図書館専門誌『図書館界』の通巻400号を記念した、「図書館・図書館学の発展　2010年代を中心として」と題する特集論文の1つを、日本文化学科で図書館情報学を担当する山口真也先生が執筆しました。


山口先生が担当したテーマは「社会と図書館」。公共図書館を中心に社会との接点を論じた過去10年間の図書館関係文献を紹介・批評したもので、「まちづくり」「社会的包摂」「子どもの居場所」「ホームレス」「貧困」「不登校」といったキーワードでこれからの図書館像を論じています。

山口先生の大学院時代の修士論文は「ホームレスの図書館利用」ということで、久しぶりに最新の動向をリサーチして、以前は排除の対象でしかなかった彼らが、海外の図書館では「包摂」「参加」といった形で、様々なサービスプログラムの対象に含まれるようになってきている、といった発見もあったそうです。

『図書館界』は大学図書館や一部の公共図書館で読むことができます。ぜひご覧ください。