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日本文化学科のブログ

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【学生選書委員の活動がスタートしました!】

図書館司書課程通信
沖縄国際大学図書館では毎年、「学生選書」というイベントを開催しています。
例年は、各学部学科(10学科)と大学院の3専攻を代表する学生・院生のみなさんに、授業や研究に役立つ本、図書館においてほしい本を募ってリストを提出してもらっていましたが、今年度からは、図書館司書課程とタイアップをして進めることになりました。

2022年7月8日には「学生選書説明会」を本学図書館4Fにある学習室1にて開催し、司書課程担当でもあり、図書館長もつとめる山口先生より、学生選書とはなにか、①誰のために本を選ぶのか、②どう選ぶのか(司書はどうやって本を選んでいるのか?)、③どのように選書リストを作るのか、という3つのポイントを挙げて説明しました。



この日の説明会には、学部学科を代表する学生さん以外にも、司書課程の授業で呼びかけて集まってくれた5名の学生も参加してくれました。
学生選書は、自分が読みたい本を図書館に求める「リクエスト制度」とは少し異なっていて、自分も含めつつ、同じ学部学科の学生たちに向けて本を選ぶイベントです。また、このイベントは、授業や研究のための本だけでなく、大学時代にしかできない広い意味での「学び」に役立つ、または、大学生が抱える悩みや課題を解決したり、寄り添ってくれたりする本を、学生らしい視点で選んでほしい、という目的を持っています。



全体での説明の後に、司書課程から集まってくれた学生の皆さんには、自分のためでなく、ほかの誰かのためにどんな視点で本を選ぶのか、を考えてもらいました。
例えば、経済学科の学生には「ビジネスをテーマとする小説」、地域行政学科の学生には「公務員が主人公になっているよな物語」、地域環境政策学科の学生には「SDGSを身近に考える本」、さらに、法律学科の学生には「ご近所トラブルとか身近な法律問題を解決できるような本」など、3年生が1年生にアドバイスを与えてくれたりもして、いろいろなアイディアを共有できました。

学生・院生のみなさんが集めてくれた本は、10月下旬ごろから、紹介文を書いたPOPなども付けて、本学図書館内で展示コーナーとして展開する予定です。
説明会の最後には、サポートとして参加していただいた図書館の職員さんから、「自分のためだけではなく、誰かのために本を選ぶ、という経験は、司書を目指す皆さんにとっても、大学生活においてもとても貴重だと思います。誰かのことを思って、プレゼントをするような気持ちで、面白い本をたくさん選んでください」というメッセージもありました。

学生選書委員みなさんからリストが届くことを楽しみにしています!