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日本文化学科のブログ

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【 沖国大ラジオ講座に多文化間コース担当の劉先生が初登場!】

先生も頑張ってます
毎週水曜日18:30~18:45にかけてROKラジオ沖縄にて絶賛放送中の「沖国大ラジオ講座―万国津梁を目指して―」。
12/4(水)、12/11(水)のゲストとして、日本文化学科で多文化間コミュニケーションコースの授業や卒論指導などを担当されている劉 淼(リュウ ミョウ)先生が登場しました。
劉先生は今年の4月に沖縄国際大学に着任されたので、今回が初めての出演となります。

テーマは「禁断の欲望と人間模様:中国古典小説の深淵に迫る『金瓶梅』のリアリズム」。
本日放送された前編では、近世中国語の語彙と文法や、早期北京語などを専門に研究している劉先生が、中国の古典小説『金瓶梅』とその背景について紹介しました。



『金瓶梅』はちょっと大人向けの内容で、『三国志演義』、『水滸伝』、『西遊記などと並んで、「中国四大奇書」の一つともいわれるそうです。日本ではあまり知られてませんが、中国では非常に有名な古典文学とのことで、他の3作品とはまた違う輝きあるの作品とのことです。男女の欲望・エロス、多彩な女性像を描いているところが特徴で、『水滸伝』に登場する人物、エピソードをピックアップして、もしもこの人物が生きていたら…という形でまとめられています。ほかの3作品とは違って、文字で書かれた作品になっていて、作者もいまも謎で解明されていないそうです。劉先生が楽しそうに紹介されているのをお話を聞いていると、読みたくなってくること間違いなしです。

番組のパーソナリティであるラジオ沖縄アナウンサーの小橋川響さんも日本文化学科のご出身。小橋川さんが『金瓶梅』の一節を朗読してくださっているところも聴きどころの一つです。

前編はこちらから視聴できます。
後編は「西門家の女性たち:複雑な序列と役割」「『金瓶梅』に見る人間の本質と永遠のテーマ」という2つのテーマでお話しますので、来週11日もぜひお聞きください!