県内図書館関係者でつくる沖縄県図書館協会という団体が毎年発行している機関誌、『沖縄県図書館協会誌』第22号に、沖縄国際大学司書課程の4年生が取り組んだ様々な活動レポートが掲載されています。

今回掲載されているレポートは2本で、このページでも過去にご紹介しましたが、
●企画展示「ぶらりらいぶらりー」ー沖縄国際大学司書課程受講生による企画展示レポート／知念郁圭・砂川真美・比嘉あかね・山城海鈴
●「世界のおはなし会」にチャレンジしました！ーJICA 沖縄国際センター図書資料室にて／沖縄国際大学司書課程受講生
です。



いずれも、山口真也先生の授業「図書館情報学特別演習」で取り組んだ活動を元にしたレポートで、展示企画では、「大学生の課題解決」をテーマに、大学生が5月ごろ（展示時期）抱えやすい悩みや課題を解決したり、寄り添ったり、視野を広げてくれたりするような資料を集めたコーナーを作り、感想アンケートをもとに効果の測定・分析を行いました。世界のお話し会では、沖縄に住む外国人、今回は中東から来られた留学生お二人といっしょに、子ども向けに外国語や外国文化を紹介するプログラムを考えて実施しました。ふだん日本語に囲まれて暮らしている外国人が、生き生きと自分の国の言葉や文化を紹介する姿を見て、図書館の多様な機能をより深く理解できたように思います、といった感想を書かせていただきました。

本号には他にも、司書課程の学生たちもお手伝いした「図書館記念日　りっかりっかとしょかん」のレポートや、山口先生による論考「学内生産資料はどこに行った？ー個人情報保護法施行による影響とその後を考える」、「図書館の自由委員会委員長・西河内靖泰氏に聞くー『図書館ノートー沖縄から「図書館の自由」を考える』その後」も掲載されています。



この冊子は、3月末から4月にかけて、個人会員の皆様、団体会員の皆様に発送予定です。会員外の方でご入用の方は1冊500円でお譲りしておりますので、協会事務局までご連絡ください、とのことです。お近くの図書館等で学生たちの活動をぜひご覧ください。

　沖縄県立図書館内：沖縄県図書館協会事務局
　098-894-5858