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日本文化学科のブログ

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【オープンキャンパスより、下地先生による言語学体験講座の動画を公開しました!】

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6月29日に開催された「夏のオープンキャンパス」では、日本文化学科のカリキュラムの中心となっている「言語学」を体験できる授業もお届けしました。

授業を担当したのは言語学が専門の下地賀代子先生。
体験講座のタイトルは「私の「ことば」とあなたの「ことば」の研究」。

講座の前半のダイジェスト版を「おきこくにちぶんチャンネル」にアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=wCYPG0ZNIQU




私たちは毎日、ことばを使ってコミュニケーションをとっていますが、自分がつかっていることばがどのようなものか、きちんと説明できるでしょうか?
「え、私たちが使っている言葉は日本語じゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、わたしが使っている言葉と、あなたが使っている言葉は、いつも本当に同じものと言えるでしょうか?



講座では最初に下地先生からこんな質問がありました。
「みなさんはふだんどんな言葉を使っていますか?」
「その言葉はいつも同じでしょうか?」

下地先生によると、私たちは、365日、24時間いつも同じ言葉を使っているわけではないそうです。
例えば、「BSS」という言葉をご存じでしょうか? 実はこれも日本語なんですよ。「BBS」とは「ぼくがさきにすきだったのに」というJK用語、内言葉です。



このように、日本語にいろいろな種類があります。話し言葉なのか、書き言葉なのか、社会的要因として、しゃべっているのはどんな場面なのか、しゃべっている相手はどうか、相手の性別はどうか、職業はどうか、などによってどんどん変質していきます。
そして、何気なく使っている「標準語」と「共通語」という言葉にも、厳密には違いがあります。



ここまで読んで「言語学」に興味を持った方も多いのではないでしょうか?
興味を持った方はぜひ動画をご視聴ください。

日本文化学科のコンセプトは「ことばのプロになろう!」です。今回の講座を通して、「ことば」の多様性や重要性、学問としての面白さを感じていただけると嬉しいです。
日本文化学科へのエントリーをお待ちしております!!