文字サイズ

劉 淼(Liu, MIAO)

所属: 総合文化学部 日本文化学科

職階: 講師
担当科目:
中国語Ⅰ〜Ⅳ、ゼミナール入門、ゼミナールⅠ〜Ⅱ、
グローバルコミュニケーション論、多文化体験実習
プロフィール
主要学歴首都大学東京大学院
学位文学博士
研究分野中国語学、近世中国語の語彙と文法、日中対照研究、早期北京語に関する研究
所属学会・協会等中国近世語学会、日本中国語学会、日本語教育学会
主要な社会的活動東京都立大学オープンユニバーシティ講座講師
趣味 モットー等博物館や美術館巡り
随遇而安(どんな環境・境遇にも安んじる)
E-mail・ホームページ等liu@okiu.ac.jp

教育活動等

年月日主な教育活動摘要
教育方法の実践例
2024年4月〜2025年3月ゼミナールⅠ・Ⅱ2024年度、前期、3年次のゼミ学生、講義と演習形式、専門科目、2単位、前期・後期それぞれ15回、6名。基本的には、言語学、日中対照言語学、日本語学、中国語学などの言語に関する論文を輪読することを中心にします。先行研究をできるだけ多く取り上げ、その中から自分の興味関心を持つ分野を見つけ出し、卒業論文のテーマと調査資料、方法論と関連付け、執筆に導きます。後期は前期のゼミナールⅠで学んだ内容を基に、参加者それぞれの興味関心に沿ったテーマに関する先行研究を共同で読み、議論します。また、各自の研究計画について発表します。全員がテーマや研究方法について積極的に検討し、議論に参加します。前期のゼミナールⅠで行った活動に続き、卒業論文のテーマと方向性を決定すること。
2024年4月〜2024 年8月中国語Ⅰ2024年度、前期、2~4年次の学生、講義形式、共通科目、2単位、30回、40名。初心者を対象として、中国語の基礎から紹介します。発音の注意点を丁寧に解説し、訓練を繰り返し行うことで、発音を確実に身につけていきます。平易な会話文を練習しながら、最も基本的な文法事項について紹介して、中国語についての興味と理解を深めます。
2024年4月〜2024 年8月中国語Ⅲ2024年度、前期、2~4年次の学生、講義形式、共通科目、2単位、30回、21名。中国語Ⅰ・Ⅱに引き続き、話す、聞く、読むといった総合的な能力の向上を図り、これまでに学習した基本文型を駆使して中国の友人を作り中国のことを聞いたり沖縄のことを紹介したりできるよう中国語の基本文型を習得します。
2024年9月〜2025年3月ゼミナール入門2024年度、後期、必修科目、講義、授業回数15回、3年次の所属ゼミの選択材料を提供するため、各ゼミ担当の教員が研究分野やゼミについて講義するオムニバス科目。日本文化学科開設のゼミの特色、研究内容への理解を深め、専門性を深化させて具体的な学問の方策について学びます。琉球文化コース、日本文化コース、多文化間コミュニケーションコースの各開設科目の基礎科目、応用科目、発展科目がどのように形成されているかを知り、卒業研究に向けて自分自身の専門性をどのように高めていくかを学び、研究計画書を作成します。
2024年9月〜2025年3月グローバルコミュニケーション論2024年度、後期、1年次、講義、専門科目、2単位、授業回数15回、オムニバス形式。世界各国(韓国、英語圏、ドイツ語圏、中国語圏)の言語や文化を学び、多文化間コミュニケーションの基礎となる力を養います。講義だけでなく、学生が発表する機会も設け、外国の言語や文化について知り、日本の言語や文化と比較する視点を持つことを促します。多文化(異文化)を学習・理解し、多文化共生社会に適応できるコミュニケーション能力を身につけることを目標とします。
2024年11月多文化体験実習2024年度、後期、3〜4年次、講義、専門科目、2単位、授業回数15回。多文化間コミュニケーションコースが提供する、「多文化共生入門」「グローバルコミュニケーション論」「ジャパノロジー」「比較文化論」「コミュニケーションスキル」「多文化共生論」などの科目で学んだことを、異文化(多文化)体験と結びつけて理解を深めることをねらいとしています。語学力、コミュニケーション能力、異文化理解(多文化理解)を深めることを目標とします。1)事前学習で訪問先の地域に関する基本的な知識、および使用言語を習得します。2)訪問先の地域での体験実習を通して、コミュニケーションの技能や多文化理解を深めます3)実習内容を内省し、報告書にまとめる。そのことで理解を深め、他者に成果を発信する力を身に付けます。
2024年9月〜2025年3月中国語Ⅱ2024年度、後期、2~4年次の学生、講義形式、共通科目、2単位、30回。中国語Ⅰに続き、発音の注意点を丁寧に解説し、訓練を繰り返し行うことで、発音を確実に身につけていきます。会話文を練習しながら、基本的な文法事項について紹介して、中国語についての興味と理解を深めます。
2024年9月〜2025年3月中国語Ⅳ2024年度、後期、2~4年次の学生、講義形式、共通科目、2単位、30回。中国語Ⅲに引き続き、話す、聞く、読むといった総合的な能力の向上を目指します。また、講読の要素を取り入れ、短文の読解、文章の翻訳、日常生活に必要な実践的な作文力をつけます。中国語Ⅰ~Ⅲで学習した語彙を定着させ、運用能力を高めます。
2024年度後期交換留学内定者の事前研修交換留学内定者は、授業とは別に「事前研修(2024年度後期に全10回程度)」を担当します。留学内定者への事前研修内容は以下の通りです:
⑴留学手続きのサポート
・ビザ申請や航空券手配などの手続きに関する支援
・留学先大学との連絡や手続きのサポート
⑵留学先の言語と文化、歴史、地理的特徴の調査
・留学先国の言語や文化の基礎知識の習得
・留学先国の歴史や地理的特徴に関する調査と理解
⑶留学の心得
・留学先でのマナーや生活様式、社会慣習についての指導
・留学中の安全や健康管理に関する情報の提供
2024年度後期中国語スピーチ大会学内中国語スピーチ大会を実施。参加者は自らの中国語能力を試し、自分の意見や考えを表現する機会を得ます。審査員: スピーチの内容や表現、発音などを評価し、優れたスピーカーを選び出す役割です。彼らは参加者の能力を客観的に評価し、賞を授与する際に判断材料とします。
2024年度後期中国語検定後期対策講座言語能力の向上: 当講座では、リスニグ、リーディング、ライティング、スピーキングなど、検定試験のすべてのセクションに必要な言語能力を向上させるためのトレーニングが提供されます。
基礎から応用までのカバレッジ: 基礎的な文法や語彙から始めて、より高度な文法や表現に進んでいきます。講座では、実際の検定試験と同様の形式や難易度の模擬試験問題が行われます。これにより、学習者は試験の形式や時間管理に慣れるとともに、自分の弱点を特定して改善することができます。
2024年8月19日〜22日岩手大学での非常勤教員2024年度、春学期(集中講義)、本講義の目的は、明清時代の白話小説を通じて、当時の言語使用の特徴や文学的様式を深く理解することです。明清白話小説は、その時代の言語の発展や文学の進展を解明する上で、非常に貴重な資料となります。講義では、近世中国語の研究に焦点を当て、その概観を行い、また基礎的な理解を深めていきます。ここで学ぶことは、中国語の歴史的変遷や文学の発展に関する理解を深めるだけでなく、言語学的な知見を身につけ、学術的な視点から近世中国語の諸相を探求する土台を築くことにあります。
2024年度東京都立大学オープンユニバーシティ講座講師社会人向けオンライン中国語講座。リカレント教育の一環として、仕事やビジネス、異文化コミュニケーションなどの目的に合わせて中国語能力を向上させることを目指しています。
実用的な中国語スキルの獲得: 講座では、ビジネスや仕事で必要な実用的な中国語スキルを身につけることが重視されます。柔軟なスケジュール設定: 社会人向けの講座では、仕事や家庭のスケジュールに合わせて柔軟なクラススケジュールが設定され、夜間や週末に開講されるクラスやオンライン授業など、多様な選択肢が提供されます。

研究活動等(著書・論文等)

【著書(共著)】
翻訳教科書(共著)『エアライン中国語』埼玉女子短期大学内部資料 2020年1月 

【論文】
日本語訳早期北京語小説《春阿氏》第一回(下)(共著)『外国語教育研究』18巻 都留文科大学語学教育センター 2024年3月
日本語訳早期北京語小説《春阿氏》第一回(上)(共著)『外国語教育研究』17巻 都留文科大学語学教育センター 2023年3月
『紅楼夢』に見られる“茶”に関連する動詞について 『人文学報』519号東京都立大学人文科学研究科 2023年3月
コーパスに見られる接尾辞「中」の前接語彙の特徴と近現代の推移について 『学芸国語国文学』54号 東京学芸大学国語国文学会 2022年3月
大学における未習言語としての中国語CLIL(Content and Language Integrated Learning内容言語統合型学習)授業の試み 『外国語教育研究』16巻 都留文科大学語学教育センター 2022年3月
ウィズ・アフターコロナ時代のオンラインによる中国語授業の実践例と分析 『外国語教育研究』15巻 都留文科大学語学教育センター 2021年3月
呼称としての“老师”の通時的意味変化と語用論的機能 『人文学報』517号東京都立大学人文科学研究科 2021年3月
会話引用表現の歴史的変遷 ―会話文の前の“道”を中心に― 『人文学報』516号首都大学東京人文科学研究科 2020年3月 

【口頭発表】
白話小説における“則個”の使用について–『三遂平妖伝』と『金瓶梅詞話』を中心に–
日本中国語学会関東支部例会オンライン実施 2023年8月

【その他】
共同研究・競争的資金等の研究課題
中国国家社科基金一般项目《宋元明及域外汉语等韵学著作搜集与整理》研究分担者 提供機関:中国南昌大学 研究代表者:李軍
教科書音声吹き込み 
『入門中国語』(2021年3月、2022年3月新版)フェリス女学院大学初習中国語テキスト
『愉快的汉语』(2022年3月)東京都立大学中国文学研究室編中国語テキスト
エッセイ
読み物:「中国語教科書でタイムスリップ」日本中国語学会メールマガジン第213号
2024年5月17日現在