月野楓子先生の研究室を訪ねてきました
学生による取材投稿
月野 楓子 先生
「どのような学生時代を送ったのか」
大学では、スペイン語を専攻しスペインにも留学しました。高校生の頃に南米のチリに留学した経験があり、スペイン語に親しみがありました。高校時代のチリの村への留学生活では、難しいこともありましたが、新しい発見や楽しいことが多くありました。現地の方たちはアジアの人を見たことがなく、村の中で私は注目される存在となり困惑することもありましたが、印象的な出来事になりました。大学のサークルには入らずアルバイトをしてお金を貯め、春休みなどの長期休みになると中南米を中心にバックパッカーとして旅行をしていました。
「留学や旅行で経験したカルチャーショック」
中南米の人たちの感情をはっきり出すところやスキンシップが多いところに衝撃を受けました。挨拶で頬と頬を合わせてキスをする文化など、感情の表現の仕方が日本と全く異なると思いました。この経験がなければ、人とのコミュニケーションの取り方や感情表現の仕方もきっと違っていたと思います。中南米の人たちのコミュニケーションの仕方を「素敵だ」と感じたから、自分自身も影響を受けて変わりました。
「アルゼンチンでの『島唄』との出会い」
私は、ラテンアメリカと移民について研究しています。私がこの分野に進んだきっかけは、大学3年から4年生の春休みに中南米を旅していたときのアルゼンチンでの経験でした。元々、バックパッカーをしていて、アルゼンチンに滞在した際にたまたまTHE BOOMの「島唄」がヒットしているのを目にしました。そのミュージックビデオには、沖縄移民の二世や三世の方たちが映っていました。それまで沖縄移民の歴史を知らなかった私は、アルゼンチンで生まれ育った同世代の人々が沖縄民謡を歌ったり、三線を弾いたりなど、どうして沖縄の文化を継承しているのかと疑問に思ったのが最初のきっかけです。
そこから興味を持ち、卒業論文では「なぜ『島唄』がアルゼンチンでヒットしたのか」という問いを立てて書きました。これが今の研究分野との出会いであり、始まりとなりました。
「学生へ」
学生のみなさんへ伝えたいのは「外へ出よう」ということです。沖縄が好きという学生が多いですが、外へ出ることで、ようやく沖縄のどこが素敵で魅力的なのかを考えられるようになると思います。別の世界を知ることは、沖縄を捉え直すことにつながるので、留学に限らずに機会があればぜひ行ってみて欲しいです。また、学生のみなさんには安心して帰ることのできる場所があると思います。なので、ぜひ外に出てみましょう。
「感想」
今回のインタビュー取材を通して、外からの視点で自分がいる場所を見ることで、今まで知らなかった面に出会うことができることを学びました。大学生という自由な期間を有意義なものにするために、月野先生のように自分がやりたいことにどんどんチャレンジしていきたいです。

「どのような学生時代を送ったのか」
大学では、スペイン語を専攻しスペインにも留学しました。高校生の頃に南米のチリに留学した経験があり、スペイン語に親しみがありました。高校時代のチリの村への留学生活では、難しいこともありましたが、新しい発見や楽しいことが多くありました。現地の方たちはアジアの人を見たことがなく、村の中で私は注目される存在となり困惑することもありましたが、印象的な出来事になりました。大学のサークルには入らずアルバイトをしてお金を貯め、春休みなどの長期休みになると中南米を中心にバックパッカーとして旅行をしていました。
「留学や旅行で経験したカルチャーショック」
中南米の人たちの感情をはっきり出すところやスキンシップが多いところに衝撃を受けました。挨拶で頬と頬を合わせてキスをする文化など、感情の表現の仕方が日本と全く異なると思いました。この経験がなければ、人とのコミュニケーションの取り方や感情表現の仕方もきっと違っていたと思います。中南米の人たちのコミュニケーションの仕方を「素敵だ」と感じたから、自分自身も影響を受けて変わりました。
「アルゼンチンでの『島唄』との出会い」
私は、ラテンアメリカと移民について研究しています。私がこの分野に進んだきっかけは、大学3年から4年生の春休みに中南米を旅していたときのアルゼンチンでの経験でした。元々、バックパッカーをしていて、アルゼンチンに滞在した際にたまたまTHE BOOMの「島唄」がヒットしているのを目にしました。そのミュージックビデオには、沖縄移民の二世や三世の方たちが映っていました。それまで沖縄移民の歴史を知らなかった私は、アルゼンチンで生まれ育った同世代の人々が沖縄民謡を歌ったり、三線を弾いたりなど、どうして沖縄の文化を継承しているのかと疑問に思ったのが最初のきっかけです。
そこから興味を持ち、卒業論文では「なぜ『島唄』がアルゼンチンでヒットしたのか」という問いを立てて書きました。これが今の研究分野との出会いであり、始まりとなりました。
「学生へ」
学生のみなさんへ伝えたいのは「外へ出よう」ということです。沖縄が好きという学生が多いですが、外へ出ることで、ようやく沖縄のどこが素敵で魅力的なのかを考えられるようになると思います。別の世界を知ることは、沖縄を捉え直すことにつながるので、留学に限らずに機会があればぜひ行ってみて欲しいです。また、学生のみなさんには安心して帰ることのできる場所があると思います。なので、ぜひ外に出てみましょう。
「感想」
今回のインタビュー取材を通して、外からの視点で自分がいる場所を見ることで、今まで知らなかった面に出会うことができることを学びました。大学生という自由な期間を有意義なものにするために、月野先生のように自分がやりたいことにどんどんチャレンジしていきたいです。
【インタビュアー:喜瀬大雅、金城ありさ、平良悠一郎】


