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日本文化学科のブログ

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【日本文化コースってどんなコースなの? 研究室を訪問しました】

研究室・ゼミナール紹介
日本文化学科は、言語学と文学を中心として、日本文化コース、琉球文化コース、多文化間コミュニケーションコースという3つのコースが設置されています。
1・2年生のころは、すべてのコースの基礎科目を学び、3年生になると、卒業研究を行うために3つのコースの中から1つを選び、研究室に所属して、それぞれの研究分野でさらに専門的に学んでいきます。

日本文化コースとはどのようなコースなのでしょうか? また、日本文化コースで学ぶ学生たちは将来どのような進路を目指して頑張っているのでしょうか?
日本文化コースの言語学研究室を担当する下地賀代子先生のゼミ生の皆さんに集まってもらって、受験生に向けて座談会形式でコースについて語ってもらいましたので、その内容をここで紹介します。

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●日本文化コースってどんなコースなの?  
下地賀代子先生 日本文化コースとはどんなコースなのでしょうか? まずは4年生の皆さんから受験生の皆さんへ説明してもらいましょう。
Aさん このコースでは、日本語学や日本文学、日本の芸能などに関することを幅広く学ぶことができます。古典文学や伝統芸能といった表現作品はもちろんですが、最近の映画やアニメ、若者が使う言葉なども対象になっている点が個人的には良いと思っています。
下地先生 そうですね。まさに「日本文化」に関する様々な知識を学ぶためのコースと言えますね。国語科の教員養成課程を履修している人が多いのもこのコースの特徴かな。



●コースのおすすめ科目は?  
下地先生 ところで、みなさんはこれまでにたくさんのコース科目を受講してきたと思いますが、その中で特に印象に残っている授業はありますか?
Bさん 私は1年生のときに履修した「日本語学入門」が印象に残っています。語構成とか少し難しい内容もあったけど、ジェンダー差とか世代差とか、一言で「日本語」と言っても色々な違いがあるということを学んで、まさに目から鱗の連続でした。それ以来、友だちや家族が使っている言葉が気になるようになりました。
Bさん 「日本語学入門」は私も受講しましたが、その後に、2年次や3年次で履修した科目にも関連する内容が出てきたのが印象的でした。「日本語学概論」とか「日本言語史」とか。コースの科目に連続性があると感じました。
Cさん 私は「日本文学を読む」が面白かったです。古典文学に出てくる「鬼」といった語について辞書や文献で調べたのですが、漢字1つにこんなにも意味と歴史が詰まっているんだ!と、感動したのを覚えています。

●将来の進路にどう役立つの?  
下地先生 それぞれに印象深い授業があるのですね。他にも色々な知識やスキルを学んできたと思いますが、日本文化コースでの学びの中で、卒業後の進路を考えるのに役立った、役立ちそうということがあれば教えて下さい。
Aさん 日本語について体系的に学んだおかげだと思うのですが、私は、自然と自分自身の言葉を意識するようになりました。接客業のアルバイトをしている時も言葉づかいをよく褒めてもらえるので、自信がつきました。だから将来も、人と関わる仕事がしたいと考えています。
Bさん わかる!「話す力」ってやつだよね。私も、人とのコミュニケーションがあまり苦手じゃなくなったと感じています。将来は国語科教員を目指しているので、生徒にきちんと伝えられる先生になれるよう、話す力をもっと高めたいです。
下地先生 二人とも日本文化コースでことばの力を高めることができたのですね。まさに、日文が掲げる「ことばのプロ」を目指して頑張っているのだと感じました。Cさんはいかがですか?
Cさん 私は「調べる力」です。気になることがあったらまず調べる、というのが当たり前になりました。それから日本文化コースの科目は“しっかり調べてじっくり考える”という内容の授業が多かったので、調べてそれで終わりにするんじゃなくて、深く考えるようにもなったと思います。この、調べて考えることって、どんな仕事にも役立つんじゃないかと思います。
A・Bさん うんうん。すごく分かる!

下地先生 今日は、色々な話を聞かせてくださりありがとうございました。これを読んでくれたみなさんが日文へ来てくれるのを楽しみにしています。
A・B・Cさん 待ってま〜す!