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日本文化学科のブログ

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【日文2年生向け・ゼミ選択のためのキャリアガイダンスを開催しました!】

キャリア教育
日本文化学科では、3年生からのゼミ・研究室の選択がスムーズに進むように、2年生後期の必修科目として「ゼミナール入門」という科目を設置しています。

「ゼミナール入門」では、3年生からのゼミ(研究室)を選択するために、リレー形式での各ゼミ・研究室の紹介を行っていますが、それ以外にも、<将来の進路について考える機会>も2回も受けています。

日本文化学科のゼミの中には、国語教師、日本語教師、図書館司書、言語文学研究者、芸能実演家など、専門的な職業を目指すためのゼミもいくつか設置されています。3年生からゼミを選択するためには、興味がある学問分野を決めることも大事ですが、1・2年生までの大学生活を振り返りながら、将来のことを真剣に考える(決定する・絞り込む)ことも大切です。

12月1日の「ゼミ選択のためのキャリアガイダンス」では、日文2年生の皆さんが、将来の進路について具体的に考えられるように、
●キャリアドバイザーの島袋先生による職業選択の方法・考え方についてのレクチャー
●日本文化学科4年生による就職活動(民間企業)+採用試験現役合格体験記(国語科教員+図書館司書)
●他学科4年生による就職活動(民間企業)
の3つのプログラムを実施しました。











ガイダンスは、第一のワークとして、①小さいころになりたかった仕事と、②日本文化学科に入学した時の将来目標・志望動機を考えるところからスタートしました。
①は「お菓子屋さん」「漫画家」「ペットショップの店員さん」「戦隊ヒーロー」などが上がりますが、②では「教員」「図書館司書」「公務員」「銀行員」「警察官」など現実的な進路が上がります。どちらが正しい、ということではなく、共通することを考えると、その人にとっての就活の軸が浮かび上がってきます。例えば、子どものころに戦隊ヒーローという夢を持っていた人が入学時の目標が「警察官」に変わった場合、一見すると異なる将来像のように見えますが、人や社会の安全を守る仕事をしたい、という軸が見えてきます。子どもの頃と現在を重ねることは就活のスタートとしてとても大切なのだそうです。

先輩たちからの就職体験記では、専門職を目指す人たちに向けては、
●毎日の勉強が採用試験に役立つ・特別な勉強をしなくても授業で学んだことがそのまま採用試験の勉強になる。
●専門職の採用試験でも「ガクチカ」は問われる。「ガクチカ」は特別ことではなく、大学の先生たちが授業で紹介する本を読んだり、紹介してくれた場所やイベントに行ってみると学びが深まるだけでなく実体験につながる。大学が準備してくれたチャンスを自分のものにしていこうという気持ちが大切。
民間企業への就職を考えている人には、
●日文の学びはどの企業にも関心をもってもらえる。「ことばのプロになろう」という合言葉にも示されている言葉の力はエントリーシートの作成や面接でも役立つし、沖縄について専門的に学んでいることは県内企業はもちろん、県外企業でも関心を持ってもらえる。
●3年生からはインターンシップへの参加に向けて就活がすぐスタートする。2年生のこの時期は自分について知る期間。年々早期選考が始まっていて、早い人は3年生の10月ごろに内々定をもらうこともある。スタートに乗り遅れないように自己分析をすぐにでも開始してほしい。
といったアドバイスがありました。

さらに、これからゼミを選択する2年生に向けては、
●卒論は2年間付き合っていくもの。友達と一緒がいいとか、いい加減な気持ちで選んではダメ。そういう人は卒論で苦労する。
●ゼミにはそれぞれ特徴がある。手取り足取り、卒論の指導をしてくれるゼミもあれば、ある程度任せてくれるゼミもある。どちらもいいところがあるので、自分にあったゼミをえらんでほしい。
といった、2年間のゼミ活動を終える時期の4年生だからこそのメッセージも印象に残りました。

ガイダンスの最後には、本学のキャリア支援課の様々なサポートの紹介もありました。
2年生のみなさん、自己理解を深めつつ、興味・関心にもとづいて将来像をデザインしていくための力をしっかり身に付け、納得のいくゼミ選択ができるようになりましょう。