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日本文化学科のブログ

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【東京外国語大学の青井隼人先生をお招きして、1年次向けプレゼンテーションセミナーを開催しました】

1年生、頑張ってます!
日文の1年次の必修科目「リテラシー入門Ⅱ」は、情報収集力や分析力、思考力、プレゼンテーションスキルなどの「アカデミック・スキル」の習得を目的とする日本文化学科の基礎科目です。
昨年度に引き続き、10月28日の合同クラスでは、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員/国立国語研究所特任助教の青井隼人先生による「プレゼン・セミナー」が行われました。新型コロナの影響により、今年度は初のオンライン開催となりました。

「自己紹介」を題材に、グループ・ワークを交えながら3つのワークに取り組みました。
・ワーク1 何を話すか考えよう
・ワーク2 話題を掘り下げよう
・ワーク3 シナリオを作ろう



これらのワークを通して、「プレゼン」において大切な3つのポイントを学ぶことができました。
○メッセージは1つだけ
―自分が1番伝えたいことは何か、それをどんなふうに伝えるかが大切!
○ターゲットを明確に
―プレゼンを行う相手=ターゲットの興味や関心を知ること・想定することが重要!
○シナリオを用意する
―「導入・展開・結び」の流れを意識して、スタートからゴールまで話は一直線に!



オンライン開催は初めての試みで、ホスト・サポート役を努めた学科教員も緊張気味に臨んだセミナーでしたが、提出してもらったアンケート・シートから、参加した学生さんたちが大きな学びを得られたことが窺えました。一部紹介します。

「今回1番印象的だった言葉は「ターゲットは明確に」という部分です。相手にとって興味がある事、関心がある事でないとやはり聞いている方も辛いというのは感じたことがあります。誰に向けて何を伝えたいのかなど、ターゲットを絞ることで、プレゼンテーションは有意義になるものだと感じました。」
「今後のプレゼンテーションで役に立つことを多く学ぶことが出来ました。また、グループ・ワークを行うことにより、自分に足りなかったこと、相手の優れているところを知ることが出来ました。」
「今回の講義では自己紹介をグループ・ワークで行いました。実際にやってみると思っていたより難しく、改善点も多く見つかりました。今後は対面だけではなく今回のように遠隔でのプレゼンテーションや会話の機会もますます増えてくると思うので、顔が見えない状況や異なる環境にいる者同士でのコミュニケーションの取り方を考える必要があると感じました。今日学んだことを実生活で活かしながら、体験を重ねていきたいです。」
「プレゼンテーションの理解が変わりました。今までは1分のプレゼンテーションでも悩んでいたのですが、段階を踏むことで、何を伝えたいのかがはっきりと分かるシナリオを作ることができました。今回の講義はとてもありがたいものになりました。」

ワークの中では、問いの分類(開いた質問・閉じた質問)や問いの展開の仕方(水平展開・垂直展開)についても学ぶことができたのですが、「インタビューの仕方の練習になった!」という感想も見られました。
また、今年度は新型コロナの感染拡大防止の観点から、本学でも遠隔授業が増えています。今回のセミナーではweb会議システムの機能を活用したグループ・ワークがたくさん取り入れられていたのですが、「学科のメンバーとのやり取りが少なく寂しかったので、今回とても楽しかった」「ほとんど話したことがなかった人とも話せて、友達の幅が広がる感じがして良かった」といった声も寄せられました。

最後に、青井先生からいただいたメッセージを紹介します^^
「セミナーに参加してくださったみなさん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。2コマ合わせて90名近い学生さんに参加していただきました。今年度に入ってオンライン講義は何度も経験してきましたが、ここまで規模の大きいものは私も初めてで、とても緊張しました。しかしアンケートなどから、みなさんが多くのことを90分の講義から学んでくれたことがわかり、嬉しかったです。どんなに些細なことでもいいので、ぜひセミナーで学んだことを今後の学生生活・社会生活で活かしていってほしいと思います。」