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日本文化学科のブログ

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【司書課程の4年生の皆さんがジュンク堂書店那覇店で「ブックトークレース」を開催しました!】

図書館司書課程通信
司書課程の4年生たちがアドバンスド科目として取り組んでいる、ジュンク堂書店那覇店でのブックフェア。6月7日からフェアは始まっていますが、8日にはそのキックオフイベントとして、地下1Fイベントスペースをお借りして「ブックトークレース」というイベントを開催させていただきました。イベントには60名を超える方々にお越しいただき、座席を急きょ追加したりして大変なにぎわいになりました。たくさんのご来場、心から感謝いたします。



「ブックトークレース」とは司書課程の学生たちが考えたオリジナルのイベント。1つのテーマの元で数珠つなぎに本を紹介する、図書館での読書イベントの1つである「ブックトーク」に、書店での販売促進イベントということを考慮して「完売」というゴールを設定したレース的な要素を取り入れた内容になっています。

学生たちは1人90秒という制限時間の下で、本の内容や魅力を出来るだけ多く伝えられるように心に残るフレーズや身振り手振りを駆使して、ブックフェアで販売している本が1冊でも多く売れるように熱く想いを語りました。



学生たちのブックトークの後は、このイベントの司会やプログラムの相談、さらに広報方法のアドバイスなどにものっていただいた、日文卒業生の小橋川響さん(ラジオ沖縄アナウンサー)のブックトークも特別に披露していただきました。ご紹介いただいたのは『仙境異聞』という渋い古典文学。語りのプロであえる小橋川さんの実演を通して、学生たちは本の魅力を言葉・声にしてどう伝えるかを学ぶことが出来ました。ボランティアで学生指導に当たってくださった小橋川さん、2か月間、本当にありがとうございました。

イベント終了後には、『琉球新報』と『沖縄タイムス』の取材もしていただきました。同じ読書文化をはぐくむ立場にある図書館と書店とを結び付けて、本・書店の面白さを伝えるという、このアドバンスド科目の取り組みをあらためて1人1人が自分の言葉で語っている点が印象的でした。



ブックフェアはジュンク堂書店那覇店1Fエレベーター前で7月7日まで開催中です。学生たちが「こんなに面白いのになぜ映像化されないの」「授業で読んだ・読まされたけどものすごく面白かった本」という2つのテーマで本を販売しています。小橋川アナウンサーが紹介した『仙境異聞』も販売中です。
お買い上げいただいた方には学生たちが考案し、制作したオリジナルキャラクター「ブックリン」と「じどりん」のブックカバーとしおりをプレゼントしています。ぜひお立ち寄りください!