日本文化学科で図書館司書課程の授業を担当している山口真也先生が、専門誌『図書館界』(Vol.70, No.1)に発表した論文「社会と図書館　まちづくり・社会的包摂」が専門書『図書館・図書館情報学の発展ーー2010年代を中心に』に再録され、2020年3月25日に発売されました。

この論文は「社会と図書館」をテーマとした、2010年代の図書館関係文献のレビューで、まちづくり、社会的包摂、子どもの居場所、ホームレス、といったキーワードから、2010年代を中心とした図書館界の研究動向をまとめています。

本書は2010年代の図書館関係の研究動向を多数の分野でまとめたもので、他にも、災害、レファレンス、職員論(非正規雇用問題)、アウトリーチ、コレクション、資料保存、書誌コントロールなどをテーマとした論考も掲載されています。

学術研究を中心としたレビューもあり、少し難しい部分もありますが、最近の図書館研究動向をつかむことができる貴重な一冊になっているので、図書館情報学をテーマに卒業論文を書いている4年生のみなさん、これから卒論テーマを決めていく3年生もぜひ手に取ってほしいです、と山口先生。



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http://www.nal-lib.jp/pdf/400kinen.pdf