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宮里 新之介(MIYAZATO, Shinnosuke)

所属: 総合文化学部 人間福祉学科

職階: 准教授
担当科目:  【学部】障害者・障害児心理学、福祉心理学、基礎演習A・
       B、心理学基礎演習A・B、心理学実験A・B、心理学専門
       演習IA・IB、心理プロジェクト演習IA・IB
      【大学院】臨床心理面接特論Ⅰ(心理支援に関する理論と
       実践)、臨床心理基礎実習、心理学研究法特論
プロフィール
主要学歴九州大学大学院人間環境学府人間共生システム専攻臨床心理学指導
・研究コース博士後期課程 単位取得後退学
学位臨床心理修士(専門職)
研究分野臨床心理学、障害児・障害者心理学
所属学会・協会等【学会】日本心理臨床学会,日本リハビリティション心理学会,
    日本臨床心理劇学会,日本特殊教育学会,九州臨床心理学会
【協会】日本公認心理師協会、日本臨床心理士会,沖縄県公認心理師協会
主要な社会的活動日本臨床心理劇学会 理事(2012年4月~現在)
日本リハビリテイション心理学会資格認定委員会 評議員(2016年4月~2022年3月)
鹿児島県臨床心理士会 副会長・災害対策コーディネーター(2019年4月~2022年3月)
九州臨床心理学会地区委員(沖縄県)(2022年2月~) 等
E-mailmiyazato.s+okiu.ac.jp
【教育活動等】
【教育活動等】
年月日主な教育活動摘要
2010年4月~2021年9月鹿児島女子短期大学(前職場)での授業児童教育学科にて「特別支援教育・保育」(1年次)、「幼児理解」(2年次)の授業を担当した。幼稚園教諭、保育士、小学校教諭2種免許取得を目指す学生に対して、主に発達障がいに関する内容及び問題行動を呈するこどもの理解と対応の基本について概説した。
生活科学科生活福祉専攻にて、介護福祉士を目指す学生に対し「発達と老化の理解」(1年次)、「コミュニケーションの基礎」(1年次)、「コミュニケーション演習」(2年次)、「こころとからだのしくみⅡ(精神)」(2年次)の授業を担当した。
生活科学科食物栄養学専攻にて、「教育心理学」(1年次)、「教育相談」(2年次)を担当した。主に栄養教諭免許取得を目指す学生に対し、教育に関する心理学的観点からの諸学説や、学校現場での学校適応をめぐる諸問題について概説した。
2010年4月~2019年9月食物栄養学専攻科にて、「臨床心理学特論」を担当した。管理栄養士を目指す学生への授業であるため、特に各ライフステージに見られる「食」を中心とした問題行動について概説した。
2021年9月~現在障害児・障害者心理学専門科目・2~4年次・障害とは何かを理解し、身体障害、知的障害、発達障害、精神障害の特徴と支援のポイントが理解できるよう、各障害とその支援についての解説を行った。毎時間、授業の理解度と質問・感想のフィードバックを求め、質問については別途回答する資料を作成し、配布した。
福祉心理学専門科目・2~4年次・福祉領域における心理社会的課題とその背景について解説した。また、福祉的支援を必要とする方への支援についても授業内で扱った。毎時間、授業の理解度と質問・感想のフィードバックを求め、質問については別途回答する資料を作成し、配布した。
基礎演習A・B卒業必修科目・1年次・大学で学ぶための基本的スキル(話を聴く力、情報を検索・収集する力、文献を読みこなす力、文章にまとめる力、考えを発表する力、討論する力、協働する力など)を身につけるための様々なワークや提出課題を実施した。
心理学基礎演習A・B卒業必修科目・2年次・質問紙法や心理検査法、行動観察法、実験法などによる実習を行った。この授業では上記の実習にあたって必要となる心理学的概念の説明や実習の具体的方法についての解説を行った。その後、心理学実験A・Bで実習を実施した。
心理学実験A・B専門科目・2年次・質問紙法や心理検査法、行動観察法、実験法などによる実習を行った。各実習テーマについて、心理学基礎演習実習報告書(レポート)の提出を求め、添削して修正を求めるなど基礎的な心理学の研究法を身につけるための授業を実施した。
2022年4月~現在心理学専門演習IA・IB卒業必修科目・3年次・卒業論文研究や活動実践報告に必要な力を身につけるため、研究倫理、文献検索の仕方、心理学研究の計画、研究方法の選択、結果の分析の仕方、論文や実践活動報告書の書き方などについて解説やディスカッションを行っている。
心理プロジェクト演習IA・IB専門科目・3年次・心理学の知識と技術を持って、社会貢献できる力を身につけるため、関心の近い学生数人を1チームとしたプロジェクト班を4チーム構成した。各チームでどのようなプロジェクトを実施するのか、ニーズ調査や課題抽出、活動内容についてのディスカッションなどを行っている。
臨床心理基礎実習(大学院)学内外での臨床心理実習を行う為に必要となる心理臨床の倫理や、臨床心理面接、臨床心理査定などの基礎的知識と基礎的技能の習得を目的とし、ロールプレイング、ディスカッションを通して体
験的に学習する授業を行っている。
臨床心理面接特論Ⅰ(心理支援に関する理論と実践)(大学院)心理臨床面接における基本的態度や理論を習得し、臨床実習に対応できる基礎力を身につけることを目的とした授業である。具体的には、心理面接における契約や事例のアセスメントの仕方、面接技法や各面接過程での留意点について輪読やロールプレイングなどの体験を通して学習する。

研究活動等(著書・論文等)

【著書(共著)】
1.『臨床動作法の実践をまなぶ』,針塚進(監修),遠矢浩一(編),実践7 認知症者への臨床動作法,pp.103-115,新曜社,2019.
【論文】
1.宮里新之介 2021 堂園・山喜論文「発達障がい児の抱える関係性へのアプローチについて-親子並行面接と映像を用いたコンサルテーションの面接過程を通して-」へのコメント,志學館大学心理臨床学研究紀要第10号,31-34.
2.宮里新之介,松元理恵子 2020 児童教育を専攻する短期大学生に対する心理劇を用いたアクティブ・ラーニングの試み―保育時の対応困難場面に焦点を当てて―,鹿児島女子短期大学紀要第57号,55-67.
3.黒原貴仁,沼田薫樹,濱田幸二,坂中美郷,宮里新之介,山口あずさ 2020 大学女子バレーボールチームにおけるコーチングとゲームスタッツに関する研究―鹿児島県4年制大学と短期大学の比較―,南九州地域科学研究所所報第36号,27-31.
4.宮里新之介,片平千智 2018 児童教育を専攻する短期大学生の実習における困難感の調査研究(2),鹿児島女子短期大学紀要第54号,103-109.
5.宮里新之介 2017 児童教育を専攻する短期大学生の実習における困難感の調査研究,鹿児島女子短期大学紀要第52号,145-152.
6.宮里新之介 2015 放課後児童クラブにおける指導員の発達障害児対応の困難感に関する調査研究,鹿児島女子短期大学紀要第50号,121-128.
7.松元理恵子,宮里新之介 2015 女子短期大学生の学生生活ストレッサ―と精神健康との関連について,鹿児島女子短期大学紀要第50号,111-120
8.宮里新之介,松元理恵子 2014 抑うつ傾向の高い女子短期大学生の学生生活上のストレス認知に関する研究 -3年間のデータの分析から-,鹿児島女子短期大学紀要第49号,121-128
9.松元理恵子,宮里新之介 2013 女子短期大学生学生生活におけるストレッサーと抑うつに関する縦断研究 -学生支援につなげるために-,鹿児島女子短期大学紀要第48号,151-162
10.宮里新之介,松元理恵子 2012 女子短期大学生の抑うつ感と学生生活上の多様なストレッサーとの関連,鹿児島女子短期大学紀要第47号,175-185.
11.松元理恵子,宮里新之介 他 2011 抑うつ感と身体不調感から見た女子短期大学生の精神的健康の現状と課題,鹿児島女子短期大学紀要第46号,193-203.
12.宮里新之介,細野康文,遠矢浩一,針塚進 2010 多動傾向を伴う小学校低・中学年児童のための集団心理療法プログラム,九州大学総合臨床心理研究,第2巻特別号「発達障害児のための集団心理療法」,21-31.
13.宮里新之介,財津康輔,遠矢浩一,針塚進 2010 多動性・衝動性の高い高機能広汎性発達障害児へのグループセラピー -他児および活動に対する注目と相互交流の促進を目的として-,九州大学総合臨床心理研究,第1巻,73-87.
14.宮里新之介 2010 重度アルツハイマー型認知症高齢者に対する情動制御不全の改善に向けた動作法の適用,リハビリティション心理学研究,第37巻1号.1-12
【学会発表】
1.山内悠加,後潟春菜,重信穂菜美,松尾弘佳,山野由貴,増田陽子,宮里新之介,服巻豊 2015 地域研修の心理劇体験が監督役割を取ることに及ぼす影響,第20回日本心理劇学会 第40回西日本心理劇学会合同福岡大会抄録集,52.
2.今村葉子,宮里新之介,飯田昌子,佐藤明美 2012 HIV陽性者へのグループアプローチの試み -地方において「長続きする場」をどう構築するか-,日本エイズ学会誌第14巻第4号,(第26回日本エイズ学会学術集会・総会抄録集),342(172).
3.宮里新之介,服巻豊,下池洸史朗 2012 心理劇勉強会における体験が専門職としての成長感と監督役割へのモチベーションにおよぼす影響,第37回西日本心理劇学会福岡大会抄録集,15.
4.細野康文,宮里新之介,遠矢浩一,針塚進 2011 多動傾向を伴う小学校低・中学年児童における心理劇的手法の導入,第36回西日本心理劇学会 沖縄大会抄録集,21
5.宮里新之介 2007 重度アルツハイマー型認知症高齢者における認知・情動の視点からみた動作法適用事例,2007年日本リハビリティション心理学会発表論文集,20-21.
6.宮里新之介 2005 自己弛緩課題と他動弛緩課題が四肢マヒ者の自体感・筋緊張に及ぼす影響 2005年日本リハビリティション心理学会発表論文集,16-17.
2022年5月13日現在