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日本文化学科のブログ

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【司書課程での取り組みが『沖縄県図書館協会誌』の最新号に掲載されました!】

図書館司書課程通信
日本文化学科には県内唯一の「図書館情報学研究室」が設置されており、資格の取得のための授業はもちろん、資格課程での学びを地域に役立てるための実践的な授業も展開されています。

2年生後期からスタートする「図書館文化セミナー」もその一つ。司書課程の山口先生が担当する授業で、2023年度のクラスでは、神奈川県にある「のんびりーす等々力」という高齢者介護施設(グルプホーム)にて、認知症の方々を対象とする文庫コーナーづくりというプロジェクトに取り組みました。

学生たちによる選書作業から現地での文庫の設置までの取り組みをまとめたレポートが、沖縄県の図書館関係者によって企画編集され、年に1冊刊行されている『沖縄県図書館協会誌』の最新号に掲載されました。

 図書館文化セミナー受講生一同
 (山口真也・仲田ひな子構成)
 「認知症の方にやさしい文庫づくりレポート―高齢社会における図書館と読書の役割を考える」
 『沖縄県図書館協会誌』第26号, 204.3
  pp.49-56

本論考は、神奈川県にある高齢者施設での回想法に基づく「認知症の方にやさしい文庫づくり」の報告となっており、共著者の仲田さんは日本文化学科の卒業生で、介護福祉士として「のんびりーす等々力」を運営する社会福祉法人で働かれています。仲田さんにご指導いただきながら、認知症の進行抑制に役立ちそうな資料の選定、Zoomを使っての施設側へのプレゼン、現地での文庫づくりに取り組んだ学生たちの感想なども掲載しています。

『沖縄県図書館協会誌』第26号にはその他にも、沖縄国際大学図書館にて司書課程の日文生が取り組んだ、学生選書フェアの楽し気な様子も写真スナップのコーナーで紹介していただいています。



『沖縄県図書館協会誌』第26号は、県内の公共図書館や大学図書館で読むことができますが、いち早く、沖縄国際大学のサイトでも公開されています。
高齢社会の図書館の役割についてご興味のある方はぜひご覧ください!