
日本文化学科では、「ことば」「文学」「芸能」など、沖縄と日本の文化を幅広く学ぶとともに、グローバル化する現代の中で、IT(情報技術)、地域理解力、外国語コミニュケーションスキルなど、沖縄・日本の文化を世界に向けて発信するための様々なスキルや感性を磨くことができます。また、「ことばのプロになろう!」を合言葉に、トレーニングを繰り返しながら、職業人、地球市民として自立し、活躍していくための豊かな教養、言語表現力、自己実現力を身につけることができます。

※共通語訳:「私たちといっしょに学んでいきましょう。待ってますよ〜」
日本文化学科
西岡 敏 教授
日本文化学科では、日本語や日本文学への知識を深められることはもちろんですが、島々で育まれた沖縄・琉球の固有のことば(しまくとぅば)、琉球文学・琉球芸能についても専門的に学ぶことができます。現在、高校までのカリキュラムで沖縄・琉球のことを学ぶ機会はそれほど多くありませんが、本学科では地域固有の文化を真正面に見据えています。国語科教員免許課程、日本語教育養成課程、図書館司書養成課程も充実しており、日本文化、琉球・沖縄文化を体得し、しかもその国際的発信を意識しながら、免許や資格を得ることができます。
本学科の学生は、素直で明るいというのが第一印象。一年生のときに取り組む民話劇のおかけで、学科全体としての団結力・連帯力があるのではないでしょうか。
近現代文学、古典文学、絵巻、演劇、映画、アニメといった表現作品の歴史や理論、ことばと教育との関わりなどを学びます。文学賞や放送関係の受賞者もたくさん送り出しています。
琉球文学、琉球語学、芸能論などを学ぶ多彩で専門的なコース。「ウチナーグチを話そう!」「島唄をうたおう!」を合い言葉に、琉球語会話の習得を目指す実践的な授業もあります。
グローバル時代にふさわしい文化の多様性とその発信方法を学ぶコース。地域文化を世界に向けて発信するためのITや情報整理能力、語学力、多文化社会を理解するために必要な解釈力など、幅広いコミュニケーション力を養います。
※「多文化間コミュニケーションコース」を新設します
日本文化学科 4年次
嘉陽 宗大
名護高校出身
元々、国語に興味があった事と人と関わる事が好きなので、国語の教師を目指しています。ただ、「国語」というひとつの分野でくくった時、あまりにも沖縄の事を知らなさすぎる自分がいて、今は琉球文化コースで琉球の歴史や沖縄の方言について学んでいます。
この大学を選んだのは、「教員を目指す学生の為のカリキュラムがしっかりしているよ!」との、先輩方のススメでした。実際入学して感じた事は、「自分の頑張り次第で大きく伸びる」ということです。今、教員資格取得を目指しながらソフトテニス部にも所属していますが、和やかな雰囲気は気分転換にもなっています。僕は、実家のある名護市を離れて生活していますが、なるべく親に負担をかけないようにバイトもしています。毎日の家事は大変ですが、ココに来たからこそ!親のありがたさを身に染みて感じていますし、将来は良い教師になって親に恩返しがしたいと思っています。
日本文化学科 4年次
幸喜 麻乃
那覇高校出身
私の趣味は読書です!と言うほど本が大好きです。幼い頃も、そして、ここ沖国大に入学してからも、私の癒やし空間は「図書館」です。沖国大の図書館は設備も蔵書数も素晴らしく、静かな環境で集中して勉強する事ができます。
現在は、日本文化学科で日本文学の歴史や琉球の歴史及び方言などを学んでいます。
沖縄に生まれ育っていながら、なかなか方言と接することのない私にとって、「琉球言葉」とも言える沖縄の方言は、私達の世代が残すべき大切な財産だと思います。
沖国大に入学して良かったと思うことは沢山ありますが、何事にも一生懸命で個性的なキャラの学生が多く、先生方もフランクでフレンドリーな方が多く、何事に対してもサポートしてくれるので日々感謝しています。
将来の夢は図書館司書で、資格取得に向けてがんばっています。また好きな「活字」に触れられる出版社なども視野に入れています。
日本文化学科 2年次
嘉数 大介
那覇西高校出身
1年次の沖国大祭では、日本語表現演習法IIのメンバーによる創作民話劇「鬼慶良間」の総合演出を担当しました。みんなで分担し、0からのスタート。紆余曲折の上演、熱く、こみ上げる気持ちでいっぱいでした。演劇に関わるのは中3のドラマフェスからで、高1から現代版組踊シンカヌチャーのメンバーとして活動していました。2011年の世界のウチナーンチュ大会では、舞台「翔べ!尚巴志」にインストラクターとして参加。ほかに舞踊の公演に出演させてもらったり、ストリートダンスも踊らせてもらうなどしています。演芸方面の活動はどんどん広がっており、がんばっていきたいですね。とはいえ、講義での課題は多く大変。でも、その多忙さが充実の理由の一つです。沖国大は沖縄に関することに取り組んでいるし、専門学科以外の学問も履修することができる。すそ野の広がりが魅力ですね。

共通科目 28単位以上 ※英語4単位・外国語4単位を含む
必修科目 28単位以上
選択必修科目 16単位以上
選択科目 28単位以上
合計 124単位以上
1年生が11月の大学祭での演劇の上演を目指して、舞台作りを体験します。
国語の先生になるためのトレーニングを積む授業です。模擬授業を行います。
沖縄の方言を学ぶ授業。会話や島唄を通じて方言にふれ、音声や文法などことばのしくみを理解。北部での方言調査なども行っています。
文化を越えて機能するために必要な知識、スキル、態度を育てる授業。世界共通語としての「英語」を交えて、さまざまなアクティビティを体験的に身につけていきます。
※カリキュラムは現在認可申請中です。科目名等は一部変更になることもあります。

琉球の文化、特に方言に興味がありこの学科に進学しました。日本文化学科には一学年で約130名の学生がいて、教職課程のカリキュラムもしっかりとしており、先輩・後輩の仲も良くお互いに刺激し合っています。またボランティア活動も盛んで、今は仲間と一緒に、児童福祉などの施設でボランティア教師をやっています。
沖国大では、どんな環境に置かれても自分次第で学力は伸ばせることを学びました。
夢は、常に輝いている女性。そして人様のお役に立てる「起業人」を目指します!
ゼミナールとは、担当教員と10人から20人前後の学生で構成される、少人数の授業形態のことをいいます。
読む、調べる、考える、発表するためのトレーニングを繰り返しながら、言語表現力の基礎をしっかりと身につけていきます。文章が苦手な人は、学内の「ライティングセンター」にて、日本文化学科を卒業した大学院生から個別指導を受けることも可能です。『にちぶん羅針盤』というブックガイドを配布し、ブックラリー形式で、楽しみながら読書に親しみ、読解力と専門知識を身につけることもできるようになっています。また、メンバーシップトレーニングとして定期的にレクリエーションも行っています。
前期(4月〜8月)は、本格的な卒業研究に向けての準備として、論文の書き方、文献批評の方法、アンケート調査やインタビュー調査などの社会調査法、パソコンを使ったデータ集計方法などを学習します。後期(9月〜2月)は、専任教員によるゼミ紹介、ゼミ見学ツアー、研究室訪問などを通じて、3年生から専攻するゼミ・学問分野を選択していきます。
2年生までに養った専門知識と研究手法を活用し、各自が自由にテーマを選び、それぞれの仮説・問題意識の下で、研究発表を行います。研究発表を通じて、プレゼンテーションとディスカッションのトレーニングを徹底して行います。
4年間の研究活動の総仕上げとして、各自がテーマを自由に設定し、卒業論文を仕上げます。その成果を、卒業論文集として出版します。
下地 賀代子 講師(左上)
専門分野:日本語学、琉球方言学
担当科目:日本語学概論、琉球方言学特殊講義、日本言語史など
下地ゼミでは、日本語、琉球方言、沖縄の若者言葉などを対象に、言葉のさまざまな現象について調査・研究しています。2011年度は本学の学生を対象とした若者言葉の研究を行いました。アンケート調査をし、グループごとにテーマを決め、研究に取り組みました。また、春期休暇を利用して宮古高校を訪れ、現役の高校生を対象としたアンケート調査も行いました。
今も昔も変わらない言葉もあれば、変化した形で存在する言葉もあり、また現代社会の中で新しく生まれた言葉など、多くの発見があります。普段何気なく使っている言葉に対する疑問が研究へと繋がり、とても面白いです。(ゼミ生:佐和田 恵美)
授業づくりの理論を学ぶためのカリキュラムが充実!2年生から段階的に、国語科の今日的課題を見つめる視点や、教材論・授業論を学ぶことができます。
実際に教壇に立ち、授業を実践するために2年間かけてじっくりトレーニング。その授業力は、各学校での教育実習でも高く評価されています。
日文の教職課程は授業だけでなく、合宿や模擬授業の自主練習会など、日々の学生の活動によって運営されています。特に1年生〜4年生で構成する班活動により、学びの深化と拡充を目指し、教員としての資質を磨き、高めることができます。
30年にわたって国語教員を養成してきた歴史を強みとして、県内の現職教員や県外の有名な研究者を招いたシンポジウムなどを開催。国語教員として活躍する卒業生との交流も盛んです。より実践的で豊かな学びの機会を提供しています。
株式会社 琉薬
宮城 松吾
日本文化学科(2011年度卒業)
具志川高校出身
日本文化学科は本好きでまじめ、ピュアなハートを持っている人が多いという印象があります。一風変わっていて個性的な学生が多いのもこの学科の特徴です。そういう人それぞれの特色を、自分自身の感覚で楽しみながら、興味の範囲を広げていける学科だと思います。
2年生の時にオーストラリアに半年間留学し、残り半年間をバックパッカーとしてアジアへ旅してきました。カルチャーショックの連続は、私自身の糧になっています。視野が広がったことで物事や他人への偏見もなくなり、友だちも増えた気がします。また、イベント企画サークル「ドリーム&マジック」に在籍したことで大学祭にも関わり、ここでも多くのことを経験してたくさんの人たちと関わりました。沖国大生という肩書きがあればこその経験を、プラスに重ねることができました。
後輩たちに伝えたいのは、夢を持って、ポジティブに行動してほしいということです。目標を忘れてしまうと、何事も達成できない人生になってしまいますから。現状に甘んじるのではなく、興味のあることや自分がやりたいことに向上心をもって行動すれば、どんな事でもできると思います。私はその感覚を、沖縄国際大学で学びました。
「日本語教師」という職業を知っていますか? 日本国内や海外で外国人に日本語と日本文化を教える仕事です。日本文化学科では日本語教師になるためのカリキュラムが充実しており、これまでにたくさんの日本語教師を国内外に送り出してきました。山田知佳さん(那覇高校出身)も本学協定校であるマカオ大学にて2012年4月から日本語教師として教壇に立っています。
日本文化学科には、全国でも珍しい、沖縄の言語や伝統芸能を学ぶ「琉球文化コース」が設置されており、県内外から沖縄文化を学びたい学生が多数集まっています。
「2011年度沖縄タイムス伝統芸能選考会」では、日本文化学科から2名の学生が最高賞受賞者に選ばれました。
太鼓部門の砂川政秀さん(小禄高校出身)「この賞を幼いころから目標としてきました。これからも稽古に励みます」
舞踊部門の仲村圭央さん(普天間高校出身)「舞踊に対する想いを胸に、これからも仲間とともに、師匠からたくさんのことを学んでいきます」
日本文化学科では、創作・表現活動がとても盛んです。特に文芸分野や放送分野では、在学生・卒業生が県内外の賞も数多く受賞しています。
例えば、沖縄の詩人に贈られる「山之口貘賞」はこれまでになんと4人が受賞しています(宮城隆尋さん(首里高校出身)、松永朋哉さん(首里高校出身)、大石直樹さん(八重山高校出身)、トーマ・ヒロコさん(浦添高校出身)。宮城さんは沖縄タイムス芸術選賞文学部門現代詩奨励賞も受賞しています。各受賞作品は詩集として出版されていて、書店や図書館でも手に取れますので、ぜひ読んでみてください。

放送分野では、根間彩夏さん(宮古高校出身、写真右)が2009年度NHKラジオドラマ脚本コンテストで佳作を、平良一紘さん(コザ高校出身、写真左)が監督・脚本を務めた作品がNHK全国大学放送コンテストの2010年度ラジオドラマ部門で全国1位、さらに2011年度の映像番組部門でも全国3位と連続受賞しています。久場川愛莉さん(首里高校出身、写真中央)は1年生ながら、2011年度 NHK全国大学放送コンテストの朗読部門でいきなり全国1位の快挙!
創作好きが集まる日本文化学科。あなたも日本文化学科で創作活動に取り組んでみませんか?
所定の科目を履修することによって、以下の免許や資格が取得できます。
※他に、パソコン関連資格の取得も支援しています。
資格を取得することによって、専門職に就くことができます。
沖縄県立高等学校教員、那覇市立中学校教員、沖縄県立高校図書館司書、那覇市立小学校図書館司書、名護市立小学校図書館司書、那覇市立公共図書館司書、宜野湾市民図書館司書、沖縄市立図書館司書、沖縄県庁、入国警備官、南城市役所、読谷村役場、沖縄市役所、海洋博覧会記念公園管理財団、福建師範大学(日本語講師)、千葉県警
日本生命保険、コザ信用金庫、沖縄県農業協同組合
サンエー、金秀商事、琉薬、コンピュータ沖縄、琉球光和、宮脇書店、沖縄ファミリーマート、ベネッセコーポレーション
FM沖縄、琉球放送、沖縄タイムス、琉球新報
ルネッサンスリゾートオキナワ、アリビラホテルマネジメント、ホテルロイヤルオリオン、エアー沖縄、沖縄ツーリスト、オキナワマリオットホテル、リザンシーパークホテル 谷茶ベイ
沖縄国際大学大学院、早稲田大学大学院、宮城教育大学大学院、琉球大学大学院、慶応義塾大学大学院、白百合女子大学大学院、筑波大学大学院、城西国際大学大学院
沖縄タイムス社に勤務する大野さんの「不発弾処理問題」を取り上げた記事が全国のジャーナリストから高い評価を受けて名誉ある疋田桂一郎賞を受賞しました。日本文化学科の卒業生はマスコミにも活躍の場を広げています。

日本文化学科というとまず国語教員、図書館司書、日本語教員などが思い浮かぶと思います。もちろんこれらの職業については、充実したカリキュラムを用意しており、強い意志を持った学生達は、夢を実現しています。それだけでなく近年の傾向として、マスコミ関係や一般企業にも強みを発揮しています。これは日本文化学科の授業を通して身につく、読解力、作文力、話す力、によるものです。昨年は沖縄タイムスに就職した卒業生が、不発弾処理の記事により、全国的な賞を受賞しました。これはもちろん本人の地道な努力によるものですが、在学中培われた、しっかり調べ、それを分かりやすく正確な言葉で表現するという訓練の結果でもあるのです。一般企業においても現在、書く力、話す力は大卒社会人の必須の能力と考えられています。読解力、表現力は、地道な長い努力によってしか身につきません。日本文化学科では、仲間と楽しく語り合いながら、徐々にみなさんが成長するプログラムを用意しています。