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日本文化学科のブログ

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【国文学科時代のOBの皆さんが立ち上げた沖縄伝承話資料センターが創立20周年を迎えました!】

イベント
沖縄国際大学名誉教授である遠藤庄治先生のゼミ生を中心に、国文学科時代の卒業生が立ち上げ、運営をしている、NPO法人沖縄伝承話資料センター。沖縄の民話・昔話の保存と伝承を目指して2006年に設立され、今年の3月20日で20周年を迎えることになりました。

2026年3月20日、沖縄国際大学厚生会館4Fホールをお借りして、20周年をお祝いする「20周年記念式典・祝賀会」が開催されました。
センターの創立日は、遠藤先生がお亡くなりになった命日にも当たります。
生前の遠藤先生とご交流のあった、小澤俊夫先生からのビデオメッセージも上映されました。

祝賀会では、西岡敏先生の乾杯のご挨拶があり、西岡先生がセンターの事業として取り組んだ、沖縄県立博物館・美術館の事業である「うちなー民話の部屋」のご紹介がありました。、沖縄県立博物館・美術館は、沖縄国際大学の国文学科時代の学生たちが、遠藤先生のご指導の下で、1973年から1990年代末にかけて取り組んだ民話調査の音声を収録したカセットテープを素材として、共通語での語りなども加えたアニメーションを公開しています。西岡先生は、カセットテープに収められている音声のテキスト化の作業を担当されたそうです。

アニメーションは以下のサイトから閲覧できますので、ウチナーの民話と県内各地のしまくとぅばをお楽しみください。
https://okimu.jp/museum/minwa/



センターの理事の一人を務める山口先生も祝賀会の最後に登壇され、遠藤先生との思い出をお話しされました。
「遠藤先生とは、私が1999年に着任して、3年ほど、同じ学科の教員としてのお付き合いがありました。私が着任したころは、遠藤先生は県内での民話調査をほぼ終えられて、集めた民話をどう地域に還していくか、を考えておられました。沖縄の民話は、観光資源になりやすい伝説は残りますが、子ども向けの昔話はなかなか残らないという問題があります。遠藤先生は、子ども向けの昔話を紙芝居にして、デジタル化して、CDにして児童館や学校に配る、ということを考えておられて、私がたまたま情報科目を担当していた関係で、遠藤先生の授業のお手伝いをすることになりました。その授業は遠藤先生が退職された後、私が引き継いでいまして、いまはCDではなく、YOUTUBEでアニメーションを公開しています。かれこれ、25年ほど続けていて、アニメ化した作品数は150を超えました。昨日はちょうど沖縄国際大学の卒業式だったのですが、学生たちに在学中の思い出を振り返ってもらうと、沖縄の昔話をアニメにした授業が一番面白かった、という感想もよく聞きます。遠藤先生は日本文化学科にたくさんの財産を残してくださったなぁと、今日の祝賀会を通して改めて感じました。」



参加者による1分間スピーチの時間には、1年生の「プロジェクト演習」の授業で、遠藤先生が残してくださった「民話劇・鬼慶良間」のご指導をいただいている佐渡山美智子先生も登壇され、国文化学科時代の遠藤先生とのエピソードのご紹介もありました。





祝賀会の最後には、日文卒業生で、八重山うた大哲会会長であり、琉球民謡音楽協会師範でもある伊藤幸太さんのご挨拶と三線の演奏によるカチャーシーで大いに盛り上がりました。
これからも、30周年、40周年と、卒業生の皆様と沖縄国際大学日本文化学科がつながっていくことを願っています。