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米軍ヘリ墜落事件

米軍ヘリコプター墜落事故から2年目の8月13日を迎えるにあたってのメッセージ

文書
米軍ヘリコプター墜落事故から 2 年目の 8 月 13 日を迎えるにあたってのメッセージ

 来る 8 月 13 日、本学に米軍ヘリコプターが墜落した事故から 2 年を迎えます。
事故直後の混乱は次第に収まり、大学はようやく静かな環境を取り戻しつつあります。
しかし、あの日ヘリコプターが墜落したことで、大学や大学周辺の人々の心は墜落事故以
前とはまったくちがうものになってしまいました。
静かで平和な環境の下で学問研究・教育活動に専念することが本来の使命である大学は、
以前のように平静を取り戻したかのように見えますが、繰り返し抗議してきたにもかかわ
らず、今でも上空を飛び続けているヘリコプターを見るたびに、再度墜落するのではない
かという不安を禁じえません。
そうであるが故に、われわれは、ヘリコプターに大学の上空を飛んでほしくないという気
持ちをあらためて表明するために、8 月 11 日から 8 月 13 日まで建築中の新本館に「NO
 FLYZONE」と表示した横断幕を掲揚することにしました。
墜落事故後には、使用不能となった旧本館から移動することを余儀なくされ、約 2 年間仮
設プレハブにおいて、何かと不便な環境の下、各種の業務を行ってまいりました。こうし
た中で、現在建築中の新本館は 10 月末に完成する予定です。新本館は、使用不能となった
旧本館を 2.4 倍ほど大きくしましたが、建て増した部分の建築費は本学の負担であり、米
軍や防衛施設庁からの賠償は、旧本館取り壊し時の資産価額相当分であります。
また、大学では保存してある旧本館の壁の問題等について、新本館の完成後に検討する予
定です。
皆様には、何卒、ご理解くださいますようお願いいたします。
            
                    平成 18 年 8 月 4 日
                     学校法人沖縄国際大学 理事長 渡久地 朝明