沖縄国際大学に付設されている南島文化研究所の副所長を今年度から務めている村上陽子先生。
村上先生は日本文化学科の授業で日本文学・沖縄文学を担当されていますが、研究所の副所長として、研究所で開催される南島文化をテーマとする多様な切り口の研究会にも積極的に関わっておられます。



今回の研究会のテーマは「米国の沖縄統治と『外国人＝非琉球人』管理制度史を再考する」。

報告者は、土井智義先生、コメンテーターは社会文化学科の秋山道宏先生が務められ、米国統治期の沖縄（琉球列島）における「外国人＝非琉球人」管理制度の形成期に主要な対象となった日本本土からの労働者と奄美出身者が法的に非琉球人となる過程に着目して検証し、米統治下の「外国人」管理制度史の今日的な意味を考える、という内容でした。

オープンキャンパスでもお伝えしたように、文学という学問は人間の営みをテーマとする学問で、どの学問領域にもつながりを持っています。この日の研究会でも、文学者の視点から、沖縄の米軍統治への関心を見せておられました。

研究会の詳しい報告は大学サイトをご覧ください。
https://okiu.ac.jp/news/56386