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総合文化学部 |社会文化学科

「沖縄」と「人間」にこだわり学ぶ!

 沖縄にこだわり、沖縄に暮らす人びとがこれまでどのように生きてきたか、そして現在どのように生きているのかという事に焦点をあて、アジア周辺地域との関係も視野にいれて学ぶのが社会文化学科です。「沖縄」と「人間」にこだわり、関心を持つ姿勢と「人間力」豊かな人材を育てます。

客観的・多角的に見極める力を養う

「沖縄」を取り巻く諸問題や社会への影響を、
アカデミックな視点で調べる・論じる・見極めて理解を深めます。

沖縄を考え、人間社会と文化に関心を持ちそのしくみを探究する

  • 人間社会と文化のしくみを探求
  • 現場を重視するフィールドワークの実践
  • 沖縄からアジア・世界へ広げる国際的視野
  • 実践的英語能力の養成
  • 4年一貫ゼミによる少人数教育の充実
  • 問題を発見し、解決できる人材の育成
安慶名 由梨香 社会文化学科 4年次
安慶名 由梨香 社会文化学科 4年次 (具志川高校出身)

先生から見るOKIU

沖縄を知ることから社会・文化への関わりが広がる

鳥山 淳 教授 社会文化学科

鳥山 淳 教授

 社会文化学科では、沖縄という地域を通して学ぶことにこだわるとともに、アジアや世界との比較を視野に入れたカリキュラムを用意しています。歴史や伝統文化から現在の社会問題に至るまで、沖縄という場をしっかりと見すえることを通して、それぞれの問題関心に応じた学びの「根」を育むことができます。
 学生自らがフィールド(現場)に足を運び、そこに生きる人々と出会いながら、社会と文化を理解するための想像力や感受性を身につけていくことを重視しています。そのような学びのなかで異学年交流や社会経験を積んだ学生たちは、学内外の行事の企画立案などに関わり、表現力と責任感を発揮して、活躍の場を広げています。沖縄の社会と文化がもっている可能性と問題点をしっかりと理解し、人々と関わりながら実践的な場をつくっていく能力は、学生たちが自らの道を開いていく力となるはずです。

沖縄・アジア・世界を理解するための4つの領域と7つの専門ゼミ

社会・平和領域

・社会学ゼミ ・平和学ゼミ

民俗・人類学領域

・民俗学ゼミ ・人類学ゼミ

考古・先史領域

・考古・先史学ゼミ

歴史領域

・歴史学(前近代)ゼミ ・歴史学(近現代)ゼミ

学生から見たOKIU

「後悔しない」が私のポリシー!常に興味を持ったことを学びたい。

神谷 留未 社会文化学科 3年次(糸満高校出身)

神谷 留未 社会文化学科 3年次 (糸満高校出身)

 将来はメディア関係の仕事に就きたいので、ジャーナリストの目線で沖縄の問題を学べるのはとても魅力的。特に、基地問題は環境や市民、ジェンダーなどいろんな視点から学ぶことができ、反対でもいろんな立場があることに驚くと共に“届きにくい声”を汲む大切さにも気付けて意識が変わりました。何事にも理由や経緯を追求する習慣をつけることで見えてくる世界も広がるはず。1度きりの人生、私らしくがんばります!

得られる知識は、貪欲に得る。沖国大で、自分らしい追求スタイルを確立!

端 佑馬 社会文化学科 4年次(名護高校出身)

端 佑馬 社会文化学科 4年次 (名護高校出身)

 いろいろ手広く“とりあえずやってみる”自分にとって、大学で出会う“没頭するタイプ”の学生はかなりの衝撃でした。でも自分を客観視できるようになり、人の数だけ価値観があるんだと気づき、いろんなタイプの人を受け入れる姿勢ができました。本学科は、自分の興味がある分野・学びたいことに集中できる環境が整っています。もし今、何がしたいのかわからなくても知識が増えることで選択肢も増えるから無駄な学びはない。それが、ここで学ぶ魅力かな。

4年間で学ぶ教育内容のカリキュラム

 第一の特色は、社会学・平和学・環境学に基づき、家族と社会の関係、基地問題、人間と環境の関係等を通じて、「沖縄に暮らす人びと」が「現在どのように生きているのか」を学ぶ社会コースと、歴史学・考古学・民俗学・文化人類学に基づき、過去の事実や遺跡・遺物、地域の行事や伝統等を通じて、「沖縄に暮らす人びと」が「これまでどのように生きてきたのか」を学ぶ文化コースがあることです。第二の特色は、ゼミ教育を重視していることです。1年では大学での学問の基礎を学び、2〜4年の専門ゼミで自らの専門性を段階的に深めていきます。また、学外調査であるフィールドワークを重視し、2年では必ず実習をおこない、「人間の生き様」の実態に触れます。

社会文化学科カリキュラム (専門科目一覧)

1年次 2年次 3年次 4年次
専門必修科目 フレッシュマンセミナー
沖縄社会入門
沖縄文化入門
琉球・沖縄史入門
社会学概論
平和学概論
民俗学概論
文化人類学概論

考古学概論
歴史学概論
領域演習
外国語資料講読演習I・II
社会調査法I・II
演習I
実習
演習II
専門選択必修科目   アジア社会論
国際平和論
比較民俗学
アジア文化概論
アジア考古学
アジア史

 
専門選択科目 人文地理学概論
人文地理学特講
自然地理学概論
自然地理学特講
地誌I
地誌II
外国史I
外国史II
日本史
社会統計学I・II
古文書購読I・II
  卒業論文

卒業必要単位数

共通科目 32単位以上 ※外国語12単位を含む
必修科目 44単位
選択必修科目 2単位
選択科目 28単位以上

合計 124単位以上(計106単にを含む)

カリキュラム紹介

平和学概論

 「戦争の諸原因を解明し、平和の諸条件を模索して、持続可能な地球の実現をめざす」ことを目的としています。「癒しの島」といわれている沖縄の苦難の歴史などを学び、この沖縄に住む人間の営みを解明し、沖縄を通した平和学を学びます。

南島先史学I・II

 旧石器時代の港川人等の暮らしを発見された資料を基に紹介し、新石器文化については、沖縄固有の文化がどのような過程を経て形成されてきたかを解明し、沖縄諸島と宮古・八重山諸島の先史文化を紹介。その特質を探った後、文化圏を形成するグスク時代について考えます。

社会学実習

 「沖縄を学び、考え、行動する」をテーマとし、弱者・他者の声をたよりに、沖縄の社会問題と現代的課題を考えます。「現場」に足を運び、沖縄戦・米軍基地、女性・ジェンダー、移民・エスニシティ、格差・階層、イメージ・表象など多様な切り口で沖縄に接近します。

民俗学実習

 民俗文化の展開する現場、地域や村落に出かけて行う実習は、夏期休業中1週間ほど行います。地域の祭祀行事の観察記述を共通課題に、個別の課題を設けます。じかに民俗文化に分け入ることの難しさや面白さ、大切さを実感する、民俗学への第一歩が実習です。

文化人類学概論I

 さまざまな民族の文化や社会を知ることによって、自らの文化や社会、さらに人間についての理解を深める。異文化理解の枠組み、制度化された人間関係、儀礼や信仰のありようを扱う。

私の時間割

又吉 健斗 社会文化学科 2年次(首里高校出身)

又吉 健斗 社会文化学科 2年次 (首里高校出身)

 生徒といい関係を築いていた恩師に憧れ、教員を目指しています。入学当初は高校生気分が抜けなかったけれど、好奇心を刺激する講義の数々で大学生らしくなったかな?フィールドワークが多く、教職課程もあって時間管理が大変ですが、学問はもちろん幼少から続けている空手ももっと追求したいです。

社会文化学科ゼミナールの研究テーマ一覧

ゼミナールとは、担当教員と10人から20人前後の学生で構成される少人数の授業形態のことをいいます。

フレッシュマンセミナー(1年次対象)

大学生として、読み、書き、調べ、発表し、議論する能力を養成する。

  • ■上原ゼミ/レポート作成および発表に関する基礎能力の養成
  • ■藤波ゼミ/大学で学ぶために必要となる基礎的な技能を養成
  • ■吉浜ゼミ/テーマの選定、レポート作成・発表の基礎的技能を養成
  • ■宮城ゼミ/言葉の森を探検しよう

領域演習(2年次対象)

専門領域に分かれ、専門分野における学問体系の基本、調査・研究能力の基礎を習得する。

専攻ごとの演習I と実習(3年次対象)

 領域演習で培った知識と方法を活用し、専門分野の個別テーマについて深く学ぶ。フィールドワーク(実習)を通じて、専門分野における調査・研究能力を向上させ、地域理解能力を育成する。

演習IIと卒業論文 (4年次対象)

 4年間の学びの集大成として、各自がテーマを設定し、専門分野における知識と方法に基づき、卒業論文を仕上げ、その内容を社会に発信する。

各ゼミのテーマ
  • ■石垣ゼミ(人類学)「沖縄およびアジア地域の文化人類学の研究」
    ■稲福ゼミ(民俗学)「沖縄および周辺諸地域の民俗文化の研究」
    ■上原ゼミ(考古・先史学)「琉球諸島における先史・原史時代の研究」
    ■澤田ゼミ(社会学)「沖縄・アジアの社会問題とその現代的課題の研究」
    ■鳥山ゼミ(平和学)「沖縄における基地と平和に関する研究」
    ■田名ゼミ(歴史学[前近代])「琉球・沖縄史に関する研究」
    ■新規開講予定ゼミ(歴史学[近現代])
    ※各ゼミの担当者は変更の予定あり。

ゼミの様子

ゼミナール紹介(ゼミ生に聞きました!!)

田名ゼミ (ゼミ員構成:男性16名 女性3名)

田名 真之 教授 専門分野:琉球史、琉中交流史  担当科目:沖縄前近代史、琉中交流史

 田名ゼミの特徴は、何と言っても調査対象となる分野の広さです! ゼミでは古琉球時代から近現代まで、長い歴史を歩んできた「沖縄」について深く学ぶことができます。文献資料や巡検などアプローチの方法は様々ですが、各自の興味関心に合わせて幅広くテーマを設定することができるのは大きな魅力です。2年次に基本的な資料文献の読解から、夏休みを利用した沖縄公文書館での調査実習を通して、資料を読み解く力を鍛えます。3〜4年次には沖縄の歴史や伝統文化、政治、基地・教育問題など各自の知りたいテーマを決め、「論を展開する」ことを目標に、ゼミ論文や卒業論文に取り組みます。自分が知りたいことを原動力に、「知る力」を身に付ける! それがゼミの目標です!
(ゼミ生:吉山 盛弥 読谷高校出身)

卒業生から見たOKIU

一人でも多くの患者さんの生活の力になりたい。その想いが、私自身を動かす原動力です。

比嘉 由紀乃

株式会社 琉球光和
ヘルスケア事業部
ハッピーストーマ推進室
比嘉 由紀乃
社会文化学科
2007年度卒業(那覇高校出身)

現在のお仕事について

 主に人工肛門・膀胱を持つ(オストメイト)の退院後サポートとして、装具提案や患者会サポートのお手伝いをしています。患者さんからの「ありがとう」「安心した」の言葉は、患者さんの生活の一部になれたと実感でき嬉しく思います。これからは、沖縄県だけではなく全国の患者さんのお力になれるよう、常識に捉われない取組みを積極的に行っていきたいと思います。

大学時代について

 「あらゆる出来事に意味がある」「何事にも疑問を持つ」をポリシーに、「沖縄と女性」をはじめ、沖縄におけるジェンダー問題、エスニシティ、沖縄戦、イメージ、表象など新たな学びを追究してきました。一生に一度の大学生活だから思い切って副ゼミ長を務めたのをきっかけに、イベント・行事の企画・運営等のグループリーダーやSA(学生アシスタント制度)、学生代表としての発表など、引っ込み思案から一転、私の中の新たな可能性に気付くことができました。

今後について

 歳が変わらない先輩達が目標とやりがいをしっかり持ち、沖縄の医療を支える、医療環境を変える姿勢にとても刺激されています。仕事に息詰まった時は大学時代、目標に向かって頑張った証である卒業論文ノートと就活ノートを見て元気をもらっています。全く無知だった業界ですが「沖縄の医療環境を世界一にする」を目標に、枠に捉われない挑戦でオストメイトの快適な生活をサポートしていきたいです。それに私自身、医療業界の虜です。

ニュース

社会文化学科の恒例行事MT
(Membership Training)

 社会文化学科の恒例行事であるMT(Membership Training)が今年も2泊3日の日程で、東村の本学セミナーハウスにて行われました。MTとは、入学したての1年生を対象とした宿泊研修です。その主な目的は、1年生同士が交流を深めること、学科教員はもとよりリーダー役の2年生との繋がりを築き、充実した学生生活の第一歩を踏み出すことです。
 MTのすべてを仕切るのは2年生です。年度初めの2年次オリエンテーションで希望者を募り、立候補した約20名の学生がMTリーダーとなって、学科教員と調整しつつ、研修のスケジュールその他一切を決定し実行します。新入生・2年次リーダー・学科教員の自己紹介に始まり、各種オリエンテーションで親睦を深めつつ、東村の史跡巡検、海岸清掃・漂着物回収など環境活動を行います。1年ゼミ対抗“綱引き大会”では、「血湧き肉躍る」時間を参加者全員で楽しみます。MT終了後、新入生・2年生、教員の距離は一気に縮まります。

社会文化学科の恒例行事MTの様子

“沖縄”を探究するフィールドワーク(現地調査)

 社会文化学科では3年次になると、7つの専門ゼミ(社会学、平和学、民俗学、人類学、考古先史学、歴史学[前近代]、歴史学[近現代])から、各自の興味関心にもとづいて1つのゼミを選び、より専門的な研究活動を行っていきます。
 各ゼミでは、毎年、テーマを決めてフィールドワーク(現地調査)を行い、それぞれの専門分野に基づいて沖縄への理解を深めます。フィールド(現場)を重視する学科、社会文化学科の最も重要な学びのプロセスです。

沖縄を探究するフィールドワーク(現地調査)の様子

卒業後の進路

取得可能な免許・資格

所定の科目を履修することによって、以下の免許や資格が取得できます。

  • 高等学校教諭一種免許(地理歴史)(公民)
  • 中学校教諭一種免許(社会)
  • 社会調査士
  • 博物館学芸員資格
  • 図書館司書資格
  • 学校図書館司書教諭資格

目指すステージ

資格を取得することによって、専門職に就くことができます。

  • ■教員
  • ■国家公務員
  • ■地方公務員
  • ■博物館学芸員
  • ■国際機関職員
  • ■観光業
  • ■マスコミ
  • ■印刷・出版業
  • ■NPO・NGO職員

主な就職先

電気

沖縄電力

公務員関係

沖縄県庁、沖縄県中級(学校事務)、宜野湾市役所、石垣市役所、与那原町役場、那覇市教育委員会、沖縄県埋蔵文化財センター、今帰仁村教育委員会、北谷町教育委員会、沖縄県公文書館

金融・保険業

沖縄銀行、沖縄海邦銀行、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング

医療関係

沖縄県立中部病院、医療法人徳山会

ホテルサービス業

沖縄ハーバービューホテル クラウンプラザ、金秀リゾート

マスコミ

沖縄タイムス社、琉球新報社

運輸業

那覇空港グランドサービス、JTAサザンスカイサービス、エアー沖縄、JTB沖縄

その他

サンレー、JAおきなわ、沖縄富士通 システムエンジニアリング、ダイコー沖縄、琉球光和

コラム

学びと就職

鳥山 淳 教授(社会文化学科)

 社会文化学科の“学び”の軸は、沖縄と人間を探求し、アジア・世界の社会や文化を知ることと、多様な価値観と思考回路を身につけ、自らの個性を自覚し人間力を向上させることです。
 自らの問題意識のもと、情報を集め考え判断する経験を積むことで、主体的な行動力が培われます。フィールド( 現場)に出て、生身の人間やその声・人生に触れようとする姿勢は、現代社会を生き抜くために必要な社会的コミュニケーション能力をはぐくみます。さらに、国際交流・地域・ボランティア・文化・スポーツなど学内外の活動が、主体性と協調性をもつ人間力を補強します。沖縄と人間を徹底的に学んだ学生の前途は、大きく広がっていきます。
 卒業生の就職先は多岐にわたり、公務員関係では、中学・高校の社会科教員、県・市町村職員、教育委員会文化財関係職員、博物館の学芸員など。民間企業では、マスコミ、観光・サービス業、運輸業、電気、金融・保険業、医療関係など。その他、大学院への進学、海外留学をする学生もいます。本学科で習得した3つの能力 ― (1)アジア・世界の動きを捉え、沖縄・地域社会を理解する能力、(2)社会的コミュニケーション能力、(3)問題発見と問題解決の能力― は、卒業生の社会での活躍の原動力であり、沖縄の未来を切り開く力となっています。

ゼミの様子

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