日本文化学科には県内唯一の、図書館情報学を専門で学べるゼミナールが設置されています。
ゼミを担当している山口真也先生は、日本図書館協会の図書館の自由委員会の委員として、年に1回ほど、『図書館雑誌』という業界誌のコラム(こらむ図書館の自由)を担当しています。

山口先生が担当した2018年4月号のコラムのタイトルは、「新しい生活、どうしようと思ったら大学図書館へ」。
2018年3月に開催された日本アカデミー賞受賞式で、俳優の蒼井優さんが「これから新学期が始まりますけど、学校がつらい方、新しい生活どうしようと思っている方は、ぜひ映画館に来て」とスピーチされたことを題材にして、新学期、なかなか大学になじめない学生さんたちの居場所に大学図書館がなれるような資料収集のあり方を考えたものになっています。

沖縄国際大学の図書館もこれまでは研究用の資料が多かったのですが、昨年くらいから少しずつ、学生さんがほっと一息つけたり、背中を押してくれるような本も集めてもらえるように提案しています、と山口先生。
4月になって沖縄国際大学図書館の新刊本コーナーにもたくさんの本が入っています。マンガもあります。新入生のみなさん、授業の合間に、授業に疲れたらぜひ図書館でひと休みして下さいね。

過去の山口先生のコラムはこちらで読むことができます。

●「「政治的中立性」と「図書館の自由」は対立するか？」
http://www.jla.or.jp/portals/committees/jiyu//tabid/640/Default.aspx#201704
●「図書館の自由からみた学校図書館法改正」
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/jiyu/column05.html#201504