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下地 賀代子(SHIMOJI, Kayoko)

所属: 総合文化学部 日本文化学科

職階: 教授
担当科目:日本語学入門、日本語学概論、日本語文法論、日本言語史、
     琉球語学概論、ゼミナール、卒業論文



プロフィール
主要学歴千葉大学大学院 社会文化科学研究科(博士課程)修了
学位博士(文学)
研究分野日本語および琉球語(特に南琉球)の文法論
所属学会・協会等日本語学会、日本言語学会、日本語文法学会、
千葉大学日本文化学会、琉球大学言語文化研究会、
奄美沖縄民間文芸学会、沖縄文化協会、沖縄言語研究センター
主要な社会的活動1) 学外:新沖縄県史編集委員会各論編言語専門部会委員(H30.8.10-)
恩納村史「言語編」専門部会委員(H27.4.11-)
八重瀬町史専門部会委員(H29.3.22-H31.3.21)
沖縄県「しまくとぅば普及センター」講師養成講座運営委員会委員(R4.4-)
放送大学面接授業講師(2019年度、2022年度)
2) 受賞歴:2004年度沖縄言語研究センター仲宗根政善記念研究奨励賞(2004.7)
第28回沖縄文化協会賞金城朝永賞(言語部門) 受賞(2006.9)
E-mailkshimoji@okiu.ac.jp

教育活動等

年月日主な教育活動摘要
2022年4月〜学内FD支援プログラム(公募プロジェクト)「「アカデミック・ライティング」のテキストと継続的な指導法の確立」日本文化学科の必修科目「アカデミック・ライティング」で使用する、本学科の研究領域に即したテキストの作成を主要な目的としたプロジェクトである。授業のテキストとして通年度的に使用できるようにするため、出版社からの刊行を目指している。さらに、科目「アカデミック・ライティング」と関連付けながら、ライティングセンターの運用方法についての試験的な実践の試みを行なっている。
2020年9月〜クラウド型ソフトウェア(Saas)の授業への活用日本語学入門、琉球語学概論、日本語文法論Ⅱ、日本言語史Ⅱの授業において、配布資料データの共有、リフレクションシートおよび課題の提示(提出、返却まで)、授業に関するアナウンスを行うのに、Googleclassroom、Teamsを活用している。迅速な対応が可能となり、授業に関する質問などもすぐにフィードバックすることができている。
2020年9月〜2022年7月web会議システム用サービスのオンライン授業への活用日本語学入門、琉球語学概論、日本語文法論Ⅱ、日本言語史Ⅱの授業において、対面授業の他に、zoom、Teamsを活用したライブ型授業および、オンライン授業を実施した。オンライン授業をライブ型で行うことによって、その場で質問に対応し、またグループ・ワークも取り入れられるた。また授業の録画を行い、その動画をアプリケーションにアップロードして、通信不良などによるやむを得ない不参加にも対応した。
2020年4月〜8月オンデマンド型授業の配信日本語学概論、日本語文法論Ⅰ、日本言語史Ⅰの授業において、YouTubeとGoogleformsを組み合わせたオンデマンド型授業を実施した。受講生の通信環境への配慮の最優先させるために選択した授業スタイルであったが、授業動画の視聴→内容確認の小クイズという流れが生まれた。自身の理解度を授業ごとに確認できること、復習がしやすいことなど、対面授業以上に効果的だと考えられる面も窺えた。なお、質問などへの対応にどうしてもタイムラグが生じる、というマイナス面もある。
2017年6月10日公開講座2017年度筑紫女学園大学公開講座「文学と南」の第4回の講師として招待された。「「琉球語」の現在―多様性を巡って」というタイトルで市民向けの講座を担当。琉球語がどのような言語か、どのような状態にあるかを説明、さらに琉球語再活性化に関する様々な取り組みについて紹介した。

研究活動等(著書・論文等)

・著書
『琉球のことばの書き方』 (共著、第2部8章「多良間方言」担当)2015.11くろしお出版
・論文
「琉球語継承活動の現状と課題―先行事例の分析を通して―」2020.3『沖縄国際大学日本語日本文学研究』第24巻2号
「南琉球・多良間島方言の「移動の表現」に関わる動詞の類型(2)」2018.3『南島文化』(沖縄国際大学南島文化研究所紀要)40号
「南琉球・多良間水納島方言形容詞の叙述法断定の形式」2017.9『沖縄国際大学日本語日本文学研究』22巻1号
「南琉球におけるしまくとぅばの現状―多良間島を中心に―」2017.3『しまくとぅばルネサンス』沖縄国際大学公開講座委員会
「南琉球・多良間方言の「移動の表現」に関わる動詞の類型(1)」2016.3『言語文化論叢』13号、琉球大学言語文化研究会
「宮古語多良間島方言の形容詞形態論」2016.3『琉球諸語 記述文法Ⅱ』科研報告書「消滅危機言語としての琉球諸語・八丈語の文法記述に関する基礎的研究」(代表 狩俣繁久)
・その他
「多和田眞一郎著『沖縄語動詞形態変化の歴史的研究』」2021.12『日本語の研究』第17巻3号(書評論文)
『カンナマルクールくの神(カンナマルクールクぬ かむ)』(絵本、聞き取り・共通語訳・ことばの解説、2021.12)
『たらまふつ副読本 シュダツズマンパイル』(監修、2019.3)
『使えるたらまふつ辞典―多良間方言基の基礎語彙―』(編著、2017.3)
「琉球語で書く、琉球語を書く」『武蔵野文学』63(武蔵野書院2016年度版図書総目録)
2023年4月7日現在