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三村 和則(MIMURA, Kazunori)

所属: 総合文化学部 人間福祉学科

職階: 教授
担当科目:   教育課程・教育方法、特別活動の理論と方法
       道徳教育の理論と方法、教職論Ⅰ
       教職実践演習(中・高)
       社会科・公民科教育法、同 演習
プロフィール
主要学歴広島大学教育学部教育学科卒業(1983年)
広島大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程後期単位取得退学(1989年)
学位教育学修士
研究分野教育方法学(授業研究方法論、学級集団づくり方法論、
ドイツにおける総合技術教育の遺産)
所属学会・協会等日本教育学会、日本教育方法学会、日本カリキュラム学会
日本教師教育学会、日本特別活動学会、中国四国教育学会
九州教育学会、歴史教育者協議会、全国生活指導研究協議会
日本生活教育連盟、技術教育研究会 他
主要な社会的活動日本教師教育学会理事(2008年~2020年)
日本教育方法学会理事(2015年~)
日本生活教育連盟全国委員(1995年~)
沖縄県教育委員会点検・評価のための学識経験者委員(2013年)
沖縄県県外進学大学生奨学金検討委員会委員(2016年~2020年)
日本生活教育連盟第69回夏季全国研究集会実行委員長(2017年)
中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会課程認定委員会委員(2017年~2018年)
趣味 モットー等野球・ソフトボール、柔道
朝聞道夕死可矣、Ars longa, vita brevis、
If you stop thinking, you had better stop being human.
E-mailmimura@okiu.ac.jp

教育活動等

  【教育活動等】(過去5年間)
年月日主な教育活動摘要
~2023年度学級総会原案づくりコンテスト(アクティブ・ラーニング)教職科目「特別活動の理論と方法」で、学級総会に提案することを想定した、学級行事についての原案を作成させ、ノミネートした作品から投票により優勝作品を決め、表彰を行うというユニークな実践を行っている。その結果、討議(話し合い)の出発点となる原案を作成する技能が育っている。
~2023年度道徳の時間の指導案の「復元」(アクティブ・ラーニング)教職科目「道徳教育の理論と方法」で、道徳の時間の授業記録と使用された資料を与え、そこからその授業のために作成されたであろう指導案を推測させ復元させるという、ユニークな指導を行っている。その結果、教育実習時の道徳の時間・道徳科の指導案づくりへの移行が円滑になっている。
2018年1月 2019年12月 2024年1月高校公民科教育実習研究授業指導案集担当科目「社会科・公民科教育法演習」を経て教育実習を行った学生が教育実習校で行った研究授業について、学習指導案・配付資料・ワークシート等及び学生の振り返りで構成している。その結果、教科教育法の教材として使用することができ、受講生に好評である。
2017年3月、2017年12月、2019年4月、2020年1月教員採用試験シンポジウムin沖縄、協同出版主催「合格体験談から見えること」について、「今日的な教育課題は今年の試験でどう問われるか?」、「沖縄県の教員採用試験のポイントと対策」、「沖縄県の教員採用試験の傾向と対策」。その結果、受講者から合格者が出て好評だった。
2017年7月那覇市立真和志中学校   校内研修会講演・沖縄国際大学学外講座
「どうする、どう考える 沖縄の学力」の演題で講演した。その結果、学力についての理解と今日の求められている学力についての認識が深まり、また、学力向上のための授業方法や家庭と地域の連携の仕方についての理解や中学生のうちから大学進学を展望させることの必要性の認識が共有された。
2018年4月沖縄市小中学校教職員及び臨時的任用辞令交付式・教職員研修会「児童・生徒の学力向上を目指して教師に望むこと」の演題で講演した。その結果、沖縄県の学力向上を妨げる要因や貧困問題に対抗する学力向上の方法の具体的実践例や、ブルーナーを援用した自己肯定感の重要性の指摘は、教職員に多くの示唆やヒントを与えた。
~2023年学生による授業についてのアンケート3つの講義科目について実施。「よく研究されていて一番わかりやすいと思います」(「教育課程・教育方法」)「知識が豊富ですごく尊敬できた」(「特別活動研究」)「後期の授業の中で一番おもしろかったです。今まで、教科教育法の授業を受けながら、分かっていなかった部分が目からうろこが落ちるように理解できた」(「道徳教育の研究」)などの感想が見られた。
「声も聞き取りやすくて、お話も面白くて、毎回の授業がわかりやすくて、とても楽しかったです。」「教職課程を履修する中でとても役に立つ内容ばかりだった。とても興味深いものが多く楽しかった。」(特別活動の理論と方法)。一方、「パワポの情報量が多すぎるのでもっと減らしてほしい。」という評価も。2023年度前期分2科目(4クラス)のアンケート結果の評点は、本学平均評点が3.8のところ、2科目(3クラス)で上回った(3.6、4.1、4.2、4.6)。
~2023年パワーポイントに対応したノートスペース付きレジュメ使用による授業
授業についてのアンケートで、「レジュメの隣にノートスペースを作ってくれているのと、スライドではレジュメに載っていないものは青色で区別されているのが分かりやすくて良かった。」という声が多い。
2022年~2023年遠隔授業の経験を活かしたパワーポイントデータの配信による授業
授業についてのアンケートで、「PPTが配られたので授業中聞き取れなかったところを補えた。」「パワーポイントの文章が先生の口調で書かれていたのでまるで読み上げられているようで楽しかったです。量の多い回もたくさんあったので理解しやすいように工夫していただいていたのだと感じ、とてもうれしかった。」などの評があった。
2021年パワーポイント・レジュメ・資料配付によるオンデマンド型オンライン授業授業についてのアンケートで「毎回の講義のパワーポイントがわかりやすく、学習しやすい形になっていた。遠隔の中でも、この講義の面白さをたくさん学べた。」 「遠隔授業だったが、レジュメや資料がしっかりしていてわかりやすく、混乱することが少なかった。」「パワーポイントの文章が先生の口調で書かれていたのでまるで読み上げられているようで楽しかったです。量の多い回もたくさんあったので理解しやすいように工夫していただいていたのだと感じ、とてもうれしかった。」「毎回の宿題評価があってよかった」「質問にも答えてくれるし、課題の提出にも適切に対応してくれた」などの評があった。従前の対面授業と評点について比べると全体的に評価は低くなっていた。

研究活動等(著書・論文等)

『東ドイツ小都市ズールの総合技術授業1958年-1989年-人格の全面発達をめざした教育の実相』(翻訳・解説)教育評論社、2023年(単著)
『教師教育研究ハンドブック』学文社、2018年(共著)
『沖縄で教師をめざす人のために』協同出版、2015年(共著)
『教育方法技術論 教師教育講座第9巻』協同出版、2014年(共著)
『沖縄の学力 追跡分析―学力向上の要因と指導法―』協同出版、2014年(共著)
“ Lesson Study in Japan”,Keisuisha,2011(共著)
『沖縄・学力向上のための提言-島を育てる学力をめざして-』ボーダーインク、2010年(単著)
『日本の授業研究〈上巻〉授業研究の歴史と教師教育』学文社、2009年(共著)
『教育実習事前・中間・事後指導DVD(全5巻)』沖縄国際大学、2008年(監修・共同)
『国語科教職課程の展開―国語科教育実践力の探求―』 沖縄国際大学、2006年(共著)
『沖縄における教育の課題』編集工房東洋企画、2002年(共著)
『沖縄・生活指導を切り拓く』国土社、2001年(共著)
『教育の方法-明日の学びを演出する-』ミネルヴァ書房、2001年(共著)
『学校教師の探求』学文社、2001年(共著)
『現代教育の争点』八千代出版、2000年(共著)
『教育方法の基礎と展開』コレール社、1999年(共著)
『道徳教育の基礎と展望』 福村出版、1999年(共著)
『授業の構成と展開のタクト』ぎょうせい、1987年(共著)

2024年4月8日現在