【図書館司書課程のアドバンスド科目で病院図書館に本を届ける活動が最終日を迎えました!】
図書館司書課程通信
図書館司書課程の4年生がアドバンスド科目の一環として取り組んできた、病院図書館に本を届ける活動。
入院患者さんへのアンケート結果をもとに、寄贈本を学内外に呼びかけて収集するとともに、沖縄県立図書館の一括貸出し本を利用して、「明るい気持ちになれる本」「リフレッシュ・気分転換できる本」「リラックスできる本」「悩みに答えてくれる本」などを集め、本の紹介文を掲載したブックリストを作成するといった活動でしたが、8月13日から12月20日までの展示期間を終えて、12月25日に展示コーナーの片づけと県立図書館への資料への返却に行ってきました。
期間中の利用の様子を担当の司書の久高さんにお話しを聞いたところ、4カ月間での貸出総数は208冊、その内、入院患者さんが90冊、外来患者さんが32冊、付き添いの方が9冊、病院の職員さんもたくさん本を借りてくださって、37冊という結果でした。
また、ジャンル別には、「明るい気持ちになれる本」が最も多く85冊が借りられ、「悩みに答えてくれる本」が50冊、「リフレッシュ・気分転換できる本」が42冊、「リラックスできる本」が16冊、「感動する本・勇気をもらえる本」が15冊という結果でした。
タイトル別には、『まんがでわかる7つの習慣PLUS』が6回貸し出されて1位、『日本人の知らない日本語』が回貸し出されて2位、『坂本ですが』というコミックが4回貸し出されて3位というデータも教えていただきました。
司書課程の学生さんたちはもともと読書好きということもあって、事前の話し合いでは、ついつい自分の好きな物語、小説などを選んでしまいそうになりましたが、患者さんへの事前のアンケートからも、読むのに時間がかかる物語系よりは、実用的なもの、気軽に楽しめる写真集、マンガなどを読みたいという声が上がっており、実際の利用結果を見てもそうした傾向が強く、貸出トップ3はなんと全てがマンガ(コミックエッセイ)、という結果でした。
久高さんから教えていただいた入院患者さんからの感想としても、「字を読むのがつらいので猫の写真集があって嬉しかった」「高齢の父が字を読むのが大変らしく、動物の本を借りている。飽きないで楽しめている様子」といった声があり、また小学生の外来患者の付き添いのお母さんからは「おばぁタイムス、(子どもが)喜んでました。病院に来る楽しみが出来ました」という感想もあったそうです。この他にも、「入院中にかりた『マンガ般若心経入門』がわかりやすくて、自分で購入したいので本の情報を教えてほしい」といったレファレンス質問も寄せられたりしたそう、授業ではなかなか実感できない、読書へのニーズの多様さを感じることができたように思います。
今回の取り組みでは、病室からなかなか図書室に来ることが出来ない入院患者さん向けに、病室でも本を選んでもらえるようにブックリストも作成しました。その効果もあり、付き添いの方がブックリストに印をつけて、病室に本を届けてくださる姿もみられたという話も教えていただき、受講生一同、胸を熱くしてお話を聞かせていただきました。
プロジェクトのスタート、準備期間を含めると約半年間、沖縄赤十字病院の皆様、特に患者図書室ご担当の久高さんには司書として大切なたくさんのことを教えていただきました。
県立図書館の広域サービス支援室の皆様にもお世話になりました。
日本文化学科で司書を目指す4年生の図書館学の学びもほぼこの日の片づけをもって終了となります。この場をお借りしてお礼をお伝えするとともに、改めてこうした学びの機会を与えていただきましたことに受講生一同、深くお礼申し上げます。ありがとうございました。
入院患者さんへのアンケート結果をもとに、寄贈本を学内外に呼びかけて収集するとともに、沖縄県立図書館の一括貸出し本を利用して、「明るい気持ちになれる本」「リフレッシュ・気分転換できる本」「リラックスできる本」「悩みに答えてくれる本」などを集め、本の紹介文を掲載したブックリストを作成するといった活動でしたが、8月13日から12月20日までの展示期間を終えて、12月25日に展示コーナーの片づけと県立図書館への資料への返却に行ってきました。
期間中の利用の様子を担当の司書の久高さんにお話しを聞いたところ、4カ月間での貸出総数は208冊、その内、入院患者さんが90冊、外来患者さんが32冊、付き添いの方が9冊、病院の職員さんもたくさん本を借りてくださって、37冊という結果でした。
また、ジャンル別には、「明るい気持ちになれる本」が最も多く85冊が借りられ、「悩みに答えてくれる本」が50冊、「リフレッシュ・気分転換できる本」が42冊、「リラックスできる本」が16冊、「感動する本・勇気をもらえる本」が15冊という結果でした。
タイトル別には、『まんがでわかる7つの習慣PLUS』が6回貸し出されて1位、『日本人の知らない日本語』が回貸し出されて2位、『坂本ですが』というコミックが4回貸し出されて3位というデータも教えていただきました。
司書課程の学生さんたちはもともと読書好きということもあって、事前の話し合いでは、ついつい自分の好きな物語、小説などを選んでしまいそうになりましたが、患者さんへの事前のアンケートからも、読むのに時間がかかる物語系よりは、実用的なもの、気軽に楽しめる写真集、マンガなどを読みたいという声が上がっており、実際の利用結果を見てもそうした傾向が強く、貸出トップ3はなんと全てがマンガ(コミックエッセイ)、という結果でした。
久高さんから教えていただいた入院患者さんからの感想としても、「字を読むのがつらいので猫の写真集があって嬉しかった」「高齢の父が字を読むのが大変らしく、動物の本を借りている。飽きないで楽しめている様子」といった声があり、また小学生の外来患者の付き添いのお母さんからは「おばぁタイムス、(子どもが)喜んでました。病院に来る楽しみが出来ました」という感想もあったそうです。この他にも、「入院中にかりた『マンガ般若心経入門』がわかりやすくて、自分で購入したいので本の情報を教えてほしい」といったレファレンス質問も寄せられたりしたそう、授業ではなかなか実感できない、読書へのニーズの多様さを感じることができたように思います。
今回の取り組みでは、病室からなかなか図書室に来ることが出来ない入院患者さん向けに、病室でも本を選んでもらえるようにブックリストも作成しました。その効果もあり、付き添いの方がブックリストに印をつけて、病室に本を届けてくださる姿もみられたという話も教えていただき、受講生一同、胸を熱くしてお話を聞かせていただきました。
プロジェクトのスタート、準備期間を含めると約半年間、沖縄赤十字病院の皆様、特に患者図書室ご担当の久高さんには司書として大切なたくさんのことを教えていただきました。
県立図書館の広域サービス支援室の皆様にもお世話になりました。
日本文化学科で司書を目指す4年生の図書館学の学びもほぼこの日の片づけをもって終了となります。この場をお借りしてお礼をお伝えするとともに、改めてこうした学びの機会を与えていただきましたことに受講生一同、深くお礼申し上げます。ありがとうございました。