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日本文化学科のブログ

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【「びぶりお文学賞」3年連続受賞の二藤さんから文学賞挑戦レポートが届きました!】

日文系サークル
先日発表された琉球大学図書館主催「第17回びぶりお文学賞」で詩部門正賞を受賞した日文4年生の二藤さん。部門は違いますが、第15回、第16回に続いての3年連続受賞という快挙を達成されました。
二藤さんにコロナ禍でスタートした大学生活を振り返ってのレポートを書いてもらいました。
日文での学びの楽しさが詰まったレポートになっていますのでぜひお読みください!

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琉球大学図書館が主催した、第17回びぶりお文学賞の詩部門にて、正賞を頂いた二藤です。
第15回・16回では、小説部門にて佳作を頂きました。今回は小説に加え、詩に挑戦しました。

2023年7月頃から、日文卒業生の元澤一樹さん主催の下、少人数で詩の講習会を行っていました。毎週金曜日、オンライン開催でしたが、お互いの作品の感想を述べる場があることで、モチベーションアップに繋がりました。最初は、全く詩が書けなかったのですが、徐々に言葉を紡ぐ面白さを知りました。このような交流の場を設けてくれたからこそ、受賞することができたと思います。

私は、大学から小説や詩を書き始めました。それまでは、読書をする方が好きで、自分の世界を言語化するなんてとても出来ないと思っていました。コロナ禍で大学生活が制限されていたときに、日文卒業生が活動している『文芸誌「煉瓦」』のメンバーとして、創作活動を始めました。絵を描いたり、写真を撮ることをメインに活動していましたが、メンバーの影響を受け、文学作品にも挑戦したいと思うようになりました。

第15回・16回で佳作を頂いた小説は、それぞれ「本土復帰をした年の沖縄」、「パパ活をする少女」をテーマに執筆しました。どちらも、図書や新聞記事、ドキュメンタリー映像、様々な文献を読んだ上で物語を紡いでいます。私にとって、小説を書く面白さは、ある事柄について深く考えられること、あったかもしれない誰かの人生を描けることです。
まだまだ至らない所が多いですが、これからも興味関心を持ち続けて創作活動を続けていきたいです。




(第16回授賞式の様子)

小説には、ファンタジーやSFなど、架空の設定で書く魅力もあるかと思います。これまで書いたことがないという方も、自己を表現する一つとして挑戦してみると、見える世界が広がるはずです。大学生活というのは、長いようであっという間な日々です。講義を受けることはもちろんですが、創作活動などに励む時間もあって良いかと思います。
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という歌のように、まずは書いてみることから始めてはいかがでしょうか。

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二藤さんの過去の受賞作品『蜜吸い』『邂逅 since1972.』はこちらで読むことができます!
https://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/about/biburio-award/page-1193/