文字サイズ

日本文化学科のブログ

ブログ

【日本語学担当の下地先生がFD研修会でプロジェクト報告を行いました】

先生も頑張ってます
沖縄国際大学では、教員の授業スキルや学生の学修成果を高めるための研究活動として、様々なFDプロジェクトを進めています。
「FD」とは、ファカルティ・ディベロップメントの略で、大学教員が授業方法を学び合う活動を意味します。

日本文化学科でも学内の2022年度の「公募プロジェクト」に応募し、下地賀代子先生を中心に、我部大和先生、安志那先生との3人チームでの調査・研究を進めました。
テーマは「「アカデミック・ライティング」のテキスト作成と継続的な指導法の確立」。
その報告会が2023年12月22日に開催されました。

日本文化学科では2年生の必修科目として、「アカデミック・ライティング」という科目を前期に設け、2年生後期から始まるゼミナールの選考のための研究計画書づくり、さらに、3年生から始まる卒業研究の基礎となる、学術論文の書き方をレクチャーしています。

2年生全体を3クラスに分けて実施する関係もあって、なかなか内容の統一が難しく、せっかく学んだ知識が定着せず、卒論の執筆段階で個人差が大きくなってしまう、という問題もありました。
下地先生らのプロジェクトでは、こうした問題を解決するために、日本文化学科に設置されている「ライティングセンター」による学生個別指導の実質化と、共通テキストの作成、さらにそのテキストを学生に購入してもらうことで、授業後の振り返りや日々のレポートでの反復を通して、論文作成のスキルが定着することを目指しました。

具体的には、他大学のライティングセンターの見学、チューター学生の活用方法、外部講師からのレクチャー、テキスト内容の再検討、ライティングセンターのリニューアル、といった取り組みを進めました。







2022年度からスタートしたこのプロジェクトは、2023年度も継続しており、プレテキストによる具体的な効果検証を経て、市販用テキストもただいま出版に向けて最終段階の調整中です。本学のチューター学生と先進大学のライティングセンターのチューター学生との交流会も開催しています。
今後の取り組みにもご期待ください!