【JICA沖縄の国際交流フェスティバルでせかいのおはなし会(ペルー編)を企画・運営しました!】
図書館司書課程通信
日本文化学科では、図書館司書を目指す学生たちが主に受講する「図書館文化セミナー」というアドバンスド科目の中で、学外のさまざまな機関やさまざまな立場の人たちとつながりながら、司書課程の授業で学んだことを地域に還元することを目的として、また、司書として求められるスキルを高めていくためのプロジェクト型の実習を取り入れています。
11月16日(日)には、浦添市にあるJICA沖縄で開催された国際交流フェスティバルに参加し、JICA沖縄の図書資料室のスタッフの皆様のご指導の下で、県費留学生制度を利用して来沖されている留学生の皆さんといっしょに、午前中に「韓国編」、午後に「ペルー編」という2つのテーマで、受講生たちが2つのグループに分かれて、「せかいのおはなしかい」というイベントの企画・運営にチャレンジしました。

午後3時30分から開催された「ペルー編」では、ペルーから来た県費留学生のバネッサさん、よしあきさんと一緒に、「わけあう つながる せかいのえほん」というタイトルで、3冊の絵本をつかったおはなし会を行いました。

冒頭の「国当てクイズ」では、おふたりの出身国は内緒にしておいて、ペルーの民族衣装を着ていただいて、それを紹介したり、国旗を見せたり、有名な観光名所をボードにして紹介したりして、子どもたちに考えてもらいました。世界地図をモニタに移して、①~⑤までの番号を付けて、正しいと思う場所に手を挙げてもらったところ、正解で手を挙げる子どもの数がもっとも多く、子どもたちがいろいろな国に関心があることが分かりました。

1冊目の『1・2・3どうぶつえんへ』は、動物の名前と数を覚えるためのエリックカールの絵本で、文字が全く出てこない絵本です。読み手が自由にお話を作れる自由度の高い絵本になっているので、このおはなしかいでは、1から10までの動物の絵を見せながら、ペルーの言語である「スペイン語」で数の数え方を教えてもらい、みんなで練習した後に、もう一度、絵本のページをいくつか開いて、覚えている数字をスペイン語で答えてもらいました。
2冊目の絵本は『はらぺこあおむし』。月曜日から日曜日まで、たくさんの食べ物をあおむしが食べていく場面をピックアップして、食べ物名前をスペイン語でリズミカルに教えてもらいながら、スペイン語の響きをみんなで楽しみました。最後に、あおむしが蝶になるページでは、大型絵本を使ったこともあって、大きな蝶の登場に会場が「すごいね」「きれいだね」どよめきました。蝶はスペイン語で「マリポサ:mariposa」と言うことも教えてもらいました。

1冊目の絵本のおはなしが終わった後は、留学生と子どもたちの交流タイム!、ということで、じゃんけん大会を開催しました。バネッサさんとよしあきさんによると、ペルーにもちゃんとジャンケンはあるそうです。掛け声は「ピエドラ、パペル、オ、ティヘラ!:Piedra, papel o tijera」。全員に起立してもらって、司会の学生の掛け声のあと、バネッサさん、よしあきさんとジャンケンをして、2回勝った子どもたちは、日本の文化である「折り紙」を使ったメダルをプレゼントして、子どもたちも大喜びでした。

3冊目はふたたびみんなで楽しめる絵本として、『はんぶんこ』という絵本をつかった読み聞かせを行いました。この絵本は、「ドーナツ」「さつまいも」「おまんじゅう」「おにぎり」などをどんどん半分こしていくシンプルな絵本です。半分こしたときに出てくる、断面の色や食材などをスペイン語でよしあきさんに教えてもらいながら、おはなしを進めました。最後に進行の学生から、「みんなもこの絵本のように、おいしいものを誰かとはんぶんこするような優しい気持ちをもってくださいね」と、国際交流の大切さをわかりやすく伝えました。

おはなし会のエンディングでは、たくさん言葉を教えてくれたバネッサさんとよしあきさんに、「ありがとう」をスペイン語で教えてもらいました。「ありがとう」は「グラシアス」と言うそうです。みんなで「グラシアス」と伝えて、おはなし会を終わり、そのあとは、ジャンケン大会で残ったメダルや、絵本に出てきた動物たちをかたどった折り紙を子どもたちに、お二人からプレゼントしてもらいました。たくさんの子どもたちがバネッサさん、よしあきさんのところに来てくれて折り紙を受け取りながら「グラシアス」と声をかけてくれました。

ペルー編が今年のせかいのおはなしかいの最終公演になりましたが、第1部よりもさらにお客さんが増えて、約80名もの皆さんに参加していただきました。1部の頑張りでフェスティバル会場で評判が広まったことと、そして、お二人の民族衣装の華やかさや笑顔に目を引かれて会場にどんどん人が集まってきたことが集客につながったのではないでしょうか。
たくさんのご来場、本当にありがとうございました!
子どもたちと、そして、たくさんの世界とつながることができて、とても思い出深い一日になりました。

11月16日(日)には、浦添市にあるJICA沖縄で開催された国際交流フェスティバルに参加し、JICA沖縄の図書資料室のスタッフの皆様のご指導の下で、県費留学生制度を利用して来沖されている留学生の皆さんといっしょに、午前中に「韓国編」、午後に「ペルー編」という2つのテーマで、受講生たちが2つのグループに分かれて、「せかいのおはなしかい」というイベントの企画・運営にチャレンジしました。

午後3時30分から開催された「ペルー編」では、ペルーから来た県費留学生のバネッサさん、よしあきさんと一緒に、「わけあう つながる せかいのえほん」というタイトルで、3冊の絵本をつかったおはなし会を行いました。

冒頭の「国当てクイズ」では、おふたりの出身国は内緒にしておいて、ペルーの民族衣装を着ていただいて、それを紹介したり、国旗を見せたり、有名な観光名所をボードにして紹介したりして、子どもたちに考えてもらいました。世界地図をモニタに移して、①~⑤までの番号を付けて、正しいと思う場所に手を挙げてもらったところ、正解で手を挙げる子どもの数がもっとも多く、子どもたちがいろいろな国に関心があることが分かりました。

1冊目の『1・2・3どうぶつえんへ』は、動物の名前と数を覚えるためのエリックカールの絵本で、文字が全く出てこない絵本です。読み手が自由にお話を作れる自由度の高い絵本になっているので、このおはなしかいでは、1から10までの動物の絵を見せながら、ペルーの言語である「スペイン語」で数の数え方を教えてもらい、みんなで練習した後に、もう一度、絵本のページをいくつか開いて、覚えている数字をスペイン語で答えてもらいました。
2冊目の絵本は『はらぺこあおむし』。月曜日から日曜日まで、たくさんの食べ物をあおむしが食べていく場面をピックアップして、食べ物名前をスペイン語でリズミカルに教えてもらいながら、スペイン語の響きをみんなで楽しみました。最後に、あおむしが蝶になるページでは、大型絵本を使ったこともあって、大きな蝶の登場に会場が「すごいね」「きれいだね」どよめきました。蝶はスペイン語で「マリポサ:mariposa」と言うことも教えてもらいました。

1冊目の絵本のおはなしが終わった後は、留学生と子どもたちの交流タイム!、ということで、じゃんけん大会を開催しました。バネッサさんとよしあきさんによると、ペルーにもちゃんとジャンケンはあるそうです。掛け声は「ピエドラ、パペル、オ、ティヘラ!:Piedra, papel o tijera」。全員に起立してもらって、司会の学生の掛け声のあと、バネッサさん、よしあきさんとジャンケンをして、2回勝った子どもたちは、日本の文化である「折り紙」を使ったメダルをプレゼントして、子どもたちも大喜びでした。

3冊目はふたたびみんなで楽しめる絵本として、『はんぶんこ』という絵本をつかった読み聞かせを行いました。この絵本は、「ドーナツ」「さつまいも」「おまんじゅう」「おにぎり」などをどんどん半分こしていくシンプルな絵本です。半分こしたときに出てくる、断面の色や食材などをスペイン語でよしあきさんに教えてもらいながら、おはなしを進めました。最後に進行の学生から、「みんなもこの絵本のように、おいしいものを誰かとはんぶんこするような優しい気持ちをもってくださいね」と、国際交流の大切さをわかりやすく伝えました。

おはなし会のエンディングでは、たくさん言葉を教えてくれたバネッサさんとよしあきさんに、「ありがとう」をスペイン語で教えてもらいました。「ありがとう」は「グラシアス」と言うそうです。みんなで「グラシアス」と伝えて、おはなし会を終わり、そのあとは、ジャンケン大会で残ったメダルや、絵本に出てきた動物たちをかたどった折り紙を子どもたちに、お二人からプレゼントしてもらいました。たくさんの子どもたちがバネッサさん、よしあきさんのところに来てくれて折り紙を受け取りながら「グラシアス」と声をかけてくれました。

ペルー編が今年のせかいのおはなしかいの最終公演になりましたが、第1部よりもさらにお客さんが増えて、約80名もの皆さんに参加していただきました。1部の頑張りでフェスティバル会場で評判が広まったことと、そして、お二人の民族衣装の華やかさや笑顔に目を引かれて会場にどんどん人が集まってきたことが集客につながったのではないでしょうか。
たくさんのご来場、本当にありがとうございました!
子どもたちと、そして、たくさんの世界とつながることができて、とても思い出深い一日になりました。


