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深澤 秋人(FUKAZAWA,AKITO)

所属: 総合文化学部 社会文化学科

職階: 教授
担当科目: 古文書講読Ⅰ・Ⅱ、演習Ⅰ、演習Ⅱ、実習
      南島歴史文化特殊研究Ⅰ・Ⅱなど
プロフィール
主要学歴國學院大學大学院文学研究科博士課程
前期日本史学専攻修了
学位博士(歴史学)
研究分野近世琉球の対外関係史、尚家文書の文書管理史と史料学
所属学会・協会等国史学会、歴史科学協議会、南島史学会、
琉球沖縄歴史学会、沖縄県地域史協議会
主要な社会的活動国史学会評議員、那覇市文化財調査審議会委員、
西原町文化財保護審議会委員
徳之島町誌編集委員会委員
E-maila.fukazawa@okiu.ac.jp

教育活動等

年月日主な教育活動摘要
2017年4月~現在古文書講読Ⅰ・Ⅱ2017~19年度、前期・後期、2~4年次、講義形式、基礎科目、2単位、16回、20~40名/受講生に尚家文書343号「在勤中日記」(那覇市歴史博物館蔵)を割り当て、当該箇所のくずし字の翻刻と読み下しができるようになることを到達目標としている。本史料は1871年に鹿児島琉球館に赴任した在番親方の公務日記であるが、内容の面白さに関する説明と到達目標のバランスをとることに苦慮している。今後の教育活動の課題としたい。
2017年4月~現在演習Ⅰ2017~19年度、通年、3年次、演習形式、演習科目、4単位、31回、10~15名/受講生に『沖縄県史』各論編第3・4巻の論考を割り当て、先行研究および引用史料の一覧を作成のうえ当該論考の論点を報告してもらっている。未見の研究や史料の存在に気づかされることもあり、今後の教育活動への参考とすることができた。
2017年4月~現在演習Ⅱ2017~19年度、通年、4年次、演習形式、演習科目(卒業論文指導)、4単位、31回、10~15名(留学生なし)/受講生に卒業論文で引用する史料の読解と解釈および論点について報告してもらっている。学生との質疑応答を通じ、未見の史料や新たな視点に気づかされることもあり、今後の教育活動への参考とすることができた。
2017年度~現在実習2017~18年度、夏季集中、3年次、実習科目(フィールドワーク)、2単位、10~15名程度/2017年度は那覇市歴史博物館で琉球士族の家譜史料、2018年度は沖縄県公文書館で稽古案文集(同館岸秋正文庫蔵)の閲覧と調査を実施した。原本に接することを重視しているが、学生の指導を通じて琉球史をめぐる史料論の可能性を実感することがあり、今後の教育活動への参考とすることができた。
2017年2月11日、2019年2月9日、2020年2月8日修士論文審査2016年度1件(主査)、2018年度1件(副査)、2019年度2件(副査)

研究活動等(著書・論文等)

【論文(単著)】
  • 「尚家文書の全体像と現状―東京尚家邸の目録と史料群の伝来―」(『档案修復与歴史資料的数字化―第六届東亜史料研究編纂機構聯席会議論文集』社会科学文献出版社、2020年4月)
  • 「廃藩置県に関する通知―鹿児島琉球館への伝達をめぐって―」(『黎明館調査研究報告』第31集冊、2019年3月)
  • 「鹿児島琉球館における「役所」の機能―尚家文書三四一号を中心に―」(『国史学』第219号、2016年6月)
  • 「1854年派遣の進貢使について―尚家文書二五七号を中心に」(『萬國津梁―東亜視域中的琉球 第14届中琉歴史関係国際学術会議』中琉文化経済協会、2015年4月)
  • 「東京琉球館役所の人々と運営―「役所」との関係を中心に―」(『日本歴史』第797号、2014年10月)

【著書(単著)】
  • 『近世琉球中国交流史の研究―居留地・組織体・海域―』(榕樹書林、2011年9月)
2020年11月11日現在