公開講座「蝶たちのアナキズム人類学」が沖縄タイムスに掲載されました!
教員の研究活動
去る2024年10月5日に、沖縄国際大学の公開講座で、「蝶たちアナキズム人類学」についてお話ししました。
内容は、宮城秋乃さんの自然保護とセットになった基地反対運動について。
秋乃さんは、自らを「昆虫救助隊」のアキノ隊員と名乗っている方で、
沖縄最大の米軍演習場「北部訓練場」を中心に、米軍の軍事訓練で破壊・汚染された森で、
森を「修復」する活動を行なっています。
私は、秋乃さんの思想と実践に魅了され、かれこれ5年近く、彼女を追いかけています。
その第一弾として、「沖縄の基地反対運動と命の民主主義-軍事化に抗する生き物たちの〈生〉の理論」
(日本文化人類学会の雑誌『文化人類学』89巻1号、2024年)という論文を書いたのですが、
それが、彼女についての初めてのエスノグラフィーです。
その第二弾に当たるのが、今回の「蝶たちのアナキズム人類学」。
会場には、沖国の学生さんたちをはじめ、沖縄に住んでいる人たちが多数来てくださいました。
それを見込んで、今回は、秋乃さんの基地反対運動の思想と実践を、
米軍と日本政府による二重支配の只中で萌芽している「脱支配」の動きとして記述しつつ、
再び<現場>に返すことのできる「実践=理論」を創造することを強く意識しました。

写真は、当日、講座に来てくださった沖縄タイムスの記者・塩入雄一郎さんの記事(2024年10月7日『沖縄タイムス』社会面)です。
これからも「脱支配」を目指す様々な動きを拾い集めていきます!
比嘉理麻
内容は、宮城秋乃さんの自然保護とセットになった基地反対運動について。
秋乃さんは、自らを「昆虫救助隊」のアキノ隊員と名乗っている方で、
沖縄最大の米軍演習場「北部訓練場」を中心に、米軍の軍事訓練で破壊・汚染された森で、
森を「修復」する活動を行なっています。
私は、秋乃さんの思想と実践に魅了され、かれこれ5年近く、彼女を追いかけています。
その第一弾として、「沖縄の基地反対運動と命の民主主義-軍事化に抗する生き物たちの〈生〉の理論」
(日本文化人類学会の雑誌『文化人類学』89巻1号、2024年)という論文を書いたのですが、
それが、彼女についての初めてのエスノグラフィーです。
その第二弾に当たるのが、今回の「蝶たちのアナキズム人類学」。
会場には、沖国の学生さんたちをはじめ、沖縄に住んでいる人たちが多数来てくださいました。
それを見込んで、今回は、秋乃さんの基地反対運動の思想と実践を、
米軍と日本政府による二重支配の只中で萌芽している「脱支配」の動きとして記述しつつ、
再び<現場>に返すことのできる「実践=理論」を創造することを強く意識しました。
写真は、当日、講座に来てくださった沖縄タイムスの記者・塩入雄一郎さんの記事(2024年10月7日『沖縄タイムス』社会面)です。
これからも「脱支配」を目指す様々な動きを拾い集めていきます!
比嘉理麻