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日本文化学科のブログ

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【アナウンサー、国語教師、日本語教師、司書…1年生向けのキャリアガイダンスを開催しました!】

キャリア教育
日本文化学科では、1年生の必修科目「リテラシー入門Ⅱ」にて、専門職として活躍されている卒業生をゲストに招いて、仕事の魅力、進路の決定方法、大学時代の過ごし方などをお話しして頂ています。




2020年1月15日に開催した今年度のガイダンスでは、卒業生として、
●SAELU学院 日本語教師: 伊良波みなみさん
●西原町立図書館 司書:  宮平幸乃さん
●与那原町立与那原中学校 国語科教諭:  小橋川遥さん
●民間企業  ラジオ沖縄アナウンサー: 小橋川響さん
にも参加していただきました。









ガイダンスでは、先輩方から1年生に向けて、
「海外から沖縄に来ている外国人の多くは家族と離れて寂しい思いをしている。日本語教師はそうした学生たちの親であり、姉のような存在だと感じている。大学時代の勉強はあえて”役に立たない”ということを今日は伝えたい。それは決して後ろ向きな意味ではなくて、現場でしかわからないことが多いということ。毎日、こんな仕事も日本語教師の仕事なんだ!、という発見の連続で、だからこそ日本語教師は面白い。そういう意味で、日本語教師を目指す人は、大学時代は勉強はもちろん、ぜひ現場に出る機会をつくってほしいし、授業の見学にもどんどん行ってほしい。それが学びにもつながるし、就職にもつながっていく」

「図書館司書の仕事は、利用者と情報とつなげていく架け橋として地域の中に図書館のファンを増やすことだと思っている。そのために司書はたくさん仕事をするので大変な部分もあるけど、子どもからお年寄りまで幅広く、いろいろな要求に対応するので、自分自身も沢山の知識を広げていくことができる。特に公共図書館の司書ははその地域の文化を伝えていくプロでもあると思うし、行政の一員として地位の人たちを幸せにする仕事だといことも意識している。司書は専門職だけど、司書だけではできないこともあるので、いろいろな専門家とつながって、西原町の図書館を充実させていきたい」

「私の場合は、採用試験に現役で合格して、すぐに中学校の教育になった。大学時代は現役合格を目指して頑張ってきたけれど、先生になる前にもっと社会勉強が必要だったようにも思うので、学生のみなさんは大学時代にたくさんのことにチャレンジしてほしい。時々、高校生からも自分は先生に向いていますか?、という質問があって、皆さんの中にもそんなふうに思っている人もいるかもしれないけど、学校にはたくさんの生徒がいるように、先生もいろんな人がいていいと私は思う。まずは「なりたい」という気持ちを大切にしてほしい」

「ラジオ局のアナウンサーという仕事は、原稿を読むだけが仕事ではなくて、取材もするし、番組のMC的な仕事もする。自分が作りたい番組の企画を考えて実現することもできる。その過程でたくさんの人に会って、たくさんの人生にふれることができるところが面白い。大学時代の目標や夢はどんどん変わって行っていいいと思う。でも、社会に出た時にそこ時からになるのは学生時代の経験。学業も、恋愛も、時には友達とバカなことで盛り上がってもいいので、たくさんの人に出会ってコミュニケーション能力を高めてほしい」



この日のガイダンスでは例年以上に学生たちから多くの質問が寄せられ、その中には「鬼慶良間ではどんな役をやりましたか?」といった質問もあったりして、先輩と後輩とのたてのつながりを感じさせる場面もありました。

1年生の後期の授業は1月末でほぼ終了します。
先輩方、お忙しい中、素敵なお話しをして下さり、本当にありがとうございました。とてもよい1年間の授業のまとめになりました。_(._.)_