指導の理念や教材研究の方法についての理解を深化させ、指導目標を明確にした実際の授業ができるようになることを目的とする。学習者の思考を促すような指導案を作成し、模擬授業を行うことで、理論と実践をつなぎ、反省的実践者としての視点と態度を深める。→作成した指導案をもとに、授業の工夫改善策を考えさせた。
2020年前期:Zoomにて実施。
2014年9月~国語科教材研究Ⅰ近現代の小説を文学的文章教材として扱い、ナラトロジーによる教材分析を行う能力を身につけることを目的とする。語りの分析により、中学・高等学校の国語科教科書に採録されている作品の教材価値についても具体的に考察する。→語りの分析力を身につけさせた。
2020年前期:Zoomにて実施。
2014年9月~国語科教材研究Ⅱ「読みの交流」学習の理論的モデルを学ぶとともに、読みの交流を促す学習課題について具体的に考察する。さらに、発話プロトコルの分析法を学び、学習者の実態を検証する能力を身につけることを目的とする。
2020年後期:Teams+対面にて実施。
2014年9月~2021年1月リテラシー入門ⅠⅡアカデミック・スキル(情報収集・整理力、分析力、思考力、批判力、発表力、文章記述力)の習得・要請を目的とする基礎的な演習科目である。多角的な分析視点、要約、レポート作成、グループ発表等、日本文化学科における研究手法の基礎的能力を養成する。
2020年前期:Zoomにて実施。後期:Teamsにて実施。
2015年4月~2021年1月アカデミック・ライティングゼミナールでの研究活動に必要なアカデミック・スキルを修得することを目的とする。文章表現法やアンケート調査の計画・実施、パソコンを用いた分析方法等を学習し、レポート報告を行い、論文作成の基礎的能力を養成する。
2020年前期:大学ポータルにてオンデマンド講義。
2015年4月~ゼミナールⅠ~Ⅳ本演習は国語科教育に関する演習を行うものである。卒業論文のテーマを念頭に置き、レポートを作成、発表し、検討会を持つ。その中で、文献を読み取る力、分析する力、表現する力、多角的に考える力の基礎を身につける。
2020年前期:Zoomにて実施。後期:Teams+対面にて実施。
2016年4月~卒業論文ⅠⅡ・国語教育学に関する卒論『沖縄国際大学 国語教育学研究』を作成。
文献による理論研究を基礎として、授業デザインの考案、実践による検証を行う。
・学会・研究会への出席と報告書作成。
2020年前期:Zoomにて実施。後期:Teams+対面にて実施。
2020年4月~国語教育学特論Ⅰ本講では、戦後の文学教育史に焦点を絞り、読む行為(読書行為)の成立の可能性を追求してきた歴史の検討を目的とする。戦後の国語教育の特質と歴史を知ることで、教育者としての自己の立ち位置を知り、新しい時代の教育を創造することの重要性を知る。→文学教育史をふまえ、これからの文学教育について「読書行為の成立」の点から意見を述べた。
2020年4月~国語教育学特論Ⅱ本講では、イーザーの読者反応理論をもとに、学習者の読書過程やテクストとの相互作用について検討し、テクストの読みに対する読者の主体的参加を可能とする発問作成の力を養うことを目的とする。
作成した教科書、教材
平成27年~29年『知をひらく新入生ブックガイド にちぶん羅針盤』
日本文化学科発行
FD支援プログラムにおいて、初年次教育の充実を図る目的で作成した、本学科専任教員によるブックガイド。前期必修科目「リテラシー入門Ⅰ」の講義で配布し、書評作成のガイドとしている。
平成28年発行『中学校国語 教師用指導書』
学校図書株式会社発行
【教材研究編・指導事例編】 分担執筆
平成30年6月『その問いは、物語の授業をデザインする』
学校図書株式会社発行
松本修・西田太郎 編著。
「空所に着目した教材分析」,「複数の問いの組み合わせ」(140-145頁)分担執筆。
国語科教材研究の講義テキストとして使用。
令和2年7月『その問いは、文学の授業をデザインする』
明治図書出版発行
松本修・桃原千英子 編著。
「空所に着目した教材分析」,「複数の問いの組み合わせ」他(9頁,130頁,147-151頁,165頁)分担執筆。国語科教材研究の講義テキストとして使用。
令和4年5月『中学校国語科 続・その問いは、文学の授業をデザインする』
明治図書出版発行
松本修・佐藤多佳子・桃原千英子 編著。
「少年の日の思い出」,「新学習指導要領のもとでの文学教材の位置」(10-21頁,108-114頁)分担執筆。国語科教材研究の講義テキストとして使用。
令和4年5月『高等学校国語科 続・その問いは、文学の授業をデザインする』
明治図書出版発行
松本修・佐藤多佳子・桃原千英子 編著。
「第一章扉」,「おわりに」(9頁,122-123頁)分担執筆。
国語科教材研究の講義テキストとして使用。
学外での教育活動
平成28年8月第2回 日本国語教育学会 沖縄大会第3分科会「言語活動とアクティブ・ラーニングー小中高の実践から国語科教育を考えるー」指定討論者
学生支援活動
平成30年4月~サークル・部活動沖縄国際大学演劇サークル顧問

研究活動等(著書・論文等)

【著書(共著)】
1 「発表や交流の活動を重視した国語科の授業改善」,財団法人学校教育研究所編,教科書シリーズ 『新しい教科書と授業改善』,Ⅱ教科等における授業改善のポイント 国語7 担当,学校図書株式会社,62-65頁,H24.2.25
2 「交流により、作品を「批評」しあおう」,「主体的に読み合う「読書教材」~リテラチャー・サークルを用いて~」,「「読みの交流」を中核に据えた授業展開」,大城貞俊・田名裕治編,『教師が学び生徒が活きる 国語科授業づくりの視点と実践(中学・高校版)』,沖縄県・国語科の授業づくり研究会,146-182頁,H25.2.25
3 「読みの交流のための〈問い〉の要件と〈空所〉概念」,松本修編著,『読みの交流と言語活動 国語科学習デザインと実践』,玉川大学出版部,72-80頁,2015.12
4 「空所に着目した教材分析」,「複数の問いの組み合わせ」,松本修・西田太郎 編著,『その問いは、物語の授業をデザインする』,学校図書株式会社,140-145頁,2018.6
5 「6.国語科の学習過程」,全国大学国語教育学会編,『新たな時代の学びを創る 中学校・高等学校国語科教育研究』,Ⅲ国語科授業の計画 6担当,東洋館出版社,60-63頁,2019.9
6 「空所に着目した教材分析」,「複数の問いの組み合わせ」,松本修・桃原千英子 編著,『その問いは、文学の授業をデザインする』,明治図書出版株式会社,9頁,130頁,147-151頁,165頁,2020.7
7 「少年の日の思い出」「新学習指導要領のもとでの文学教材の位置」,松本修・佐藤多佳子・桃原千英子編著,『中学校国語科 続・その問いは、文学の授業をデザインする』,明治図書出版株式会社,10-21頁,108-114頁,2022.5
8 「第一章扉」「おわりに」,松本修・佐藤多佳子・桃原千英子編著,『高等学校国語科 続・その問いは、文学の授業をデザインする』,明治図書出版株式会社,9頁,122-123頁,2022.5
【論文】
1 「「ブラジルおじいの酒」における語りの重層性と読みの形成-教材科研究の視点から-」『表現研究』第80号,86-94頁,表現学会, H16.10, 共著(共著者 松本修)
2 「研究課題と方法の共有による協同的な授業研究-離島における授業研究の試み-」『臨床教科教育学会誌』第6巻,第1号,1-9頁,臨床教科教育学会, H18.10, 共著(共著者 松本修)
3 「読みの学習における思考と表現-読解リテラシーとコミュニケーション-」『国語科教育』第61集,43-50頁,全国大学国語教育学会, H19.3, 共著(共著者 松本修)
4 「対話による意見文の学習-へき地校での実践から-」『臨床教科教育学会誌』第7巻,第2号,63-71頁,臨床教科教育学会, H19.10
5 「読みの交流のための前提的条件-『少年の日の思い出』の読みを通して-」『臨床教科教育学会誌』第8巻,第2号,31-42頁,臨床教科教育学会, H20.10
6 「読みの交流による『走れメロス』の授業実践」『臨床教科教育学会誌』第10巻,第1号,57-66頁,臨床教科教育学会, H21.5
7 「入れ子構造をもつ文学教材における読みの学習-目取真俊「ブラジルおじいの酒」における読みの交流-」『月刊国語教育研究』2011 1月号(通巻465), 日本国語教育学会, H23.1
8 「文学作品の読解過程の考察―入れ子構造を持つ作品と学習課題の検討を通して―」『Groupe Bricolage 紀要』No.29, 10-25頁, Groupe Bricolage, H23.12
9 「誤読の乗り越えと読みの深まり-「ブラジルおじいの酒」における読みの交流と再読-」,『Groupe Bricolage 紀要』No.31, 30-46頁, Groupe Bricolage,H25.12
10 「中学校における俳句の読みと創作」,『沖縄国際大学総合学術研究紀要』,第18巻 第1号,75-89頁,沖縄国際大学総合学術学会,2015.3
11 「谷川俊太郎「かなしみ」の詩における読みの交流と学習課題―大学生による交流・発話分析をもとに―」,『沖縄国際大学日本語日本文学研究』,第20巻第2号,1-37頁,沖縄国際大学日本語日本文学会,H28.3
12 「「読みの交流」で自立した読者の育成を-メタ認知能力の育成を重視した、対話的な学びのデザイン-」,『月刊国語教育研究』,2016 5月号(通巻529)発行,日本国語教育学会,36-37頁,H28.5
13 「中学校国語科教育における、地域の文学作品の位置づけ-「ブラジルおじいの酒」の授業をもとに-」,『沖縄国際大学総合学術研究紀要』19(1),19-39頁,2017.3
14 「小説の比べ読みに関する言語活動の提示形式の比較と、学習展開の実態-「字のない葉書」と「卒業ホームラン」の交流活動を通して-」,『沖縄国際大学日本語日本文学研究』22(1),75-106頁,2017.9
15 「マンガを活用した小説の時制理解と指導の改善」,『国語科学習デザイン』1(1),51-60頁,2018.2
16 「中学校における「読みの交流」の実践」,全国大学国語教育学会編,『全国大学国語教育学会・公開講座ブックレット⑨『対話のある国語科授業づくり』,全国大学国語教育学会,29-37頁,2018.3
17 「「灯台」における象徴表現と交流のための〈問い〉ー教職課程の学生による〈問い〉の創出と読みの交流ー」,『教師養成研究紀要』第10号,玉川大学教職大学院,4-19頁,2018.3,共著(筆頭著者 松本修)
18 「小説の比べ読みに関する言語活動の提示形式の比較と学習展開の実態」,松本修ほか著,『平成27年度-29年度 公益財団法人教科書研究センター教科書等調査研究委託事業報告書 「国語科教科書における言語活動例の提示形式と学習展開の実態に関する研究」』,教科書研究センター,89-108頁,2018.8
19 「大学⑧ 教育実習指導の現場から―新型コロナ時代の学び―」,『月刊国語教育研究』,2021 2月号(通巻586)発行,日本国語教育学会,60-61頁,R3.2
20 「大学生による学習指導要領改訂案の分析と考察―異学年での交流をもとに―」,『沖縄国際大学日本語日本文学研究』,第25巻第1号,33-55頁,沖縄国際大学日本語日本文学会,R3.2
21 「子供の学びの見取りと評価―対話的な学びの姿を通して―」,日本国語教育学会沖縄支部紀要『てぃんがーら』第 2 号,日本国語教育学会沖縄支部,21-32頁,2022.3
22 「教科書出版4社における「走れメロス」の教科書「手引き」の比較」,松本修編,『小学校・中学校 国語科教科書教材手引きの新旧比較―2017年学習指導要領告示前後の版を比較して―』,公益財団法人教科書研究センター「教科書の使い方に関する調査研究」(2020~2023年度)国語部会研究報告,70-80頁,2022.5
23 「A・シュッツの現象学から見た『夢十夜』の世界―大学生の「第一夜」の読みをもとに―」,『月刊国語教育研究』,2022 6月号(通巻602)発行,日本国語教育学会,42-49,R4.6
2023年 4月 1日 現在