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日本文化学科のブログ

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【今年度の学生選書委員の活動がスタートしました! 司書課程も協力しています!】

図書館司書課程通信
沖縄国際大学図書館では、毎年、夏休み前から読書の秋に向けて「学生選書」というイベントを開催しています。
例年は、各学部学科(10学科)を代表する学生のみなさんに、授業や研究に役立つ本、図書館においてほしい本を募ってリストを提出してもらっていましたが、昨年度からは、図書館司書課程ともタイアップをして進めることになりました。

2023年7月14日には「学生選書説明会」を本学図書館4Fにある学習室1にて開催し、司書課程担当教員でもあり、図書館長もつとめる山口先生より、学生選書とはなにか、①誰のために本を選ぶのか、②どう選ぶのか(司書はどうやって本を選んでいるのか?)、③どのように選書リストを作るのか、という3つのポイントを挙げて説明しました。



この日の説明会には、各学部学科を代表する学生さん以外にも、司書課程の授業で呼びかけて集まってくれた6名の学生も参加してくれました。
学生選書は、自分が読みたい本を図書館に求める「リクエスト制度」とは少し異なっていて、自分も含めつつ、同じ学部学科の学生たちに向けて本を選ぶイベントです。また、このイベントは、授業や研究のための本だけでなく、大学時代にしかできない広い意味での「学び」に役立つ、または、大学生が抱える悩みや課題を解決したり、寄り添ってくれたりする本を、学生らしい視点で選んでほしい、という目的を持っています。



全体での説明の後に、司書課程から集まってくれた3年生・4年生の皆さんには、自分のためでなく、ほかの誰かのためにどんな視点で本を選ぶのか、を考えてもらいました。
例えば、産業情報学科の学生には「ビジネスや起業をテーマとする小説」、地域行政学科の学生には「公務員が主人公になっているような物語」、地域環境政策学科の学生には「SDGSを身近に考える本」など、いろいろなアイディアを共有できました。

学生のみなさんが集めてくれた本は、10月中旬ごろから、紹介文を書いたPOPなども付けて、本学図書館内で展示コーナーとして展開する予定です。

自分のためだけではなく、誰かのために本を選ぶ、という経験は、司書を目指す皆さんにとっても、大学生活においてもとても貴重なことだと思います。
誰かのことを思って、プレゼントをするような気持ちで、本を手に取ってくれる人たちのことを想像しながら、面白い本をたくさん選んでほしいなと思います。

学生選書委員みなさんからリストが届くことを楽しみにしています!