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日本文化学科のブログ

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【宜野湾市の中学校で「ブックトーク」を行いました! 司書教諭・学校司書課程のご紹介】

図書館司書課程通信
2023年7月12日(水)、松川まゆみ先生・田名洋子先生のご指導の下、宜野湾市の中学校の先生方のご協力を得て、1年生の国語の授業にお邪魔して、司書教諭と学校司書の資格取得を目指す4年生26名が「ブックトーク」を行いました。



ブックトークとは1つのテーマの下で10冊ほどの本を数珠つなぎに紹介していき、読書への関心を引き出すことを目的とする読書指導の1つです。









今回の実習は「かくれた自分」「選択」「こころ」「ふしぎ」「食物」「いろいろな生き方」「星」「宇宙」「ゆめ」といったテーマで、1クラス当たり2~3名が1チームとなって、50分の授業を担当しました。



1時間目に行われた「選択」をテーマとしたブックトークでは、『100万回生きたねこ』『グスコーブドリの伝記』『クラウディアのいのり』『ほしをさがして』『ねえどれがいい?』『大ピンチずかん』などの本を紹介しました。



「選択」の中には、自分自身で選び取る選択もあれば、親が引っ越しをするので友達と別れて新しい生活をする、といった自分自身ではどうしもようない状況のなかでの「不条理な選択」もあります。
『あした飛ぶ』の主人公もそうした状況に置かれますが、「マダラ蝶」との出会いを通して、前向きに人生を切り開いていく姿が描かれています。この小説をもとに、皆さんもこれから不条理な選択を迫られることもあるかもしれませんが、身近に必ずこの本の「蝶」のような存在がいることをはげみに、前を向こうという気持ちになってほしいです、というメッセージを伝えてくれました。





実際の生徒たちを前に、1時間の国語の授業をたっぷり使ってのブックトークということで、学生たちはたいへん緊張した様子でしたが、本を紹介した時の素直な反応がはげみにもなり、ブックトークの難しさ・面白さはもちろん、教壇に立つことの意味についても深く学んだ一日になりました。

終了後には次の移動教室の準備もそこそこにたくさんの生徒さんが本の近くにあつまってくれて、ブックトークの感想を話してくれたりもしました。



学校司書を目指す学生たちは、公共図書館の司書とは少し異なる教育的な役割を学ぶことができましたし、司書教諭を目指す学生たちは、8月下旬から始まる教育実習に向けて貴重な経験を積むことができたように思います。

しっかり話を聞いてくれた生徒の皆さん、フォローしていただいた先生方、本当にありがとうございました。
(日本文化学科(の前身の国文学科)の卒業生で、国語科を担当されている先生にもお会いできました)

もうすぐ楽しい夏休み。たくさん本を読んでくださいね。