文字サイズ

日本文化学科のブログ

ブログ

【最新の図書館報『でいご』で日文3年生・玉城さんの書評(最優秀賞受賞作)を読むことができます!】

図書館司書課程通信
沖縄国際大学図書館が毎年4月に発行している図書館報『でいご』。

最新の第58号には、ひと棚図書館展示や選書委員の活動、ライティングサポートや書架移動プロジェクトのアシスタントのレポートなど、さながら「日本文化学科特集号」のように、日本文化学科の学生たちの活躍が多数紹介されていますが、図書館で毎年開催されている「書評・映画評コンテスト」でも、日文生の受賞作品を読むことができます。

2023年度のコンテストで最優秀賞を受賞したのは、現在3年生の玉城さん。
「ユーモアと深いテーマの調和の魅力」というタイトルの下で、絵本『オレ、カエルやめるや』(マイクロマガジン社、20919年)を読んだ感想を批評的にまとめてくれました。



このコンテストの授賞式は今年1月に行われました。
式典の中で、審査委員長を務めた図書館長の山口先生からは以下のような講評が寄せられていますので、こちらでもご紹介します。

「最優秀賞を受賞された玉城りんのさんは『オレ、カエルやめるや』という絵本の書評での受賞となりました。このコンテストは10年くらい行っていると思いますが、絵本での最優秀賞の受賞は初めてではないかと思います。
 玉城さんは、昨年もこの賞にチャレンジしてくれましたが、その時は『ZOOM』という絵本だったと思います。昨年の審査のことを覚えているのですが、読む量が活字の本とは違うので、絵本での応募は難しい部分があるかなと思っていたのですが、今回はどういうところがよかったのか、審査をしながら私が書いていたメモによると、導入部分からどんドン引き込まれている展開の上手さと、だんだんと謎が解けていくような構成力、絵本に対する知識の深さや豊かな読書量にも関心しましたが、何よりも、読みたくなる書評になっている、という点がとても高い評価を得たポイントではないかと思います。」

「ことばのプロになる」を合言葉に、言語運用能力を高めている日文生ならでは学びの成果がつまった受賞作だと思います。
『オレ、カエルやめるや』は沖縄国際大学図書館の新刊コーナーに排架されています。
玉城さんの書評とともにぜひ手に取ってご覧ください。