沖縄国際大学への米軍ヘリコプター墜落後、6 年目を迎えて(声明)
文書
2010 年 8 月 13 日
沖縄国際大学への米軍ヘリコプター墜落後、6年目を迎えて(声明)
沖縄国際大学
理事長・学長 富川 盛武
今年は沖縄国際大学に米軍ヘリコプターが墜落して、6年目になった。事件直後から、
理不尽で悲惨な事件に対し米軍をはじめ関係組織に強く抗議し、飛行中止を求めてきた。
しかし、未だ本学の上空を飛行し、問題解決がなされていなく、さらに膠着が続く可能性
が高くなった現状を憂い、ここに改めて、普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止と
ともに、普天間基地の一日も早い閉鎖・返還を日米政府はじめ関係組織に要求する。
事件後、米軍関係者が陳謝し、政府関係者、政党関係者、その他多くの人が本学を訪れ、
お見舞いを賜った。その際、「二度とこのような悲惨なことが起こらないように努力、協
力する」とのことであった。しかし、多くの人々の抗議・要求をよそに、未だ本学上空を
飛行している。しかも、打開策が見えず、普天間基地の危険性が続くことが危惧される状
況となっている。遺憾至極である。
大学は、もとより、静かな環境の中で勉学・研究をする場である。例え、いかなる国際
政治論、安全保障論で飛行を正当化しても、大学の静寂・安寧を脅かし、生命すらも脅か
す飛行は大学にとって認められない。
「安全、安心、平和」は思想、信条を超えて万人の求めるところである。本学は、地域
に根ざし、世界に開かれた大学として、地域と経験を共有しつつ連携して、「安全、安心、
平和」のために、普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止を求める。
沖縄国際大学への米軍ヘリコプター墜落後、6年目を迎えて(声明)
沖縄国際大学
理事長・学長 富川 盛武
今年は沖縄国際大学に米軍ヘリコプターが墜落して、6年目になった。事件直後から、
理不尽で悲惨な事件に対し米軍をはじめ関係組織に強く抗議し、飛行中止を求めてきた。
しかし、未だ本学の上空を飛行し、問題解決がなされていなく、さらに膠着が続く可能性
が高くなった現状を憂い、ここに改めて、普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止と
ともに、普天間基地の一日も早い閉鎖・返還を日米政府はじめ関係組織に要求する。
事件後、米軍関係者が陳謝し、政府関係者、政党関係者、その他多くの人が本学を訪れ、
お見舞いを賜った。その際、「二度とこのような悲惨なことが起こらないように努力、協
力する」とのことであった。しかし、多くの人々の抗議・要求をよそに、未だ本学上空を
飛行している。しかも、打開策が見えず、普天間基地の危険性が続くことが危惧される状
況となっている。遺憾至極である。
大学は、もとより、静かな環境の中で勉学・研究をする場である。例え、いかなる国際
政治論、安全保障論で飛行を正当化しても、大学の静寂・安寧を脅かし、生命すらも脅か
す飛行は大学にとって認められない。
「安全、安心、平和」は思想、信条を超えて万人の求めるところである。本学は、地域
に根ざし、世界に開かれた大学として、地域と経験を共有しつつ連携して、「安全、安心、
平和」のために、普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止を求める。